OTHER 2024.10.29

スペシャルコンテンツ!
3周年を振り返る
編集部座談会第3弾

SHIMA-Omoiはおかげさまでサイト開設から3周年を迎えることができました。編集部に新しいメンバーが2人加入し、初めてイベントに出展して直接お客さんに離島の魅力を伝えたりと新しい取り組みを行ったこの1年を振り返る座談会を開催。Shima旅ロケの秘話やおもしろかったエピソード、イベント出展などデジタル発信を超えたSHIMA-Omoiの活動への想いなど盛りだくさんの内容です!

SHIMA-Omoi編集部
日本にある有人離島の情報を発信するSHIMA-Omoi編集部。250島以上の離島情報の収集・発信のほか、特集の取材・撮影のために多くの離島を訪れている。
SHIMA-Omoi編集部に参加して、
初めてのShima旅はどうだった?

宮本:SHIMA-Omoiのプロジェクトに参加して、初めて2人はShima旅に行ったけど、実際に行ってみてどうだった?

荒川:私は対馬と壱岐島に行ったんですけど、対馬は観光客が日本人よりも韓国人の方が多かったんです。看板とかメニューがハングルでも書かれていたり、韓国語を学べる体験や韓国っぽい建物があって、日本なのに韓国にいるみたいでした!

鈴木:国境の島だ、って感じたよね!壱岐島から行ける辰の島っていう無人島に行った時に、韓国語で書かれたペットボトルとかのゴミが流れ着いててびっくりしたなぁ。

宮本:やっぱり近いから韓国とか中国のゴミが漂着するんだよね。対馬からだったらフェリーで釜山まで2時間半くらいで行けるし。実は長崎空港から対馬に行く時に2便も欠航した時、1回韓国行く?ってなったんだよね。

鈴木:流石にパスポートなかったから無理でしたけど。笑  福岡行って対馬行くっていうのも候補にありましたよね!壱岐島行きの飛行機取ってちょっとだけ壱岐島撮影してからフェリーに乗って、結局夜に対馬着いたんです。

荒川:陸続きじゃないからすぐ行ける場所じゃないんだなぁって。これぞ離島の旅って感じがしました!

宮本:予想外のことが起こるっていうのも島旅の醍醐味だよね、冒険気分で!

鈴木:本当にそうですよ~。豊砲台跡っていう実際は使われなかった要塞の廃墟に行った時、前日の雨で地面が水浸しで天井から水が垂れる音も少し怖かったんです...。そしたらカメラマンさんが「なんか声が聞こえた!」っていってきたのですごいびっくりして1回入口に戻っちゃいました。笑 けど旅の道中何が起こるか分からないのもおもしろかったですね。

南:私は礼文島と利尻島に行って、離島が好き!って思いました。島に着いて1番最初に行った姫沼が神秘的で一瞬にして心を奪われたんです!静かな原生林に囲まれていて鳥のさえずりが聞こえたり、澄み切った沼の湖面には逆さ利尻富士が映っていました。寒い地域の景色って感じで、スイスっぽいねってロケチームで話してました。

宮崎:南さん、歩いてる時もぼそっと「礼文も利尻も、すごい好きです」っていってたよね。笑 「食べ物も好みのものが多くて合ってる」って。

宮本:そうそう。南さん、ウニ丼食べた後もお土産ショップでウニ見つけて1人で隠れて食べてたのおもしろかったなぁ。1貫2,000円するやつ、もう1貫食べようとしてたし!

南:これは食べないと後悔する!って思って。笑 あのウニのおいしさを忘れたくなくて帰ってからウニ食べてません!実は、ウニだけじゃなくて昆布にも目がなかったんです。いろいろなショップで昆布見つけるたびに買ってました。乾燥昆布、とろろ昆布、おしゃぶり昆布とか。利尻・礼文に行ったことがある祖父母から色々お土産を頼まれてて、たくさん買ったのに「足りない!」っていわれました。笑

宮本:南さん伝説の名言「昆布はなんぼあってもいいですからね」が生まれたんですよ。笑 
今回はカメラがテーマのShima旅だったけど、すごい撮ってたよね?

南:本当に楽しかったんです!自分の見た景色をスマホじゃなくてフィルムカメラに残したいな~って思って撮らなきゃ!って気持ちになりました。宮崎さんに「フィルムって限りあるから~笑」って止めてもらえるまで、夢中になって撮ってしまっていましたね。

宮崎:どんだけ撮るんだよ!って思ってた。笑 けど撮った写真全部いい感じだね!

島の雄大な自然に感動! 今後のShima旅に期待が膨らむ

宮本:どっちの島も満喫したってことやね。
2人にとってほぼ初の離島旅行だったと思うけど、来年はここ行きたい!っていうところある?宮崎さんは当初からいっていた礼文島についに行けたよね。俺も国境離島に行くのも実現したし!

荒川:私は星が綺麗な島に行きたいです。対馬行った時にすごい星が綺麗だなぁと思ったんですけど、宮本さんに「ほかの島はこんなもんじゃない」っていっていただいて、満点の星空を見たい気持ちが強くなりました。今回行った対馬・壱岐島が割と都会だったので雄大な自然が見られる島に行きたいなぁ。

南:雄大な自然が見られる場所っていいよね。私は、島根県の隠岐の島に行きたいです。ユネスコ世界ジオパークに登録されていて神社もたくさんある神秘的な島、すごい心惹かれます...。

宮本:俺もかなり隠岐島可能性高いと思ってます。島後や中ノ島、知夫里島などの隠岐諸島を巡る、アイランドホッピングをするのも良さそうだよね。

じゃあ、初めてShima旅に参加した2人は、まだ離島に行ったことがない人や興味あるって人に伝えたいことはある?

南:離島は独自の文化が根付いていて、手付かずの自然が残っていたりと日本にこんな場所あるんだ、海外旅行している気分だなって思ったので非日常感を味わいたい人に離島をおすすめしたいです。飛行機やフェリーなどに乗って時間かけて行くっていうのも外国へ行くみたいな気持ちで移動中もワクワクするんです!

荒川:すぐに行ける快適な旅行もいいけれど、手間をかける旅もいいですよね。私は「島時間」を楽しんでほしいと思います!天気や海の影響で島に到着するのが遅くなって予定が崩れてしまったり、反対にホームページや雑誌には載ってないことに偶然出会えたり。今回は取材予定があったのでスケジュールをしっかり立てたけど、スマホに頼らずプランをあまり立てずゆったり過ごしたいなと思いました。

宮本:たしかに、1周年の座談会でも話してたけど、ご飯とか決めずに島の人たちにおすすめを教えてもらったりするのもいいよね。それぞれ島の楽しみ方を見つけられたと思うので、多くの人にその楽しさを知ってもらえるようにこれからも発信していきましょう!

3年目の新プロジェクト
イベント出展は学びがいっぱい

宮本:新メンバーが加入しただけじゃなくて、今年新しく始めたこととしてロハスフェスタへの出展があったよね。今まではWEBやSNSなどのデジタル配信だけだったのをリアルに伝える機会としてイベントに出たんだけど、実際やってみてどうだった?

南:SNSを通じてリアクションとかいいねはいただいていたけど、SHIMA-Omoiをこのイベントで初めて知ってくださる方がたくさん興味持ってくれたのがうれしかったです!出展者さんも話しかけてきてくださることもありましたし!

荒川:離島のことを文章や画像だけじゃなくて自分たちの言葉で伝えられたのが良かったですよね!私は4月に入社してSHIMA-Omoiや離島のことをほとんど知らない状態だったんです。私より島を知っている方とお話しさせてもらって情報をたくさん得ることができましたし、その情報をほかのお客さんに話したり、先輩たちが伝えていることを聞いたりと、離島を学ぶ機会になりました。

宮本:お客さんにSHIMA-Omoiを知ってもらうだけじゃなくて、俺たちも離島についてより知識が深まったよね。
春のイベントはみんな初めてで分からないことも多かったけど、次開催する秋のイベントでは何か目標とかある?俺はInstagramのフォロワーを500人増やしたい!あとは前回SHIMA-Omoiがもっと広がるような出会いがいろいろあって、そういうつながりもあればいいなと思ってるんだよね。

南:たしかに、いろいろな人と出会えるのがイベントのいいところですよね。今回2回目なので「前回も出展してたよね!」って認知してくださってる方に1人でも会えたらいいなと思います!

荒川:私はちょっと反省している部分があって...。島アロマルームスプレーづくり体験の時、作り方やアロマオイルの香りを説明する中で島の説明はあまりできなかったんです。話を聞くだけより体験する方が記憶にも形にも残るから、次は島の情報も伝えながら体験してもらえるようにしたいです!

鈴木:私も、離島ビールを配るのに必死になって、離島ビールの背景とかビールづくりの部分までは説明できなかったんだよね。ありがたいことにたくさんの方が並んでくださって。だけど、今回は人数を絞ってコーヒー焙煎っていう講座っぽいことをするので、離島コーヒーの説明や作っている人たちの想いを伝えられたらいいな。

宮崎:口頭で伝えるのって難しいよね...。けど、みんなの「離島のことを知ってもらいたい」って「島を想う」気持ちが伝わってきたよ!それに私たちの強みは制作会社が自社メディアとしてやってるから魅せ方を上手にできていることだよね。私たちが作った、SHIMA-Omoiや島の情報が載った配布物を渡せてる時点でPRできたと思う!前回よりもイベントのことを分かってるからうまくできると思うし、みんな春からの半年で島を想うこともますます増えたと思うので、またパワーアップするんだろうなって気持ちでいる!

宮本:そうだね。これからWEBも強化していこうと思うし、直接伝えられるイベントも継続していこうと思います。日本だけじゃなくて全世界にも知ってもらえる機会になる、2025年の大阪・関西万博出展もめざして頑張っていきたいね!

アイデアは無限大!
今後SHIMA-Omoiでやりたいことは?

宮本:3年目はさらにできることが増えて新しいことにチャレンジしたけど、今後SHIMA-Omoiでこんなことしたい、ってことある?

鈴木:私は去年から宮本さんと話していた、島でフェスを主催したいですね。島を知ってもらえて、来てもらうきっかけにもなると思うので、実現できたらなぁって思います。

荒川:私は島留学が気になってます。数日から1年とか、島で生活して働いて、それを定期的に発信できたらいいなぁ。移住したい人の参考にもなったり、いろいろな目的を持った参加者や島の人たちにもSHIMA-Omoiを知ってもらえるきっかけになると思いました!それに離島で生活したことがないので本当に島を理解するなら住んでみないと!って。あとは自分だけじゃなくて島留学している人を長期的に取材させてもらったり、SHIMA-Omoiを通して発信してもらうのもいいかなと思っています。

南:私も島に直接行って活動することができたらいいなって考えていて、キッチンカーを走らせるのもいいなと思いました!Shima旅やコーヒー特集の時に取材の協力を電話やメールなどでしたんですけどやっぱり私たちがどういう活動をしているのかが伝わりにくくて...。けど実際に私たちが島に行って活動内容とか話すとすごく喜んでもらえることも多かったんです。キッチンカーがあれば観光業がメインじゃない島に行く機会にもなるし、食を通して島の人たちと相互のコミュニケーションが取れて、よりSHIMA-Omoiから伝えられる情報が増えるんじゃないかなぁと思ってます。

宮本:ひとりは留学、もうひとりはキッチンカーで島を回ると。2人とも大阪から出て行きたいのね。笑
けど俺らも制作会社の域を超えてきてるし、そういうのも全然いいと思うよ!ただの観光サイトじゃないから、離島のいろいろな側面を伝えられたらいいよね。離島って閉鎖的な一面もあるから、SHIMA-Omoiが媒介して違う島同士の交流も生み出せるんじゃないか、とか本当にやりたいことはどんどん増えてるんだよね。4年目はもっとSHIMA-Omoiをパワーアップさせる予定なのでみなさん応援よろしくお願いします!

〈完〉