
未来の子どもに綺麗な地球を残す
『ロハスフェスタ』への出展
~編集部レポート~
2024年4月26日(金)~29日(月)に大阪の万博記念公園で開催された『ロハスフェスタ万博 2024春』。850以上の店舗が出展し、12万人以上が訪れる大規模のライフスタイルイベントです。緑豊かな会場には、環境や体へのやさしさにこだわった温もりある手作りフードや雑貨、ワークショップなどのブースがありました。また今回はSHIMA-Omoiのブースが初登場!4日間出展したレポートをお届けします。




エコな暮らしを考える
『ロハスフェスタ』
ゴールデンウィークに鮮やかな緑の芝生が広がる広場で、環境にやさしいライフスタイルをテーマにしたイベント『ロハスフェスタ万博 2024春』が開催されました。2006年から始まったロハスフェスタは今年で19年目。大阪から始まり、今では東京や広島など各地で開催される大規模イベントになりました。みんなの「小さなエコ」への取り組みが、未来の子ども達へきれいな地球を残すための「大きなコエ」になることを願って、さまざまな取り組みを行っています。ロハスフェスタのプログラムやそれぞれのブースで掲げているのは、持続可能な暮らしを実現するための目標であるSDGs。SHIMA-Omoiは「離島の魅力を伝えて島の未来に貢献したい」という想いのもと7つのゴールを掲げ、出展することを決意しました。初めてのイベント出展ということで、メンバー全員で協力しながら試行錯誤した日々。コンテンツ決めや商品選び、島や商品の魅力を伝えるPOP作りなど、多くの人に知ってもらいたいという気持ちを胸に準備しました。
イベントを通して伝えたい想い
離島や各島の取り組みについて知ってもらおうと、SHIMA-Omoiブースでは3つのコンテンツを用意しました。1つ目は離島産グルメの展示コーナー。商品ごとにQRコードから購入できるカードを設置しており、島に移住した若い人たちが後継者不足の問題を解決するために生み出した商品など、各島の問題についてもお伝えしました。2つ目は2種類の離島ビールの飲み比べ。魚に合うビールや、島の特産物を使ったビールなど地ビールならではの珍しい味に惹かれ、購入したいという声も多く聞かれました。3つ目は島アロマを活用したオリジナルアロマのルームスプレーづくり。廃棄対象の果物の皮を使った精油などのアロマを用意し、フードロスに関心がある方にもたくさん参加してもらえました。ロハスフェスタに来場される方は積極的で、自ら話しかけてくださる方が多かった印象です。最初はビールを飲むためだけに来たというお客さんが、可愛らしいパッケージをきっかけにどこの島産なのかを尋ねてくださったり、「ここ行ったことある!」「友達がこの島出身なんです!」とご自身の島についてのエピソードを教えてくださったりと情報交換の場となりました。直接お話できたり、離島の商品を手に取ってもらうことができ、もっと近くに島を感じられるようなコンテンツづくりを続けていきたいと強く思いました。





離島とのつながりを感じてほしい
普段はwebサイトやSNS内で離島の情報を発信しているSHIMA-Omoi。今回は、一方的ではない相互のやり取りがあったことで、初めて感じる気づきがありました。最初に興味を持ってくださるのは、オシャレな見た目のスイーツやお酒の瓶など。「若い生産者さんが作っていて、見た目にもこだわられているんですよ」と伝えると島を活性化させようとしている若者に感動される方もいらっしゃいました。実際に島を訪れたり、アンテナショップなどでお土産を買ったことがある方でも、生産者さんたちの想いまで深く知ることは難しい状況だと感じることも。海に囲まれた日本にはたくさんの島があり、多くの島が活性化のために活動していることを伝えることが私たちの役目だと再認識しました。気になってくださった商品や島についてじっくり話せるタイミングもあり、より深く理解していただけたと思います。そして各離島ショップの購入サイトへ飛べるQRコードを読み込むことで、離れた場所から島を応援したり、島とつながることができるのを実感していただけました。また、出展者さんがSHIMA-Omoiに興味を持ってくださり、離島産のグルメを使っておもしろいものを作りたい!とお話いただけて、新しいことが始まりそうな展開も。このように、ロハスフェスタはそれぞれの想いがつながる場でもあることを身にしみて感じました。
離島に想いを馳せる場づくり
来場された方も出展した方も、みんなの心が豊かになるウェルビーイングなロハスフェスタ。さまざまな人たちとの交流の中で、離島のことだけではなく私たちの活動への想いも知っていただけて嬉しく感じました。「離れていてもつながれる」を体現できるよう、SHIMA-Omoiを通して島に住む人や生産者の方をもっと近くに感じてもらい、島を色づけたいと、より強く感じた4日間。今後も島を想う人との双方向的なコミュニケーションが取れるイベント出展を続け、離島の魅力だけではなく、離島が抱える問題も多くの人に伝えていきたいです。未来の子どもたちに美しい自然を残し、持続可能な離島の実現に貢献していけるよう、SHIMA-Omoiは引き続き活動していきます。

