Kumejima OKINAWA

球美の島で癒される
記念日のご褒美旅

久米島 沖縄県

夏のシーズンを外して
のんびりと離島を満喫

夏場に透き通った海でマリンレジャーなどを満喫するのも島旅の魅力ですが、のんびりと離島の空気感に癒されたいという方には、旅行者が多い夏シーズンを外すのがおすすめ。今回は、全国を旅する動画が人気のYouTubeチャンネル「ぼん旅」を配信しているかずまさんが、いずさんへの感謝の気持ちを込めて結婚記念日のご褒美旅を企画。久米島(沖縄県)のオフシーズンを満喫しました。

沖縄県・久米島の地図

那覇からのアクセスも便利
美しい景観はもちろん
車海老など海産物も豊富

久米島は、沖縄本島那覇市の西方約100kmの東シナ海に位置し、島全体が県立自然公園に指定。古くから琉球列島の中でもっとも美しい島として「球美の島」とも呼ばれてきた。那覇空港から飛行機で約30分とアクセスも便利で、「日本の渚百選」に選ばれたイーフビーチや、サンゴでできた真っ白な砂とコバルトブルーの海とのコントラストが美しい砂州・ハテの浜など見どころもたくさん。全国一の生産を誇る車海老など海産物も有名。

今回の旅人・ぼん旅

ぼん旅
かずま・いず

夫婦で日本中を旅する人気YouTuber。車中泊で各都道府県を旅するシリーズや、ご当地の特産品・グルメ巡り、キャンプ動画などを配信。いずさんが離島好きということから、離島に関する動画も多数。

Scenery

幻想的な離島美に触れ
ゆったり優雅に過ごす

非日常がそこにある贅沢

 久米島へのご褒美旅でひとつ目のギフトは、何といっても美しいロケーション。その美しさが「東洋一」ともいわれるハテの浜やコバルトブルーの海が特徴のイーフビーチのほか、豊かな自然に包まれて癒されるスポットがたくさん。日中はもちろん、辺りを黄金色に染めて海に沈んでいく夕日や満天の星空まで、時間の経過とともに移りゆく離島美を満喫できる。また、ビーチサイドにあるリゾートホテルでの宿泊は、特別な時間を更に至福なものへと演出してくれる。

Breathtaking View Spot

離島ならではの
絶景に感動!

時間の経過とともに
移りゆく自然美に浸る

その美しさから「球美の島」と称えられる久米島を訪れたなら、季節を問わず絶景スポットは欠かせない。全長約800mの半自然の洞窟である「ヤジヤーガマ」は、数万年前から存在する古代洞窟で、多くの生き物や島の先祖の精霊たちが住まうパワースポット。そのほかにも、標高310mの高所から圧巻のパノラマが眼前に広がる「宇江城城跡」、自然が作り出した亀の甲羅そっくりの奇岩郡「畳石」など、都会では体験できない絶景が広がっている。

夕景スポットとして有名なのが、久米島の西側に位置する「シンリ浜」。久米島空港から車で数分の場所にあり、白い砂浜とエメラルドグリーンのビーチ全てが茜色に染まる

静かな時間に癒やされる
大人のリゾートホテル

Resort Hotel

結婚記念日のご褒美旅だから、宿泊は大人の雰囲気を演出してくれるリゾートホテルを選択。久米島空港からほど近い西海岸に佇むサイプレスリゾート久米島は、目の前に壮大で美しい海が広がるラグジュアリーホテル。水平線とプールの水面が溶け合うインフィニティプールがあり、シンリ浜沿いの夕日を眺めることができる。久米島産の食材をふんだんに使用した食事メニューも好評なので、隠れた楽園で過ごす究極のリゾートライフを楽しんで。

記念日にピッタリの
素敵なホテルね

静かにゆっくりと過ごすための大人な空間では、大切な記念日を素敵に演出するオプションも相談可能

Activity

体験が一生の宝物に
大人のアクティビティ

島の伝統と魅力にふれる

 初めての場所に訪れたら、古くから受け継がれてきた伝統工芸など、その土地ならではの魅力を体験したい。久米島には、国の重要文化財に指定されている久米島紬のほか、久米島の土を使った陶芸(やちむん)、琉球ガラスなど、オフシーズンでも体験できるアクティビティが豊富。今回は、畑で収穫体験をした島の野菜を使っての朝食を味わった後、久米島紬と琉球ガラスでオリジナルアイテム作りに挑戦することに

Breakfast

広々とした
庭での朝食は
最高♪

島の野菜を収穫体験
お庭でゆったり朝ごはん

今回は沖縄ならではのドラゴンフルーツを収穫体験。「K’s Gareden」では、そのほかにも沖縄のおやつ作りや島食材のお料理体験など様々な体験プログラムもご用意

一棟貸しの宿泊施設「島の家・おかえり」の隣にある畑で、その時々の島の野菜やフルーツを収穫体験。「K’s Gareden」では、自身が収穫した食材を用いて女将さんが作ってくれた朝食を、開放的な庭で味わうことができる。朝食は季節にあわせたメニュー構成で、収穫野菜サラダ、ジューシー(沖縄の炊き込みご飯)、アーサスープなど久米島の家庭料理が味わえて、お一人様1,200円(要予約・前日まで)。

久米島の伝統を感じながら
オリジナルのアイテムを

Kumejima Tsumugi

いい感じに
できるかなぁ~

15世紀の後半から500年の歴史を受け継ぐ「久米島紬」。久米島が紬の発祥の地で、沖縄本島を経て日本全国に伝わったといわれている。蚕から採った真綿で作られ光沢ある風合いが特徴の久米島紬の染め織り体験ができるのが「ユイマール館」。施設では、久米島紬の歴史が学べるほか、コースター・バンダナ・ショール(大・小)から選んで体験できる。染め体験の絵柄はオリジナルで、色も選べるので、自分だけのアイテムが完成!

デザインセンス抜群のいずさんが作ったバンダナ。宇宙をイメージしたデザインになっているんだとか!このショールは公式Instagramで読者にプレゼント

色鮮やかな琉球ガラスで
好みのアクセサリーを

Ryukyu Glass

アクセサリー
作り体験

3,000円

ステキな思い出に
なりました~!

美しい久米島の海を眺めながら、自分だけのオリジナルアクセサリー作りを体験できる琉球ガラス工房「瑠璃蛍」。色鮮やかな琉球ガラスの欠片から好みの色と形をチョイス。半田ごてなどを使ってオリジナルアクセサリーに仕上げることができる。ぼん旅夫妻は、結婚記念日にあわせてネックレスを選びましたが、好みでストラップやキーホルダー、イヤリング(ピアス)にすることも可能。工房では、アクセサリーのほか、キャンドルスタンド作りもでき、泡盛の廃瓶などをアップサイクルした琉球ガラス製品の展示•販売を行うギャラリースペースも用意している。

Relaxation

究極の癒しコースで
日頃の疲れを吹き飛ばす

身も心もリフレッシュ

 いつも頑張ってくれる大切な人へのご褒美旅だから、日頃の疲れを思う存分取り除いてもらいたい。そこで、3つ目のギフトとして久米島での究極の癒しコースをプレゼント。まずは、イーフビーチで行うサンライズヨガで、心と身体のバランスを調整。デトックス効果が高いハーブテントとアロマトリートメントの相乗効果で究極の癒しを癒しコースの最後は、久米島初のブルワリーで作られたこだわりのビールで乾杯しよう

Outdoor Yoga

整ってる
感じがする!

忙しい日々を忘れて
自分と向き合う時間

久米島観光のコンシェルジュとして、様々なツアーを企画している「久米島とりっぷ」。その中でもおすすめが、美しい海を前に波の音を聞きながら行うヨガ。朝日を眺めながらのサンライズヨガや辺りがオレンジに染まる幻想的な雰囲気に包まれてのサンセットヨガ(どちらも2,500円)のほか、日中に行うデイヨガ(1,500円)と実施時間を選ぶことができるのも嬉しい(所要時間約60分、要予約)。ストレスで崩れた心と身体を整えて!

島の隠れ家サロンで
デトックス&リフレッシュ

Detox And Refresh

久米島でのリラクゼーションとして人気なのが、隠れ家サロン「Relaxation&Beauty EEF SHORE」。皮脂腺からでる汗がデトックス効果抜群のハーブテントは、その他の施術との相乗効果がアップ。特に人気なのが、こだわりのオーガニックアロマオイルを使用したアロマトリートメントと頭痛や首肩の凝りをほぐしてくれるリフレッシュヘッドマッサージ。日頃の疲れやレジャー後のリフレッシュにぜひ利用してみて。

サラサラの汗は
天然の美容液なんだって!

イーフコンドミニアム久米島内に2023年に移転オープンしたリラクゼーションサロン。要望に応じてアロマトリートメントやフェイシャルなど組み合わせは自在

Kumejima Beer

癒しの1日の締めは
離島ビールで乾杯

1日の最後に
カンパ~イ!

久米島での癒しの最後は、久米島初のクラフトビール醸造所である「Brewery Tumugi」へ。醸造所と併設してビアバーがあり、久米島産パッションフルーツを使用したトロピカルエールネクストやアーラ浜の夕日をイメージしたイリフィ(入り日)エールなど、できたてのクラフトビール5種と手作りのおつまみが楽しめる。ビールの種類を好みでチョイスできる3種のみくらべ(各200ml)は1,400円とリーズナブル。

固有種のホタルが生息するなど水に恵まれた久米島で栽培された、果実やサトウキビ、ハーブなどの島の恵みを活かして、ひとつずつ丁寧に手作りしたクラフトビール

Gourmet

絶品メニューが満載
離島グルメに舌鼓

久米島を食べ尽くす

 島旅で外せないのが、何といってもご当地グルメ。黒潮の流域にある久米島は、魚が豊富で新鮮。特に全国一の生産を誇る車海老は久米島の特産物。島内には車海老を使ったメニューを提供する店舗があるので堪能したい。そのほかにも、海沿いにあるオシャレカフェや地元料理を堪能できる居酒屋など、久米島は食の宝庫。また、ミネラル成分を多く含んだ海洋深層水も久米島の特産で、ソフトクリームなどで味わうことができる。

Japanese Tiger Prawn

久米島産の車海老を
多様なメニューで堪能

黄色いコンテナが目印の「YUNAMI FACTORY」は、地産地消をテーマに久米島の食材を使用したメニューを提供する人気のカフェ。ハンバーガーや各種ドリンクなど地元の人も気軽に利用するカフェで、観光客に人気なのが、久米島産車海老を使用したガーリックシュリンプ(プレートは2,500円)。1年かけて完成させたオリジナルガーリックオイルは、シークワーサーとニンニクの割合が絶妙で、車海老の味を引き立ててくれる。

車海老そば

1,400円

「ゆくい処 笑島」では、車海老を丸ごと味わえる濃厚沖縄そばを堪能。車海老ペーストを使用したダシはコクがあってまろやか。モチモチ麺とシャキシャキもやしも絶妙。時期によっては、脱皮したてで殻ごと食べられる「やわら車海老」が乗っていることも!

旨!
これヤバイです!

海沿いの絶景カフェで
お腹も心も満たされる

Seaside Cafe

雰囲気抜群のオシャレカフェ「BACKSHORE RANCH」では、島の素材を使用した美味しいイタリアンを味わうことができる。おすすめは、島野菜とベーコンのペペロンチーノ1,320円と久米島産ミニ車海老入りのガーリックシュリンプピザ1,850円。沖縄県産の黒糖を使用した黒糖レアチーズケーキ583円などのスイーツも豊富なので、ランチでもカフェ利用でも、美しい海を眺めながらのんびりくつろいで!

海沿いにある店内には、テーブル席、カウンター席を完備。店内の大きな窓からは綺麗な海を眺められる

女子ウケする
雰囲気で
料理も最高♪

HATENOBLUE ソフトクリーム(コーン)

550円

HATENOBLUE ソーダフロート

660円

海洋深層水に直に触れられたり、海洋深層水を使って仕込んだビールやその他メニューが味わえる「くめじまーるCafe」。海洋深層水を使用しているほんのりと青いソフトクリームが人気。そのほかにも、ゴーヤや海ぶどうなどを使用したピザなどのメニューもあり、青いシラスとチーズのピザ「Blueくめじまーら」880円が見た目にインパクトもあっておすすめ。海洋深層水関連の商品も販売しているのでお土産にもどうぞ。

Okinawan Food

これぞ沖縄の味がズラリ
泡盛片手に味わいたい

沖縄に来た感
満載!

沖縄の離島に来たからには、沖縄料理を一度は味わいたいですよね!そんな方は、海産物、寿司、久米島そば、沖縄料理など、バリエーション豊富なメニューが味わえる「海鮮味処 亀吉」へ。「ざるもずく」は、特製の胡麻だれが相性抜群。店内には座敷もあり、ゆったりとくつろぎながら久米島の特産である泡盛を片手に、THE沖縄料理を思う存分堪能できる。

アーサ天や海ぶどう、ゴーヤチャンプルなど、これぞ沖縄料理というメニューがバリエーション豊富に揃っているのが嬉しい!

旅の思い出に

久米島のお土産を購入したいなら、サトウキビ畑に囲まれた小さなお菓子屋さん「Cercle」がおすすめ!関西のケーキ屋で働いていたオーナーの吉永さんが島に移住。知人のために焼いていたケーキが口コミで広がり、島民からの要望に応えて2015年に開業。今では久米島で人気のスイーツ店に!

久米島で「リボンの付いた贈り物」が買えるお店が欲しいという想いから、季節ごとに色とりどりのスイーツを用意。久米島から帰る時は、セルクルのお菓子を連れていこうと思ってもらえるようにと試行錯誤して作った焼き菓子が人気!

UMU YA-CHI
(ウムヤーチ)
(20枚+1枚入り)

2,400円

UMU(芋)YA-CHI(焼き物)という沖縄の方言を使ってネーミング。焼き芋を食べているような濃厚なクッキー

Pineapple Sanpin Ball

700円

パイナップルと沖縄で長く親しまれてるさんぴん茶の茶葉を生地に練り込み、香り華やかにひとくちサイズに焼き上げたクッキー

旅を終えて

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食べて、体験して、癒されて
こんなにゆったり充実した島旅は初めて!?
オフシーズンも楽しめる久米島ご褒美旅

「今までは車中泊や長距離ドライブなど過酷な旅が多かったんですが、今回は結婚記念日を祝うご褒美旅として、食べて、体験して、癒されてと久米島を存分に満喫することができました」と喜んでくれたぼん旅夫妻。夏に訪れるイメージが強い離島への旅行。マリンレジャーを除けば、夏のシーズンを外した方が利用者も少なく、ゆったりと過ごせてコスト的にもとってもお得。特に久米島は、島の景観や各種体験、リラクゼーション、グルメと楽しめるポイントは多いので、夫婦やカップルでのんびり過ごす大人の旅はもちろん、友達同士やグループでの慰安旅行としても最適。夏とはまた違った離島の魅力に出会えるオフシーズンの島旅を一度検討してみて。久米島なら楽しいこと間違いなし!

取材協力