透明度抜群!
離島ダイビングに
おすすめしたい島4選
太平洋・日本海・南シナ海など、さまざまな海域に囲まれている日本。そんな日本に点在する離島では、都会で見られないような透き通る海を楽しむことができます。今回は、美しい海とそこに潜む生き物たちと出会えるダイビングにおすすめの離島をご紹介。初心者はもちろん、上級者におすすめのスポットも紹介しているので、お気に入りの離島を見つけてみてください。
小笠原のボニンブルーを求めて
東京都から南へ約1000km、船で24時間かけて到着する小笠原諸島。多くのダイバーが憧れる小笠原は「ボニンブルー」と呼ばれる濃い青色の海が特徴で、1年を通してあらゆる生物に出会うことができます。生物に限らず、地形や沈船、砂地や無人島のエリアなど潜れるポイントも豊富。ちなみに僕が潜ったのは、春の母島。ダイビング中は終始クジラの鳴き声が水中に響き渡り、透明度の高さと魚影の濃さに圧倒されました。海から上がる直前に、ザトウクジラの親子と遭遇したときの感動は、今でも忘れられません。ダイビングの後には、陸のツアーなどで世界自然遺産を体感するのもおすすめです。小笠原旅では、往復の船や宿、アクティビティなどで、長時間他の人と行動を共にします。最低でも5泊6日の旅になるので、ここでの出会いがまたひとつ大切な思い出になるでしょう。
与那国島でドリフトダイビング
一般的に春から秋が沖縄のダイビングシーズンですが、与那国島は冬から春にかけてがベストシーズン。水深が深く潮の流れも早いため、難易度が高いダイビングスポットとして知られています。そんな上級者向けのポイントだからこそ見られるのが、ハンマーヘッドシャーク。その日のコンディションやタイミングによって遭遇できる確率は変化しますが、迫力満点のハンマーを狙って日本の最西端まで訪れる人も多いのだとか。一方夏には透明度がグンと上がり、バラクーダなどの回遊魚の群れや、海底遺跡ダイビングを楽しめます。ダイビング終わりには、日本で最後に沈む夕陽を見ながら、泡盛やオリオンビールで乾杯。日本最西端と聞くと遠いイメージがありますが、石垣島や那覇から飛行機で30分〜1時間半で行けるので、案外アクセスしやすい離島でもあります。
日帰りでも行ける慶良間諸島
離島でダイビングとなると、どうしても移動時間が長かったり数日の滞在が必要なイメージがあります。しかし那覇から行ける慶良間諸島は、朝にダイビングを楽しんで、夕方には那覇へ戻ってくることも可能です。「離島ならではの綺麗な海でダイビングを楽しみたいけど、宿泊は便利で賑やかな那覇でしたい」という人や、「沖縄で日帰りの離島ダイビングを楽しみたい」人にもおすすめです。「ケラマブルー」とも呼ばれる青く透き通った海に広がり、色鮮やかな珊瑚礁や生物たちに初心者からベテランダイバーまで満喫できること間違いなし。気軽に世界屈指の美しい海に潜れる魅力的な場所です。もちろん島に宿泊すれば、沖縄離島ならではの雰囲気や島時間も満喫することができます。
隠岐でジオを感じるダイビング
島根県の隠岐諸島は、日本でも9ヶ所しか登録されていない「ユネスコ世界ジオパーク」のひとつです。火山で形成された島々で、豊かな地形を思う存分楽しめるダイビングスポット。その中でも西ノ島は、日本海ならでは青々とした海が魅力で、夏は透き通るような海、秋には魚影がとても豊かになります。火山で作り出された海の中の洞窟にも入ることができ、洞窟の中から眺める水面は美しく太陽が反射し、感動と興奮に包まれることでしょう。またウミウシなどの小さな生物から、イサキの群れやクエなど大物も見ることができます。色鮮やかな魚影というより、身が引き締まった魚たちをたくさん見ることができるので、「今日の夕食ではこの魚たちを食べるのかな〜」と、想像しながら潜るのも面白いかもしれません。
もっと身軽に海を楽しみたい!
持っていきたいグッズ5選
ダイビングを旅のメインとして離島へ訪れるのなら、自分のダイビング機材を持って行くのもおすすめですが、島旅も楽しみたいのならやはり身軽さは大切。そんな時にバックパックに準備しておきたいのが、「マスク」「シュノーケル」「フィン」「マリンシューズ」「手袋」です。ダイビングは難しいですが、ふとした時に気軽に海で素潜りを楽しめます。ダイビング機材より持ち運びしやすく、 海に潜らないとしても「マリンシューズ」や「手袋」があると自然遊びに役立ちますよ。