
島のディープな魅力を満喫!特別な体験が待つ、久米島しまあそびガイド
沖縄県久米島は、美しいハテの浜や新鮮な車海老や海ぶどうなどのグルメが魅力ですが、実はここでしか体験できない多彩なしまあそびが豊富にあります。伝統工芸の体験から収穫&朝食体験、洞窟探索やリラクゼーションまで、非日常的な体験が盛りだくさんです。島の至るところで温かい島人のもてなしに触れることができますよ。
沖縄県久米島町で伝統的に織られている絹織物「久米島紬(くめじまつむぎ)」は、図案、染め、織りの全工程を一人で行い、島の草木や泥で染め上げる伝統の絣柄(かすりがら)としなやかな艶が特徴です。島の北西部に位置する真謝(まじゃ)地区の「久米島紬の里 ユイマール館」では、この久米島紬の織り染め体験が楽しめます。特におすすめなのが、織り染め体験がセットになった「コースター織り&バンダナ染め」コースです。まずコースター織りでは、久米島紬と同じ織り機を使って織り体験を行います。織り機のペダルに足が届く(身長約120cm以上)お子さんから体験できるので、小学1年生ごろのお子さんでも楽しめます。一つひとつ織ることに没頭する時間は、日常から頭を切り替えてリフレッシュできるひとときです。続いてバンダナ染めでは、染めて開くまでどんな色合いになるか分からない楽しさがあります。開いてみると、染め手の個性が反映されていてとても面白いです。ぜひカップルや夫婦でお互いへのプレゼントとして制作してみてはいかがでしょうか?






兼城港フェリーターミナル近くの仲泊(なかどまり)地区にある「琉球ガラス工房 瑠璃蛍(るりぼたる)」では、色とりどりの泡盛の廃ビンなどを再利用した美しい琉球ガラスを使って、様々なガラス細工体験が楽しめます。キャンドルスタンドやランプシェードの制作には前日予約が必要ですが、ネックレスや携帯ストラップであれば当日でも受付可能です。まずは、豊富なバリエーションの中からお気に入りの琉球ガラスの破片を選びましょう。選んだガラスの破片をハンダごてを使って溶かした鉛で囲みます。この作業は少し緊張しますが、集中して行えばあっという間に終わります。一周きれいに覆ったら、ガラスの破片を固定し、金具を取り付けて完成です。手先が不器用な方でも、お店のスタッフが丁寧に教えてくれるので安心です。また、お店のスタッフから久米島の情報を聞いたり、気さくな会話を楽しむこともできます。工房はギャラリーも兼ねており、独特の輝きを放つ琉球ガラスの作品も鑑賞できます。ぜひふらっと気軽に立ち寄ってみてください。
優しいご夫妻、のぶちゃんときょ〜ちゃんが営む「K’s Garden」は、もともと1組限定のお宿と体験を提供していましたが、2022年5月に一棟貸しのお宿「島ぬ宿〜おかえり」をオープンしてからは、体験をメインに提供するようになりました。そんなK’s Gardenでおすすめしたいのが、朝ごはん屋さんと収穫体験です。敷地内に植えてある野菜やフルーツを収穫し、その素材で調理したきょ〜ちゃんの真心こもった料理を楽しめます。事前予約をすれば、宿泊していないお客さんも利用可能です。綺麗な芝生のガーデンに置かれた机と椅子で、久米島ならではの朝の味覚を堪能しましょう。提供されるお料理は、久米島の家庭料理です。旬の野菜サラダ、だし巻き卵、ゆし豆腐やサーターアンダギーなど、どんな内容がいただけるかはその時のお楽しみ!特に、琉球地方の伝統料理であるジューシー(炊き込みご飯)は、素材の美味しさが絶妙なバランスで溶け込んだ一杯です。また、沖縄のおやつ作り(サーターアンダギー・紅芋スイーツ)、グルクン釣り(宿泊者の方限定)、アダンの根っこで筆づくりなど、さまざまな体験が用意されています。複数プログラムを予約して体験尽くしの島旅を楽しむのもおすすめです。






久米島空港からほど近い「ヤジヤーガマ洞窟」は、のどかな田園風景に突然現れる大きな洞窟で、自然の神秘とエネルギーを感じることができます。まるでRPGの世界を思わせる入口を進むと、全長800mの鍾乳洞が広がり、探検が始まります。洞内は真っ暗な空間なので、懐中電灯を持参して個人で訪れることもできますが、ヤジヤーガマの成り立ちや歴史をもっと深く知るためにも現地ガイド付きの体験ツアーがおすすめです。洞窟内では、光を当てると黄金色に輝く鍾乳石や、運が良ければ絶滅危惧種のオキナワコキクガシラコウモリが飛び交う様子、そして鍾乳石の上を触角を頼りに歩くクメカマドウマなどを観察できます。まるで未知の場所を手探りで進む冒険家のような気分を味わえるでしょう。洞窟内を約15分歩くと、暗闇の先に日光が差し込む場所に到達します。洞窟の終点は外に通じており、浸食された大地と緑が織りなす神秘的な景観が広がります。まるで妖精が住んでいそうな雰囲気が漂っています。そして、その傍らには人骨が置かれています。琉球地方では、魂を海の彼方の聖地ニライカナイに還すため風葬、洗骨、納骨が行われていました。洞窟の天井から差し込む陽光が人骨を照らす様子は、天からの祝福を受けているかのよう。死者の魂が自然に帰る様子を思い起こさせる神聖な場所です。
久米島を代表するビーチ「ハテの浜」は、夏のシーズン以外でも一年中楽しむことができます。多くのツアーが企画されていますが、特におすすめなのが久米島海洋レジャーの「ハテの浜ツアー」。1日2回開催され、泊フィッシャリーナから出発して往復約1時間のクルージングと、ハテの浜での1時間の滞在がセットになったツアーです。行きの船では、色とりどりに変化する久米島の海を眺めたり、ウミガメに出会うチャンスも。島に上陸する直前には、白い砂浜とターコイズブルーの海のコラボレーションには思わず息を呑みます。冬にハテの浜を訪れる魅力は、東洋一の美しさと謳われるハテの浜を独り占めできること。久米島は冬でも暖かい気候の日が多く、島ぞうりを履いて波打ち際を歩くこともできますよ。撮影スポットとしては、ブランコが人気。青と白の織りなす風景を背景に、爽快な気分でブランコを漕いでみて下さい。またハテの浜らしい最果て感を出したい場合、空を大きく切り取るのがコツです。曇りがちな冬でも、数日滞在して天気の良い日を狙えば最高の景色に出会えるはず。ラフな気持ちで訪れて、心ゆくまで楽しんでください!






久米島のメインエリア・イーフビーチのすぐ近く、イーフコンドミニアム久米島内でリラクゼーションを提供している「Relaxation&Beauty EEF SHORE」。島での日常を忘れ、心から癒される時間を過ごしてほしいと考えるオーナーが、多彩なメニューを提供しています。ヘッドマッサージやフェイシャルエステ、アロマトリートメントなど、ニーズに合わせて様々なメニューを組み合わせることも可能です。特におすすめなのが、ハーブテントとヘッドマッサージ。まずはハーブティを飲んでリラックスし、その後ハーブテントでじっくりと汗をかきます。皮脂腺からの汗は天然の美容液とも言われ、デトックス効果があるのだそう。ハーブテントの温度は約40度で、お子さんと一緒に楽しむこともできます。他のメニューと組み合わせることで、美容やリラックス効果はさらに高まりますよ。旅行は自分へのご褒美。リラクゼーションをプランに取り入れるのは大人の贅沢です。天気が悪い日や、レジャーを楽しんだあと、また癒しに満ちた久米島旅行の締めくくりとして利用してみてください。