GOURMET 2024.01.31

お取り寄せ離島グルメ×サクッとお手軽レシピ
「バスクチーズケーキのモモタマナメイプルソースがけ」

ほっと一息つきたい時に食べたくなる甘いスイーツ。ハードルが高そうと思われるバスクチーズケーキですが、ポイントさえ押さえればご家庭でも簡単に作ることができます。最後に「モモタマナッツバター」のメイプルソースをかけることで、香ばしいナッツの風味を感じる味わいに仕上がります。

石川 定子
(料理家・お料理教室コローレ主宰・出張シェフ)
企業のメニュー開発や監修に携わっているほか、セミナーやキッズクッキングの講師など幅広く料理家として活躍中。 [IG]colore.kitchen
《材料(直径15cmの耐熱ガラス製ケーキ型の場合)》

・クリームチーズ…200g
・卵…2個(Mサイズ)
・薄力粉…15g
・きび砂糖(なければ白砂糖でもOK)…100g
 ※砂糖を使用する場合は量を少し減らしてください。
・生クリーム(動物性のもの)…200ml
・レモン汁…大さじ1

【モモタマナメイプルソース(ワンホール分)】
・モモタマナッツ・バター…大さじ2
・メイプルソース…大さじ2

《作り方》
①下準備

まず、クリームチーズを常温に戻し、指がすっと入るくらい柔らかくしておきます。時間がない場合は、電子レンジの解凍機能を使用してもOKです。

次に、オーブンを220℃に予熱しておきます。

また型の下準備も先にしておきます。オーブンシートを手でクシャクシャにしながら水で濡らし、水気を軽く取った後、型に敷きます。そうすることで、オーブンシートを型に添わせやすくなります。

②材料を混ぜる

常温に戻したクリームチーズに、きび砂糖、卵、薄力粉、生クリーム、レモン汁を順に混ぜ合わせます。
きび砂糖より先に卵を入れるとクリームチーズと卵が分離してしまうので、材料を入れる順番も大切です。

よく混ぜ合わせたら、ザルを使って生地を濾し、よりなめらかにしていきます。

お家にフードプロセッサーやブレンダーがある場合は、全ての材料を一気に混ぜ合わせてOKです。ザルで濾す作業も省くことができます。

③生地を焼く

オーブンシートを敷いた型に生地を流し込みます。

生地を流し込む時は上から1点に落とすようにしましょう。流し込んだ後は容器をトントンとならすことで、ケーキに空洞ができにくくなります。

220℃に予熱しておいたオーブンで、表面にしっかりと焼き色がつくまで焼きます。
30分が目安ですが、お使いのオーブンに合わせて焼き加減を調節してください。

④ソースを作る

モモタマナッツ・バターとメイプルソースを、各大さじ2ずつ混ぜ合わせます。
直後はソースがゆるいですが、しばらく混ぜ合わせると、とろっとなめらかになってきます。

⑤粗熱をとる

焼き上がったケーキをオーブンから取り出し、粗熱を取って冷蔵庫で1日冷やします。

膨らんでいた生地がずっしりとした質感になったら、オーブンシートから外します。

適当なサイズに切り分け、ケーキにモモタマナメイプルソースをかければ完成です。

《完成》

モモタマナメイプルソースの配分は、お好みで調整でき、余ったソースを生地に混ぜると「モモタマナッツ・バター」の風味をより深く楽しむことができます。

COLUMN

小笠原の在来植物で作られた
香ばしい味わいのナッツペースト

小笠原・父島で、USK Coffeeを営む宮川さん。近年は、小笠原の在来植物であるモモタマナの実を使った「モモタマナッツ・バター」の販売も手がけています。1つずつ丁寧に割った実を焙煎し、てんさい糖と島塩を加えてできるナッツバターは、濃厚で甘く、香ばしい味わいが特徴で、パンやバニラアイスとの相性も抜群。また、クラッカーにバターとお好みのチーズを挟むと、簡単におしゃれな一品が仕上がります。