
フェリー最終便が出てからが本番!
竹富島の天国に近い海を
じっくり丁寧に味わう
竹富島を本当の意味で楽しめるのは、日帰り観光客が帰ったあと。信号がなく車がほとんど通らない。人の気配が少ない静かな島で、特別な時間を過ごしてみませんか。石垣島からの利便性の良さだけじゃない、手つかずの自然を堪能してください。
離島旅初心者にもおすすめの竹富島
竹富島へ行くには、石垣島の港ターミナルからフェリーに乗って約10分。あっという間に到着するので、離島旅の経験が浅くても気軽に訪れることができます。
人口が300人余りの小さな島。赤瓦屋根の家々とブーケンビリアと石垣のコントラストが目を引く風景は、古き良き沖縄の景観を大切にしていると感じられます。島には手付かずの自然がたくさん残っていて、本州では聞いたことのない鳥の声が新鮮です。何気なく島を歩いていると、木の間からひょっこり猫が出てくることもしばしば。
島の中心部を通る道路は、歩いても1周が約1時間ほど。散歩しながら南の島特有の空気をじっくりと味わったり、自転車で風を感じながら島全体を楽しんだりできます。舗装されていない道路が多いので、特に自転車の場合は十分気を付けながら運転しましょう。また夏以外でも、日焼け対策は入念にしないと後悔することに。



時間制限のあるビーチとは
ガイドブックにも必ず載っている白砂の「ビーチ・コンドイ浜」。手つかずの木々を潜り抜けると、まるで天国のように美しい海が広がります。野性的なジャングルの間から突然白と水色の海が現れる景色は、インパクトが強く言葉になりません。
潮の満ち引きによって、日中は海の真ん中に砂浜が現れます。砂浜があって海があって、その先にもう1つ砂浜がある、なんとも不思議な光景。コンドイ浜は遠浅のビーチで、その海の真ん中の砂浜に歩いて行けます。ただ時間が経つにつれて段々潮が満ちてくるので、長時間の滞在には注意が必要。それに加えてナマコを踏まないように、足元に気を付けながら海を歩くのも大変です。


贅沢な時間を過ごせるコンドイ浜
竹富島には宿泊するのがおすすめで、日帰り観光客が帰った島にはほとんど人の気配がありません。最後のフェリーが行った後に再びコンドイ浜を訪れ、波の音以外聞こえない砂浜で、ただぼーっとする贅沢な時間を過ごすのがお気に入り。私自身コンドイ浜は、この旅で日中・夕方・早朝の3回訪れた大好きな場所です。時間によって海と空の見え方や静けさが違うので、ぜひ訪れてみてください。
竹富島に宿泊して日の入や日の出、星空観測を楽しめば、都会では味わえない特別な時間となります。宿泊する場合は、夜ご飯の確保をしておきましょう。食事付きの宿や飲食店の予約、売店のリサーチは必須です。
帰りに竹富島の港で買ったポストカードがとてもお気に入り。旅の途中で撮影したコンドイ浜の写真とピッタリ同じ風景。島の風景が描かれたポストカードを見る度にあの時の楽しかった思い出が蘇り、とても癒されています。


