SEA 2023.04.12

日本最古の灯台がある
菅島の漁業と
魅力を紹介

国の重要文化財にも登録され日本最古のレンガ灯台がある菅島。漁業がメイン産業で、海藻や伊勢海老などが有名です。また、伝統的な祭りや菅島でしか味わえない景色などの魅力もたくさんあり、一度は訪れてほしい離島の一つ。そこで今回は菅島の魅力をメイン産業とともに紹介していきます。

koyahon
私は動物系の大学を中退後ライターをしつつ離島でプロジェクトを立ち上げた20代です。 離島が自然豊かであることはもちろん、それぞれの島によって魅力が異なることを少しでも発信したいと思っています。この記事をきっかけに離島に訪れたいと思ってもらえると嬉しいです。
名古屋から2時間で菅島にアクセス

菅島は三重県の南部に位置し、名古屋からは近鉄特急で1時間30分、定期船で10分程度。比較的アクセスも良く、気軽に菅島に訪問することができる島です。鉄道と定期船の時間は調整されているので一部時間を除き、鉄道と定期船の連絡に長い待ち時間は要しません。車でお越しの方は定期船乗り場の近くに駐車場があり、5時間1250円で駐車できます。

離島というとアクセスが悪い印象が抱かれがちですが、菅島は鉄道でも気軽にいける比較的アクセスのいい離島です。離島へ訪れた後は隣町の伊勢でお土産や参拝することもできるので、様々な旅行プランを計画できるのではないでしょうか?

日本最古のレンガ灯台や伝統深い文化が魅力

菅島には年配の方から若い家族連れなど、幅広い人が訪問しているのを目にします。その多くが日本最古のレンガ灯台、離島の風景などを求めてやってきています。またコロナウイルスが蔓延する前は、島の祭りの日には地元を離れていた人も含め多くの観光客が島に来ていたそうです。

明治6年に初めて点灯した日本最古のレンガ造り灯台がこの菅島灯台。竣工式には西郷隆盛も参列したとする言い伝えや、「日本の灯台50選」に選ばれたりと古い歴史を持っています。また、灯台から見渡す伊勢志摩国立公園は何とも言えない光景です。

定期船から下船後30分程度のハイキングで灯台にはたどり着き、冬季は紅つげが咲き誇る風景も見ることができるかもしれません。コロナウイルスが蔓延してからは「弓取り」「しろんご祭り(市の無形民俗文化財)(国土交通省の島の宝100景)」などの伝統的な祭りの中止が相次いでいます。

開催は不明確ですが、島の祭りの日に訪問すると島の伝統や文化をより一層堪能することができるでしょう。特別なイベント日でなくても地元の漁師が島のあらゆる場所で海藻を天日干ししています。そんな離島では日常の風景も味わってみてはいかがでしょうか?

菅島をハイキング、観光、遊漁船で堪能してみては?

地元のメイン産業を活かした海の食材やサメの干物といったソウルフードがあります。実際に菅島に訪れた方はお土産として、ECサイトでも販売しているので、菅島にはいけないものの菅島らしいものを堪能してみたい方は地元商品を堪能してみてはいかがでしょうか?自宅で菅島のおすすめ商品「アカモク」「のり」「サメのタレ」「わかめ」などを味わうのも魅力的です。

また、菅島沖の豊富な魚をターゲットにした遊漁船も数多く出船しています。ハイキング、観光、釣り船など様々な方法で菅島を堪能してみてください。