EXPO2025に出展!
離島の魅力を世界に向けて発信
〜編集部レポート〜
SHIMA-Omoiでは、より多くの人に離島の魅力を伝えるため、全国各地のイベントへ積極的に出展しています。2024年春の『ロハスフェスタ万博』を皮切りに、『ロハスピクニック広島』、『ロハスフェスタ淡路島』にも参加。そして今回、ついに『EXPO 2025』のイベントとして開催された『ロハスフェスタEXPO 2025』に出展しました。会場は2025年大阪・関西万博の夢洲。世界を見据えたステージで、「離れていてもつながれる」というSHIMA-Omoiの想いが、また一歩広がりを見せています。




“離島と世界”がつながった3日間
2006年、「EXPO’70大阪万博」の跡地である大阪・万博記念公園から始まったロハスフェスタ。20周年を目前にした今年、ついに大阪・関西万博の会場「EXPOアリーナ Matsuri」での開催が実現しました。SHIMA-Omoiもこの舞台に初出展。55年ぶりに開催される万博の地で、離島の魅力を発信しました。
心地よい海風が吹く会場には「人と地球にやさしいライフスタイル」をテーマに、アップサイクル雑貨やフェアトレード商品、アンティーク・ヴィンテージ品など、こだわりのつまった多彩な商品が並びました。
私たちSHIMA-Omoiは「離れていてもつながれる」をテーマに、アロマ、アート、グルメなどを通じて島の個性と課題を伝えるコンテンツを用意。これまでのロハスフェスタとは異なり、「たまたま通りがかって気になった」と言って立ち寄ってくださる方が多く、より幅広い層に離島の魅力を届けることができました。
今回は3日間の出展を通じて感じた、手ごたえと発見をお届けします。
アロマ がつなぐ出会いの輪
出展初日と2日目は、SHIMA-Omoiで人気の「島アロマのワークショップ」を開催しました。大三島の島八朔、屋久島の杉、淡路島のラベンダー・ゼラニウムの島アロマから好みの香りを選び、ロールオンオイルやルームスプレーをその場で手づくりしていただく体験型のコンテンツです。使用している精油の原料は、いずれも離島で育った自然の恵み。展示した商品の中には、廃棄予定だった果物の皮から抽出した精油もあり、サステナブルな素材として注目されています。
今回も多くの方にご参加いただき、島が好きな方、香りに惹かれた方、旅行や自然が好きな方、癒しを求める方など、さまざまな背景を持つ方々と出会うことができました。なかには、アロマを販売している出展者の方や石垣島から来場された方もいて、「島が大好き」と熱い想いを語ってくださる場面も。対面で島の魅力を伝えられることの喜びを、改めて実感しました。
また、ドライフラワーを使ったロールオンオイルのデザインには、お花屋さんから「ディスプレイの参考にしたい」とのお声も。今回の出展に合わせて制作した万博限定デザインボトルもご好評をいただき、今後の展開に可能性が広がります。
島アロマの香りを通して、人と島をつなぐ小さな橋がかかった2日間になりました。




想いをつなぐ“アート作品”に
最終日は、離島に流れ着いたペットボトルキャップをアップサイクルする「キャップアート体験」を開催。
監修者としてお迎えしたのは、SNSで大人気のキャップアーティスト「CAP AKIRA TOKYO(@capakira_tokyo)」さんです。海洋ごみでありながらカラフルで可愛らしいキャップに惹かれて、子どもから大人まで多くの方に参加いただきました。キャップを溶かしてオリジナルキーホルダーやしおりを作る体験の中では、離島の海洋ごみ問題についても紹介。国境の離島「対馬」に漂着した韓国語や中国語のキャップを見て、驚かれる姿も印象的でした。「世界に一つだけのキーホルダーができた!」「海を渡っていろんな国からのごみも流れ着いてしまうんだ…」といった声も寄せられ、楽しさの中に“気づき”もあるアート体験となりました。またSHIMA-Omoiは、持続的な海洋保全と環境問題解決をめざす「CLEAN OCEAN PROJECT」に賛同し、ほかの賛同企業・団体と協力しながらさまざまな活動を行っています。離島特有の美しい海を未来に残すため、今後もSHIMA-Omoiならではのアプローチを続けていきます。
島に想いを馳せる場づくり
今回の出展で改めて感じたのは、「想いがあれば、場所を超えてつながれる」ということ。島アロマを手に取ってくださった方、キャップアート体験を通して離島の現状を知った方、SNSで興味を持ち足を運んでくださった方など、すべてが貴重な出会いでした。
ブースでは、離島の商品を手に取りながら「この島に行ったことあります!」と笑顔で話してくださる方や、お取り寄せの展示商品に「おいしそう」、「可愛い」と興味を持ち、SHIMA-Omoiの取り組みに耳を傾けてくださる方もいらっしゃいました。そうした瞬間の一つひとつが、島を少しでも身近に感じてもらうきっかけになったのではないかと思います。
これからもSHIMA-Omoiは、イベントという場を通じて、離島の魅力とともに、その背景にある課題も伝え続けていきます。未来の子どもたちに、美しい自然と人の営みが息づく離島を残していくために。
