バードウォッチャーが集まる
世界有数の海鳥の繁殖地

SHIMA INFORMATION

北海道・東北エリア/ 北海道

天売島 てうりとう

面積
約5.47㎢
人口
約250人
観光スポット
オロロン鳥の巣、赤岩
特産
うに
アクセス
札幌から特急はぼろ号で約3時間10分、本社ターミナルから羽幌港までバスで約10分、羽幌港から天売島までフェリーで約1時間35分
URL

天売島 teurito

自転車やガイドツアーで
自然を楽しみながら島内1周

天売島は北海道の離島で、北西部の日本海側沖30kmほど進んだ場所に浮かぶ島面積5.47㎢の小さな島です。天売島まではフェリーか高速船で羽幌港から1時間40分ほど。10〜4月の頭まではフェリーは1日1往復しか出ていないので、日帰りで観光することはできません。そのため、天売島を訪れる際は必ず宿泊することになります。しかし、冬の時期は営業していない民宿も多いので、事前に問い合わせてから向かうと安全です。ゴールデンウィークや6〜8月にかけての夏場(夏休み期間)を選べば船の便数も増えるので日帰りでも観光しやすくなり、少し頑張れば日帰りでも観光できるでしょう。天売島内にはレンタカー、レンタサイクル、原付・100ccバイクを借りることができるので、いずれかをレンタルして移動します。しかし、島内は車を使うほどの広さでもないので、レンタサイクルか原付、免許があれば100ccのバイクをレンタルすれば十分島内を回りきることが可能です。ガイドさんが案内する「天売観光ガイドツアー」も実施しているので、島内についてもっとよく知りたい方は利用するとよいでしょう。ちなみに、天売島の名前の由来はアイヌ語の「テウレ」に由来するといわれており、テウレはアイヌ語で「魚の背腸」、「足」を意味する「チュウレ」であるという説が濃厚。そこに当て字がされて「天売島」になったそうです。

鳥マニア必見、珍しい海鳥が集結!
子育てに天売島を選ぶ海鳥たち

天売島は世界中からバードウォッチング目的の観光客が訪れる海鳥の繁殖地です。8種類、約100万羽の海鳥たちが繁殖・子育てで訪れる島で、オロロン鳥やウトウ、ケイマフリ、ウミウ、オオセグロカモメなどの海鳥たちを見ることができます。国内繁殖地として個体数が一番多い赤い足のケイマフリや、世界最大の繁殖地となるウトウを目当てに訪れるバードウォッチャーは多数。天売島に飛来する海鳥たちの中でも1番数が多いのがこのウトウで、現在では約80万羽が確認されています。ウトウはつがいで子育てをするので、約40万ものウトウのカップルが毎年天売島で子育てをしていることになります。ウトウは日没後に一斉に巣に戻りますが、この一斉の帰巣を観察するツアー「ウトウナイトウォッチング」は天売島のツアーの中でも非常に人気。たくさんのウトウが一斉に飛んでくる様は迫力満点です。また、オロロン鳥も天売島で人気の海鳥の一種です。天売島を舞台にした「オロロンの島」はまさしくこの天売島を訪れる海鳥の姿を描いた物語で、少し前の映画ですが、記憶にある人もいるでしょう。正式名称は「ウミガラス」というオロロン鳥は、鳴き声が「オロロン」と聞こえることからその名前がつきました。現在オロロン鳥は絶滅危惧種となっており、一時期は10羽程度まで減少してしまいましたが、その後少しずつ数が増えて回復してきています。

北海の幸を存分に楽しむ!
二度と忘れられない「活ウニ」を堪能

天売島のグルメを楽しむならぜひウニを味わっていただきたいもの。毎年7月になると天売島では「ウニ祭り」が開催されます。フェリーターミナルに焼き台を設置して島の海産物を楽しめるウニ祭りは、特別にウニを安値で購入でき、焼いても生でもお好みで実食ができます。販売されているウニは採れたばかりで生きたまま、見るからに新鮮です。天売島でしか食べられない採れたてのウニを味わってみてはいかがでしょうか。また、イカやエビ、ホタテなどの新鮮な海産物を購入し、そのまま食べることができます。いずれも100円、200円など破格で新鮮な海の幸を味わうことができて、海鮮好きにはたまりません。このウニ祭りは、北海道以外の観光客から人気なのはもちろんのこと、北海道民からも非常に人気があります。そのため、ウニ祭りの日は、高速船は予約で乗船できない場合があります。事前に高速船を予約しておくか、予約不要のフェリーを利用しましょう。もちろん、ウニ祭りの日以外にも天売島内の飲食店で食べることができます。天売島を訪れた際はぜひ採れたての贅沢なウニを味わってみてはいかがでしょうか。

島めぐりとマリンアクティビティを楽しもう
自然を独り占めする贅沢な時間

天売島は外周10km程度と自転車で周ることができるので、車を借りずにレンタサイクルでゆっくり島内を1周するのがおすすめ。体力に自信がある方は歩いて天売島を周ってみるのもよいかもしれません。ひたすら続く自然の中にあるまっすぐな道や、道中で見える爽やかな青い海、どれも素晴らしく思い出に残ること間違いなし。また、島の中央には遊歩道が完備されています。遊歩道ではバードウォッチングやフットパスを楽しむことができるので、日ごろの忙しない喧騒に疲れたビジネスマンにもぜひ訪れていただきたいおすすめスポット。野鳥のノゴマや、鮮やかなオレンジ色が特徴のエゾカンゾウの花を見ることもできます。また、マリンアクティビティも盛んな天売島では、シーカヤック体験やウニ採り体験、漁船で天売島の周囲を周ったり、釣りを楽しんでもよいでしょう。天売島の見どころである「赤岩」を海側から眺めるのもおすすめです。日本海の豊かな海がもたらす贅沢な時間を楽しめるのは天売島だけ。自然と向き合うことで日ごろの疲れをリフレッシュできるはずです。

情報提供 / 羽幌町観光協会

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また、各離島への渡航時にはコロナウイルス感染防止に充分配慮をお願いいたします。

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