2つの山の噴火でできた
東京のリゾートアイランド

SHIMA INFORMATION

関東・中部エリア/ 東京都

八丈島 はちじょうじま

面積
約69.11㎢
人口
約7,164人
観光スポット
海水浴場、八丈富士、温泉施設
特産
明日葉、パッションフルーツ、くさやなど
アクセス
①東京都 羽田空港から八丈島空港まで飛行機で約55分
②東京都 竹芝から底土港まで大型客船(東海汽船)で約10時間20分
URL
https://www.hachijo.gr.jp/

八丈島 hachijojima

富士箱根伊豆国立公園に指定された
2つの山から成るひょうたん型の島

八丈島は東京から約287km離れた南方の海上に位置し、東京羽田空港から飛行機で約55分の先にある有人離島です。島の北西部に位置する標高854.3mの八丈富士と、南東部に位置する標高700.9mの三原山から成り立つ八丈島は、富士火山帯に属する火山島としても知られており、島がひょうたん型をしています。島内は5つの集落で構成されており、八丈島空港や八丈町役場、八丈植物公園などがある大賀郷(おおかごう)エリア、客船が着く底土港や底土海水浴場がある三根(みつね)エリアで形成されているのが坂下地域。三原山の硫黄沼や唐滝、温泉などがある樫立(かしたて)エリア、水資源が豊富で温泉が4か所湧いている中之郷(なかのごう)エリア、露天温泉や大小さまざまな珍しい甌穴郡でできたポットホール散策が楽しめる末吉(すえよし)エリアで形成されているのが坂上地域です。富士箱根伊豆国立公園に指定されている八丈島には、青い海や豊かな緑、多くの温泉があり、リゾートアイランドとしても人気。ダイビングやトレッキング、ホエールウォッチングなどの観光で訪れる人が多くいます。気候は温暖多湿な海洋性気候で暑い日も寒い日も少なく、過ごしやすいのが特徴。島内には大型ホテルが3軒あるほか、民宿やペンション、ゲストハウス、キャンプ場などさまざまな宿泊施設がありますが、繁忙期には混み合うため、人気の宿は早めの予約が必要です。島内の交通手段は、レンタカー、レンタサイクル、レンタバイク、タクシー、路線バスがあり、移動に困ることはありません。

人が住み始めたのは縄文時代から
流刑島としての歴史を経て現在へ

八丈島では磨製石器や縄文式土器、黒曜石の矢じりなどが発見されたことにより、縄文時代から人が住んでいたことが分かっています。ただしずっと住み続けていたわけではなく、遺跡調査の結果から、人々は島伝いに移動をして移り去って行ったか、あるいは死に絶えたとされています。室町時代の1338年になると、足利氏の執事である上杉憲顕が奥山伊賀と菊池治五郎を代官として八丈島に在島させ、初めて統治機関が置かれました。1440年には神奈川の領主である奥山宗林が島を支配したものの、15世紀末に三浦・北条氏の勢力が入ってきたことで三氏の抗争が続くことに。抗争の結果、1515年に北条氏が勝利を得て、全島を支配するに至ったのです。その後、江戸時代の1603年から明治に至るまで徳川幕府の支配下が続き、八丈島は流刑島として使われ、265年間に約1900人の流罪人が流されたという歴史もあります。明治以降、八丈島の所管は1868年に韮山県、1871年に足柄県、1876年に静岡県と変更になり、1878年1月11日に東京府に属し、今日も東京都の所属となっています。なお1954年10月1日には町村合併促進法の施行により、三根村、樫立村、中之郷村、末吉村、鳥打村が合併して八丈村が誕生。翌年の1955年4月1日には、八丈村、大賀郷村、宇津木村が合併し、現在の八丈町が誕生しました。

透明度50mの八丈ブルーの海が自慢
温泉めぐりやトレッキングも人気

観光のベストシーズンは夏。「乙千代ヶ浜海水浴場」には、小魚が泳ぐ人工的に囲われたタイドプールがあるほか、毎年7月中旬~8月末の夏季期間限定でオープンする海水プールもあり、子どもたちに大人気。島内唯一の人工砂浜である「底土海水浴場」は広々とした砂浜が広がり、八丈ブルーの海の透明度を存分に楽しめる島1番の人気ビーチです。ウミガメとも気軽に泳げるほか、少し沖に行くとサンゴ礁が広がっています。海水浴場だけでなく、島の周辺海域すべてがダイビングポイントとなっており、吸い込まれそうなマリンブルーの海は、コンディションが良ければ透明度50mという驚異の透明度を誇ります。美しい海は生き物の宝庫。700種類以上もの海洋生物が生息しており、ウミガメやウミウシ、カンパチ、マンタなど季節や時間帯によってさまざまな生き物と出会えます。また八丈島ではトレッキングも人気。東京諸島最高峰となる「八丈富士」では、山頂の火口を一周するお鉢めぐりが楽しめるほか、「三原山」では雄々しい渓谷に囲まれたダイナミックな自然と景観を楽しめます。海水浴やトレッキング、散策に疲れたら、温泉でゆったり癒されるのもおすすめ。島内には町営温泉が7か所あり、露天となっている「みはらしの湯」からは雄大な自然風景や夜は満天の星空も楽しめます。

八丈島の伝統や歴史に触れられる
イベントやお祭りを多数開催

八丈島ではさまざまな季節ごとのイベントやお祭りも開催しています。1月には「八丈島パブリックロードレース」を開催。島内の雄大な景色と太平洋の海原を望みながらのランニングは解放感抜群です。2月には島民有志による手作りのステージイベント「八丈島文化フェスティバル」を開催。伝統の八丈太鼓や日本民謡、合唱、楽器演奏、ダンスなど多彩なジャンルの複数団体が出演し、ステージを盛り上げます。5月には島の子どもたちが楽しみにしている一大イベント「八丈祭」を開催。日中には誰もが気軽に参加できるちびっこ相撲や島焼酎利き酒などの企画が楽しめ、夜には屋台グルメやお酒を味わいながら、八丈太鼓やダンスなどのステージパフォーマンスを楽しめます。海開きのある7月には、島のお祭りで1番のにぎわいとなる「八丈島夏まつり」を開催。3日間にわたって開催されるこのお祭りでは、数多くの出店が並び、豪華ゲストも出演するステージイベントなどが目白押しです。8月には見渡す限りの星空の下、波や風といった自然音をBGMにしてヨガを行う「八丈島星空Yoga」や、「八丈島納涼花火大会」を開催。花火大会では迫力満点な夜空に咲く大輪の華を楽しめます。ほかにも1年を通し、町おこしを目的としたイベントが盛りだくさんです。

情報提供 / 一般社団法人八丈島観光協会
画像提供 / 一般社団法人八丈島観光協会

【 新型コロナウイルス感染症による影響について 】
新型コロナウイルス感染症の影響により、開催ができない行事などが多数ございます。
各施設の営業なども予定なく変更される場合があります。詳細については各施設・店舗までお問い合わせください。
また、各離島への渡航時にはコロナウイルス感染防止に充分配慮をお願いいたします。

shima-

島で暮らす人たちから届いた、日々の情報を紹介していくニュースページです。
イベント情報はもちろん、季節ごとに移り変わる島のリアルな情景をお届けできたらと思います。
様々な表情を見せる島の日々をお楽しみください。