ロケット打ち上げ見学や
サーフィンなどを楽しめる島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 鹿児島県

種子島 たねがしま

面積
約453.19㎢
人口
約28,303人(2020年11月末時点)
観光スポット
浦田海水浴場、恵美之江展望公園
特産
安納芋、黒糖
アクセス
①鹿児島空港から飛行機で約35分、種子島空港へ
②鹿児島中央駅からバスまたはタクシーで鹿児島港南ふ頭へ。鹿児島港南ふ頭から定期便で約1時間半
URL
http://www.city.nishinoomote.lg.jp/kanko/index.html

種子島 tanegashima

全国有数のサーフィンの地として知られ
アニメ、ヨガの聖地としても人気

種子島は、九州本土の最南端佐多岬から南東方向約40㎞に位置する有人離島です。周囲166㎞、長さ58㎞、最大幅12㎞、島内最高点は282mと平坦な島で、隣の山々で形成されている屋久島と対照的な地形をしています。日本史に大きな影響を与えた鉄砲伝来の島として知られているだけでなく、日本で唯一の実用衛星打ち上げ基地のある宇宙科学先端の島でもあります。近年では、全国有数のサーフィンの地として若者たちも多く訪れています。アニメの聖地、ロードサイクル、GTフィッシング、ヨガの聖地としても注目を集めており、「歴史」「文化」「人」「自然」ともに魅力あふれる島です。「浦田海水浴場」は日本の水浴場88選にも選ばれており、青い海と白いビーチが広がる静かな入り江が魅力で、シーズン中にはキャンプもできる夏の目玉スポットです。砂鉄が多く採れる海岸として名前が付いている「鉄浜海岸(かねはまかいがん)」は、太平洋に面しており、サーフィンに適した波があるポイントとして知られています。種子島の最北端にある喜志鹿崎(きしがざき)は、眼下に美しい海と空が広がり、大隅半島を眺望できます。西海岸にある板敷鼻(いたじきばな)は、敷石したような自然の一枚岩が広がっており、東シナ海の落日をみることができる絶景ポイントです。北東に位置する木折坂(きおりざか)は、眼下に伊関集落を見下ろすことができ、太平洋の景色を眺めることができます。特産品は、焼き芋にすると蜜が出るほど甘い「安納芋」やまろやかな甘さの「黒糖」、貝や魚、伊勢エビなどの豊かな海産物などがあります。

南蛮船をイメージした建物鉄砲館で
種子島の歴史や民族文化を学ぶ

種子島の歴史の中では、1543年の鉄砲伝来が有名です。南蛮船をイメージした外観が目を引く鉄砲館では、種子島に伝わったポルトガル銃や国産第1号銃、国内外の旧式銃約100丁が展示されており、火縄銃の歴史や世界の鉄砲が見学できます。そのほか、種子島の文化や民俗を紹介したジオラマもみることができます。また、毎年1月に行われる種子島の行事に、栖林神社射場での「大的始式」があります。36本の矢で直径175cmの大的を射る室町時代の宮中行事を忠実に再現する500年以上続く厳かな行事であり、1年の平安・無病息災を祈願します。島内にある「赤尾木城文化伝承館 月窓亭」という屋敷は、1795年家老羽生道潔が建てたものといわれています。大隅半島の南方に位置する種子島は、江戸時代には薩摩藩島津氏の支配下にありましたが、鎌倉時代からの島主である種子島氏が、赤尾木城に居住していました。その家老が羽生家で、池坊大日本総会頭職を務めた羽生道則などを輩出した名だたる名家でした。この屋敷で、茶道、花道、礼法などの修業が盛んに行われたといいます。1886年以降は種子島家がこの屋敷に居住し、作家司馬遼太郎や数多くの著名人が訪れました。現在は観光客への歴史ガイドや湯茶のおもてなしを行っています。

打ち上げを見ることができるロケット見学場
美しい海水浴場やキャンプ場も楽しめる

種子島の観光としては、ロケットの打ち上げ見学が一番人気です。打ち上げが見られるスポットをいくつかご紹介します。人気の高いロケット打ち上げ見学場は、「恵美之江(えびのえ)展望公園」。ロケット発射場から一番近い位置にあり、カウントダウンの音声が聞こえてきます。「長谷公園」は会場全体が緩やかに下りになっており、会場全体でロケットをみることができます。また種子島は観光に来るなら、夏がおすすめです。白く美しいビーチの海水浴場や、スキューバダイビングなどのマリンスポーツが楽しめるほか、満点の星空を見ながらのキャンプ、日本有数のサーフィンの聖地でサーフィンを満喫できます。種子島の海水浴場は「浦田海水浴場」をはじめ、魅力的な海水浴場がたくさんあります。「よきの海水浴場」は、開聞岳、馬毛島、竹島、硫黄島、屋久島などの島々が眺望できる絶好のポイント。海水浴場の周辺は、よい波がくることでサーファー達に人気のビーチです。千座の岩屋に隣接する「浜田海水浴場」も人気です。千座の岩屋は、太平洋の荒波が作り出した海蝕洞窟で、千人座れるほど広いことからその名がついたと言われています。干潮時には洞窟の奥まで入ることができます。自然レクリエーション村、熊野海水浴場は白い砂浜と海と空の青色が鮮やかな海水浴場で、テントなどの貸し出しを行っており、キャンプを楽しめます。隣には、温泉保養センターもあります。「宇宙ヶ丘公園」は町民憩いの場として親しまれており、キャンプ場が併設されています。

種子島鉄砲祭りや太鼓山行列は壮観
ヨガの聖地で体験するプログラムも充実

「種子島鉄砲まつり」は、鉄砲伝来を記念して行われる種子島最大の祭りで、ほかではなかなか見ることができない火縄銃の試射を見ることができます。鉄砲伝来に関わりの深い人物に扮装した行列などで、歴史ドラマが再現されます。「太鼓山」は西之表市西町八坂神社に奉納する行事で、西之表市の指定文化財にもなっています。現在は8月の種子島鉄砲まつりの中に組み込まれ、「太鼓山行列」として行われています。白装束の若衆が少年と太鼓を乗せたやぐらをかつぎ「チョッサー・サセサセ」のかけ声をはりあげ、太鼓を打ちながら西之表市街地を練り歩きます。特に、途中甲女川を渡る太鼓山の光景は壮観です。また「TANEGASHIMA CUP」というヨットレースでは、指宿市の山川港沖をスタートし、西之表港沖のゴールを目指します。全国各地からヨットが参加し、熱戦を繰り広げます。食に関する体験プログラムでは、種子島の手刈りしたばかりのサトウキビを畑で味見できるだけでなく、薪で炊き上げる伝統の「砂糖小屋」で黒糖づくりを体験することができます。また、種子島西之表市にはヨガの聖地として全日本ヨガ連盟から認定されたスポットが3ヵ所あり、「SUP×YOGA体験」や「ヨガ×インドカレー」、「種子島ヨガ聖地巡礼」などさまざまなヨガのプログラムを体験することができます。

情報提供 / 西之表市役所

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