鍾乳洞のパワーがみなぎる
リゾートアイランド

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 鹿児島県

沖永良部島 おきのえらぶじま

面積
約93.65㎢
人口
約12,000人
観光スポット
昇竜洞、ワンジョビー
特産
イセエビ、じゃがいもなど
アクセス
沖縄那覇空港から飛行機で約1時間
URL
http://www.okinoerabujima.info/

沖永良部島 okinoerabujima

国内最大級のフローストーンに大興奮
鹿児島県天然記念物指定「昇竜洞」

鹿児島市から南へ552km。奄美大島と沖縄本島の間に浮かぶ周囲55.8kmの隆起サンゴ礁が美しい有人離島です。1862年8月〜1864年2月まで、幕末維新の立役者である西郷隆盛が遠島刑を受け、1年6か月間を沖永良部島で過ごしている経歴を持ちます。過酷な牢生活による極限状態だったため、島民との穏やかな交流を得たことが「敬天愛人」の思想に至ったとされ、現在でも島民との交流を示す数々のエピソードが語り継がれています。「西郷南洲記念館」には西郷本人が過ごした格子牢が再現されており、そこに座る西郷像を見ることができます。島は和泊町と知名町の2町からなり、東洋一の鍾乳洞である鹿児島県天然記念物に指定された「昇竜洞」をはじめとする200~300の大鍾乳洞群が見られ、「花と鍾乳洞の島」の異名を持つほど。全長3,500mある昇竜洞では約600mが一般公開され、鍾乳石が発達したフローストーンは国内最大級です。潮吹き洞窟といわれる「フーチャ」では、季節風や台風の風が強い時期に遭遇すると20〜70mの潮の吹き上げを見ることができ、またある日は断崖絶壁の間から雨を見ると、野生のウミガメに出会えるチャンスもあります。ほかにも島内の「ウミガメビューポイント」では双眼鏡が無料で設置されているので、陸に上がってきたウミガメを間近で見られる貴重な体験もできます。このような自然景観や文化景観、集落景観が公園区域と指定され、2017年3月に国内34か所目となる「奄美群島国立公園」ができました。年間の平均気温は22度程度と温暖な亜熱帯性気候で、ハイビスカス、ブーゲンビリアなどの南国ならではの亜熱帯の花々が咲きます。冬も沖縄本島とほぼ同じで比較的温暖。年間の降水量は多めですが、梅雨と台風に集中しているので、実質的には晴天が多い島です。

南国の自然に魅了され、癒される
四季を通して鑑賞できる花や木を堪能

奄美諸島の中でもハブがいない島として知られており、森や山など豊かな自然環境へ安全に足を踏み入れることができるところも魅力の1つ。島内には国頭小学校の校舎に「日本一のガジュマル」があり、大きく枝葉を伸ばしたガジュマルは圧巻。新日本名木百選の1つであり、かつ和泊町指定天然記念物に認定されています。エラブユリ・スプレーキク・グラジオラスなどの花栽培や、じゃがいも・さとうきびなど農業も盛んで、島内のお食事処では、イセエビや夜光貝、特産品であるじゃがいもやフルーツなど旬の食材を堪能できます。南国の島ならではの亜熱帯の花々は四季を通して鑑賞することができ、特にエラブユリは4月下旬〜5月中旬にかけてが見ごろ。映画「エラブの海」のロケ地にもなった笠石海浜公園では、エラブユリが一面に咲き誇る花壇があります。また、亜熱帯の南国だからこそ実現する自生ソテツの群生地「ソテツジャングル」では遊歩道が約600mあり、ソテツに囲まれた道はまさにジャングルの雰囲気そのもの。南国の自然を存分に感じるスポットが点在し、シーズン関係なく鑑賞できる島です。

透明度抜群の海でのマリンレジャーが豊富
ダイビングやケイビングで非日常を味わう

7月末〜8月末ごろまでの夏休み期間中が観光のハイシーズン。紺碧の空と緑青の海とのコントラストが楽しめます。透明度抜群の海での海水浴やダイビング、シュノーケリングなどのマリンレジャーを楽しみに来島する観光客も多いですが、鍾乳石が発達した洞窟内をヘッドライトの灯り1つのみで進む洞窟探検アクティビティの「ケイビング」が、観光体験として近年最も人気を集めています。海水浴を楽しむなら、水平線に与論島や沖縄本島が眺望できる屋子母ビーチや「西郷どん」の撮影地にもなったワンジョビーチがおすすめ。島内ではダイビング体験ができるショップがいくつかあり、「沖永良部島むがむがダイビング」では、のんびり&ゆったりダイビングが楽しめるほか、2日間でダイビングライセンスを取得できるコースやキラキラ光る浮遊期幼魚ナイトダイビングなど、趣向を凝らしたダイビング体験ができます。さらに、1月下旬〜3月中旬ごろは、世界中でも数少ないクジラスイムが開催されており、水中でザトウクジラと一期一会を果たす貴重な体験ができます。人気を集めているスリルと冒険のケイビングは、日常では体験できない感動が待っています。輝く鍾乳石の洞窟を進んだ先には、白藍の水をたたえる棚田状のリムプールがあり、ここがライトアップされる光景は息を吞むほどの美しさです。ウェイクボード、バナナボート、SUP体験レッスンなど海のマリンスポーツも体験できます。

伝統ある行事や島の歴史的風景で
パワーをいただくリゾートステイを

夏休み期間中には和泊町・知名町で1回ずつ夏祭りが開催されるほか、島内42ある各集落でも盆踊りなどの祭りが催され、例年大小さまざま20回ほどの夏祭りが行われ、島内はにぎわいます(※ただし2021年度は新型コロナウィルス感染防止の観点により全面中止)。伝統的な祭りがあってもなくても、奥深い歴史を残した島内の景勝地は見どころ満載です。いくつかある中でも有名な住吉集落にある暗川(クラゴー)の史跡は、生活用水を運ぶための鍾乳洞として利用されていました。きれいな水が湧き出る場所まで地上から階段を降りていく様は、当時の生活がいかに大変だったかを知ることができます。また、15世紀の島主に仕えた四天王の1人である後蘭孫八が築いた「後蘭孫八城跡」は、石垣や巨木、自然石が織りなした自然のアート。島のパワースポットの1つとなっています。島内には宿泊施設も充実。民宿はもちろんですが、ホテルやコテージ、一棟貸のペンションなど、リゾートステイが楽しめる宿泊施設を選ぶことができます。数に限りがあるので予約は必須です。島内では、お土産品の販売やシュノーケルセットなどの各種用品レンタル、サイクリングやビーチピクニックツアー、手づくりクラフト体験の美ら玉(ちゅらだま)づくりなどの体験プログラムもあり、観光客に向けたさまざまなサービスや体験が用意されています。

情報提供 / おきのえらぶ島観光協会

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