マングローブ林があり
貴重な鳥類が生息する島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

屋我地島 やがじしま

面積
約7.74㎢
人口
約1,400人
観光スポット
ワルミ大橋無料展望台、屋我地ビーチキャンプ場
特産
マダイ、クルマエビなど
アクセス
那覇空港からバスまたはタクシーで約1時間40分、名護バスターミナルで下車。名護バスターミナルからバスまたはタクシーで約40分
URL
https://www.okinawastory.jp/spot/1270

屋我地島 yagajishima

マングローブの林がある干潟があり
島には貴重な渡り鳥が飛来し観察できる

沖縄市名護市の中心部から約10km離れた北西部に位置している有人離島です。本島北部の羽地内海に浮かぶ島で、周囲は約16km、標高55.2mの低い丘陵で比較的平坦な地形です。屋我地島は、沖縄本島と屋我地大橋で結ばれています。さらに、古宇利島とは古宇利大橋で、本島との間はワルミ大橋で結ばれています。屋我地島の島内はサトウキビ畑が広がり、沖縄らしいのんびりとした風景が広がっています。10mもの「オヒルギ」が自生するマングローブ林も存在します。饒平名(よへな)地区の干潟には、渡り鳥が飛来します。屋我地島及び周辺の海域は貴重な鳥類が生息しており、国指定の鳥獣保護区に指定されています。夏期にはベニアジサシとエリグロアジサシの巣づくり、冬期にはシギやチドリの仲間、サギ、ガンガモなどを観察できます。また屋我地島と羽地内海は、「日本の重要湿地500」に選定されています。また屋我地島はかつて、沖縄の塩づくりの三大拠点として製塩業が盛んで、塩の満ち引きの差を利用した「入浜式製塩法」で塩が作られていました。しかし1905年の塩専売法の施行や機械化により、製塩業は次第に衰退し1961年ごろには行われなくなりました。そんな中2007年に、当時と同じ手法で伝統的な塩づくりを再開させ、県内で唯一昔ながらの塩づくりの様子をみることができます。水産業では、羽地内海でマダイやクルマエビなどの養殖が行われています。

ワルミ大橋無料展望台は絶景スポット
エメラルドグリーンの海や夕日を一望

島には、名護市で最も古い「墨屋原(すみやばる)遺跡」や約5,000年前の土器が見つかった「大堂原(うふどうばる)貝塚」、約3,000年~1,000年前の「運天原(うんてんばる)サバヤ貝塚」などが点在しています。屋我地島は17世紀中ごろの「絵図郷村帳」に「屋か島」という名称で登場しています。そして明治に入ると、士族系寄留民が首里・那覇から現在の前垣や運天原に移住して集落が形成されました。さて島の絶景スポットとしては、ワルミ大橋無料展望台が有名です。2010年に開通した「ワルミ大橋」は、沖縄本島からのアクセスに欠かせない橋。橋の長さは315mと長く、アーチ橋となっている美しい橋です。沖縄本島側の展望台からは、「沖縄の瀬戸内海」と呼ばれている入り組んだ地形や羽地内海、エメラルドグリーンの海が広がる絶景を見ることができます。夕暮れ時には多くの人が集まり、撮影スポットとして知られています。古宇利島とを結ぶ橋の近くには「古宇利大橋南詰展望所」があり、透き通る海を望むことができるスポットとして人気です。

歴史を誇る県内唯一のオートキャンプ場
干潮時のみ現れるピュアロードも人気

屋我地(やがじ)ビーチキャンプ場は、50年以上の歴史を誇る県内唯一のオートキャンプ場です。全幅300mにも渡る芝生から砂浜につながる沖縄の古き良き海辺を感じることができる天然ビーチです。気持ちの良い芝生の上でお友達やご家族と一緒に、BBQやキャンプを楽しめます。海水浴はもちろん、釣り、潮干狩りもできます。白い砂浜にはイソハマグリという貝が生息しているため、潮干狩りでとった新鮮な貝をそのままBBQをしていただくのもおすすめ。また、シーカヤックやマングローブ観察、マリンレジャーなどの体験プログラムを充実しています。また干潮前後には、ビーチと小島を結ぶ道「ピュアロード」が現れます。ここを渡ると幸せがくるといわれており、カップルが2人で歩く縁結びのスポットとしても知られています。島の伝統行事としては、豊作祈願を行うアブシバレーやウマチーなどがあります。ウマチーとは旧暦9月9日に5地区持ち回りで実施する豊年祭で、元家、カガグスク、ヤガガー、アサギにて健康祈願を行ったのち、公民館にてムラ踊りが披露されます。

心と体にやさしい沖縄郷土料理が勢ぞろい
ゆし豆腐やラフテーバーガーなどを堪能

屋我地では2012年度に「羽地民泊推進協議会」が発足し、2013年から修学旅行生や一般の民泊の受け入れを開始しました。魅力的な古民家カフェ「喜色(きいろ)」では、地元の旬の野菜をたっぷり使った心と体にやさしい沖縄郷土料理が味わえます。お店の自慢は、大豆を丸ごと使い、隣の古宇利島の海水で昔ながらの製法で作った「自家製ゆし豆腐」です。この自家製ゆし豆腐をメインに数種類のお惣菜がセットになった「ゆし豆腐セット」や「喜色御膳」も人気です。古宇利大橋の手前にある観光商業施設「美らテラス」は、青い海に浮かぶ古宇利島の絶景が望める人気の観光スポット。「古宇利キッチン」「美らパーラー」「ガーデンレストラン」「沖縄そば屋 万多」のバリエーションが豊かな4つのグルメスポットがあります。「古宇利キッチン」は、沖縄名物のラフテーがハンバーガーになった「肉厚!ラフテーバーガー」をはじめ、「もとぶ牛&アグー豚のW旨味バーガー」「美ら海まぐろのカツレツバーガー」「もとぶ牛ローストビーフバーガー」など地元の食材を使ったご当地バーガーを堪能できます。「ガーデンレストラン」では、「美ら海マグロと海鮮どっさりタコライス」など、ひと工夫加えたタコライスや地元のブランド牛もとぶ牛を使ったメニューを味わうことができます。

情報提供 / 名護市役所観光課

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