自然の恵みとともに歴史を刻み
新種のクジラが発見された島
SHIMA INFORMATION

中国エリア/ 山口県
角島 つのしま
- 面積
- 約3.84㎢
- 人口
- 約600人
- 観光スポット
- 角島灯台、つのしま自然館、しおかぜの里角島、角島サイクルポート
- 特産
- 角島わかめ、サツマイモ
- アクセス
- 〈広島方面より〉中国自動車道 美祢ICから車で約60分。〈福岡方面より〉中国自動車道 下関ICから車で約70分。〈JR山陰本線にて〉JR滝部駅からブルーライン交通バスで約50分、学校横バス停で下車。
- URL
- ―
角島 tsunoshima
コバルトブルーの絶景が
目前に広がるドライブの聖地
下関市豊北町の沖1.5㎞の響灘に浮かぶ、周囲およそ17㎞の島。牧崎と夢崎という島内の2つの岬が牛の角のように突き出て見えることから角島という名前が付いたといわれています。対馬暖流の影響を受けた気候が育んだ豊かな自然と温かい人情が何よりの魅力。夢崎から牧崎にかけての変化に富む海岸線や、渡り鳥たちの楽園、ハマユウの群生する浜辺など、花鳥風月の美しさが溢れる島です。透明度の高い海水は、マリンブルー、コバルトブルー、エメラルドグリーンとさまざまに色味を変え、美しい風景を作り出しています。2000年に開通した「角島大橋」が本州と角島を結び、車で島を訪れる人が増え、絶景ドライブの聖地と呼ばれるようになりました。「角島大橋」は優美なラインが景観と調和した1,780mの通行無料の橋です。「角島大橋」を渡った先に、地元の新鮮な海鮮などがいただける食事処や角島ならではの土産物店があります。特産品のサツマイモを原料とした角島焼酎はすっきりとした口当たりで、刺身などの魚介類との相性は抜群。また角島わかめを練りこんだ、わかめソフトクリームやわかめうどんは、ほんのりと磯の香りを味わうことができます。実は角島のわかめは、奈良平城宮跡で出土した木簡から天皇に献上されていたことがわかりました。この木簡を記念して製作されたモニュメントは、角島内にある瀬崎陽の公園に設置されています。角島は「北長門海岸国定公園」に指定されており、季節ごとに美しい花が咲くことでも有名です。夏は西側の夢崎波の公園でハマユウ、秋は東側の牧崎風の公園でダルマ菊、冬は西側の角島灯台周辺でスイセンが咲き誇ります。
全国でも珍しい灯台と
新種のクジラの発見地
角島の西側には、1876年に初点灯した日本海側初の洋式灯台である「角島灯台」があり、2026年に150周年を迎えます。現在も現役で点灯し、航行の安全を見守っています。総御影石造りで無塗装の「角島灯台」は、「日本の灯台の父」と呼ばれるイギリス人技師のR・H・ブラントンによって設計された灯台です。歴史的にも貴重な文化財として、2020年12月に現役灯台としては初めて国の重要文化財に指定されました。日本に5つだけという第1等フレネルレンズも間近で見ることができます。全国に16しかない実際に登ることができる灯台のひとつで、細くて急な105段のらせん階段をのぼった先には日本海と角島の大パノラマが広がり息を吞むほどの絶景です。「角島灯台」の歴史と構造については、旧灯台官舎を復元した「角島灯台記念館」で知ることができます。また1998年9月11日に角島へ帰港中の船が、角島と本土の特牛に挟まれた海域(海士ヶ瀬戸)で1頭のクジラに衝突しました。死んだクジラは、いったん地元の浜に埋められましたが、1999年3月にその骨格を一つひとつ丁寧に発掘。その後、国立科学博物館にて研究を進めた結果、ヒゲクジラ類ナガスクジラ科の未知の種であることが2003年に明らかになりました。ヒゲクジラ類の新種の発見は1913年以来、90年ぶり。骨格標本のための発掘作業に駆けつけた多くの島民の協力に感謝し、和名「ツノシマクジラ」と命名され、発表されました。現在「つのしま自然館」には、ツノシマクジラの骨格を忠実に再現したレプリカが展示されています。
角島の豊かな自然を学び
感じられる場所が豊富
ツノシマクジラの骨格標本が天井から吊るされた「つのしま自然館」では、角島で見られる貴重な植物から海の生き物、角島の成り立ちまで、角島の自然を楽しく学べます。たくさんの写真やパネル、直接触れられる標本などを使ったユニークな展示方法で角島に生息する多様な動植物について知ることができる施設です。つのしま自然館の目の前に広がる「角島大浜海水浴場」は白くてサラサラな砂浜が特徴的。無数の貝殻が砕けて長い年月をかけてでき上がった砂浜のため、白く美しいといいます。幾重ものグラデーションの青い海と突き抜ける高い空も相まって、まるで南国のようなロケーションに心が躍るはずです。天気が良い日には大陸が見えるほど空気が澄み渡っていることも。砂浜をのんびり歩いたり、海岸に打ち寄せられた貝殻や流木を拾うビーチコーミングを楽しんたり、思い思いに過ごすのがおすすすめです。夏の海水浴シーズンになると、白い砂浜と全国でも指折りの透明度を誇る海の美しさを求めて、近県各地から多くの人が訪れます。海水浴場内には、バンガロー、休憩所、シャワー施設、炊飯塔を完備しているので、キャンプスポットとしても人気。
自転車やトゥクトゥクで
島中を駆け巡ろう
角島の中央にある「角島サイクルポート」では、レンタサイクルを行っており、子ども用の自転車から大人用の電動自転車を取り揃え、おすすめの島内サイクリングコースを案内しています。島内の心地よい風を肌で感じながら、おもいっきり自然を満喫したい方におすすめです。また角島の西側にある「グランビスタ角島」では、タイからやってきた乗り物「トゥクトゥク」のレンタルを行っています。日本にいながら異国の文化を体験できるので、一味違った思い出づくりができるはず。普通自動車免許があれば運転が可能です。島中を駆け巡って、角島の風をダイレクトに感じながら爽快なドライブを楽しんでみてください。
※角島サイクルポート:3〜11月まで営業(12〜2月まで休業)
情報提供 / 下関市役所豊北総合支所地域政策課