天然温泉も沸く景観豊かな島
SHIMA INFORMATION

中国エリア/ 広島県
倉橋島 くらはしじま
- 面積
- 約54.5㎢
- 人口
- 4,448人(2024年4月1日時点)
- 観光スポット
- 桂浜、くらはし桂浜温泉館
- 特産
- ちりめん、みかん、トマトなど
- アクセス
- JR呉線呉駅から広島電鉄バスで約1時間
倉橋島 kurahashijima
四季折々の風光明媚な景観は
万葉集にも詠われる美しさ
倉橋島は、瀬戸内海の芸予諸島に属する島で、広島県の最南端に位置しています。本土とは音戸大橋で、江田島市とは早瀬大橋で、鹿島とは鹿島大橋でつながっています。瀬戸内海では淡路島・小豆島・周防大島・能美島についで5番目に大きい島で、急傾斜が多いため集落は入江に面したわずかな平地にあります。1年を通して雨量が少なく、温暖な瀬戸内式気候のため、降雪もほとんどありません。町内の中央・東部・南部に瀬戸内海国立公園の指定地域があり、その中でも火山(ひやま)と呼ばれる山、桂浜、亀ヶ首、鹿老渡(かろうと)など、四季を問わない風光明媚な景観が魅力。桂浜は渚百選や白砂青松百選にも選ばれています。この浜の一帯は「万葉集遺跡長門島松原」として県史跡に指定されており、その景観の美しさから古くは万葉の歌にも詠われています。火山は倉橋島の中央部に位置する標高408mの山です。その昔、倉橋島は瀬戸内海の船の要所でした。そのため、山頂でのろしを上げ、航路の情報などを発信していたといいます。山頂には大岩があり、その上に立つと360度のパノラマビューを楽しめます。瀬戸内海に浮かぶ島々をはじめ、遠くは四国山脈の山々も見渡すことができる絶景スポットです。特産物はトマトやみかんなどの農産物と、ちりめんじゃこ・シラスや牡蠣などの海産物が有名。中でも牡蠣の養殖が盛んな島で、周囲の海上に浮かぶ「牡蠣筏」を一年中見ることができます。夕暮れ時は、穏やかな海がキラキラと橙色に照り輝きます。
奈良時代から続く造船の島
歴史を学ぶ施設も充実
倉橋島は過去に「長門島(ながとしま)」と呼ばれていました。奈良時代には遣唐使船、江戸時代には宮島管絃祭の御座船や木造船など、造船の島としての歴史があります。明治時代からは御影石の採石の場となり、倉橋島産の御影石は国会議事堂にも使用されています。また、戦時中は呉の軍港化に伴う要塞地域にもなりました。1992年に開館した「長門の造船歴史館」では、古代から現代までの木造船模型や、造船と海運業に関する資料などが数多く展示されています。1200年以上前の姿に復元された遣唐使船も展示されております。「倉橋歴史民俗資料館」には、ナウマンゾウなどの化石や古代から近世までの土器などの考古資料を展示しています。また、農業と石材業など島の産業資料や生活・民芸・文芸関係の資料も多く、島の歴史文化が学べる良い施設となっています。また、幕末の洋式ドック跡は、造船の島の面影を今日に伝えて,造船や海運による成り立たちを証明する歴史的な遺産といえるでしょう。桂浜にある桂濱神社の本殿は三間社流造となっており、1982年、国の重要文化財に指定されました。
穏やかな波を活かした
マリンアスポーツが人気
観光のベストシーズンは夏。桂浜には海水浴場、キャンプ場があり、個人経営で運営されているマリンスポーツ施設もあります。瀬戸内海は波が穏やかなので、レンタルボート、カヤック、SUPなどに最適の環境。優雅な気分で会場散歩を楽しめます。より爽快感を味わいたい方には、ジェットスキーで引っ張ってもらえる海上コースターがおすすめです。ほかにも、倉橋の山々の八十八ケ所巡りのトレッキングコースや、火山への登山も人気。山上からは「ひと目3県」(広島,山口,愛媛)の眺望を楽しむことができます。温暖な気候なので四季を通じて島内サイクリングも人気です。釣り船も人気で、経験豊富な漁師の船長の案内で、鯛釣りやメバル釣り、アジ釣りなどの海釣りを体験できます。また、国会議事堂の建造にも使われている倉橋島の花崗岩は、時間が経つと薄紅色に変化していく特徴があり「議院石」とも呼ばれています。
身も心も癒される天然温泉
サクッと香ばしい「倉橋島お宝フリット」
「くらはし桂浜温泉館」は、1階と3階の解放的な露天風呂が魅力。地下1,650mから汲み上げている亜麻色のくらはし温泉の源泉を使用しています。室内温泉もローマ風呂のような天井の高い石風呂や南国ムード漂う海風呂など、バリエーションが豊かです。館内の食事処では、瀬戸内海の新鮮な海の幸と旬の食材をふんだんに使った料理を堪能できます。また、地域活性化プロジェクトである「HASHIWATASHIプロジェクト」で開発された『倉橋島お宝フリット』は、倉橋の旬の食材であるトマト、ちりめん、白ざめが詰まった一品。「シーサイドカフェ・アルファ」のほか、「桂浜温泉館」「ふるさといやしの村」「つるや荘」「カフェ・スロー」で食べることができます。島内には16の地区があり、地区ごとに8月の盆踊り、9~10月にかけての秋祭りなどの伝統行事があります。毎年7月に行われる「遣唐使船まつり•花火大会」と、2月に行われる「宝島くらはしフェスティバル(牡蠣まつり)」は島内での二大イベント。島が一体となって盛り上がる特別な日なので、その日に合わせて訪れるのも良いでしょう。
情報提供 / 呉市倉橋市民センター