江戸時代の噴火で生まれた
大地のパワー溢れる島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 鹿児島県

新島 しんじま

面積
0.13㎢
人口
2人
観光スポット
五社神社、ニューアイランド佐々木
特産

アクセス
鹿児島港からフェリーで桜島港まで約15分。桜島港から車で浦之前港まで約40分。浦之前港から船で新島港まで約10分

新島 shinjima

生まれ育った島を守っていきたい
その想いを実現させ再び有人離島に

新島は、桜島の北東部の沖合約1.5㎞にあり、港から10分ほどで行ける島です。江戸時代の1779年に桜島の巨大噴火により海底が持ち上がって生まれたため、燃島とも呼ばれています。1950年代には約250人が暮らしていましたが、2013年に最後の1人が島外へ移住し、無人島に。島の荒廃を見かねた島育ちの姉妹が清掃に通い始め、賛同した200名以上のボランティアと共に8年の月日をかけて整備を進めました。特に姉妹が小さな頃から家族と一緒に世話をしていた五社神社の再建に力を入れたそう。彼女たちの父親が、島を離れたことで最後まで自分の手で守れなかったことを悔やんでいたことを思い出し、2019年にその姉妹のうちの一人が島へ戻り夫婦で移住しました。島には何もないため島と本土の往復を繰り返して生活の基盤を整えながら、五社神社をはじめとした島の整備や、島の再生をするためのNPO法人立ち上げの準備をする忙しない日々が続きました。

桜島の火山が生み出した島で
島民が教える自然アクティビティ

新島は、桜島・錦江湾ジオパークのおすすめジオサイトの一つで、霧島錦江湾国立公園に指定されており、地質学的に高い価値を有しています。1779年に、海底でも噴火が起こり、マグマが海底を持ち上げて生まれました。この島は溶岩でできているわけではなく、新島軽石と呼ばれる水中火砕流堆積物でできています。これは約16,000年前の若尊カルデラの噴出物と推定されており、太古に想いを馳せずにはいられません。島内では、隆起の際にできた断層も多くみられ、島が形成されるときに露出した約5,000年前の貝化石層は、実際に触ることも可能です。ビーチから少し歩くと、アコウの巨木があり、幹や垂れ下がる木根が絡み合って森をなしている姿は大地からのパワーを感じられます。絶滅危惧種であるウチヤマセンニュウという貴重な野鳥も遊びに来る豊かな森です。島を整備した姉妹が中心となって立ち上がったNPO法人によって、階段や散策道が作られ、元島民やボランティアが来島しやすくなりました。さらには新島クルーズや自然体験プログラム、ガイドツアーなどを行うようになり、観光客だけでなく学校行事のために来る子どもたちも増えています。新島での昔の生活を体験し、島内の野草を天ぷらにして食べることができるなど、子どもたちの体験学習の場として徐々に活気が戻ってきました。

情報提供/鹿児島市観光交流局観光戦略推進課
画像提供/鹿児島県観光連盟(写真協力:鹿児島市)

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島で暮らす人たちから届いた、日々の情報を紹介していくニュースページです。
イベント情報はもちろん、季節ごとに移り変わる島のリアルな情景をお届けできたらと思います。
様々な表情を見せる島の日々をお楽しみください。