自生する6,000 本の
椿が島を彩どる

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 福岡県

地島 じのしま

面積
1.57㎢
人口
130人
観光スポット
つばきロード、厳島神社、沖ノ島展望台、殿様波止
特産
わかめ、めかぶ、うに、椿油
アクセス
JR東郷駅からバスで約25分、神湊港で下車。神湊港から①泊港まで約15分。②白浜港まで約25分
URL
https://www.muna-tabi.jp/menu/island

地島 jinoshima

島を縦断する椿の遊歩道に
本土から多くの観光客が殺到

地島は、宗像市鐘崎の北西約1.6㎞の玄界灘に位置し、筑前諸島に属する外海本土近接型の離島です。島の周囲は9.3㎞で、北北西から南南東に向かって細長く伸びた形をしています。島の多くの部分が原生林に覆われた標高100m台の急峻な山地で、南岸部の入り江には泊漁港があり周囲には泊集落が、中西部の入り江には白浜漁港があり周囲には豊岡集落があります。昔から交通の要衝で、江戸時代に黒田長政公が参勤交代の折りに立ち寄ったという史実があり「殿様井戸」「殿様波止」などはその名残です。「殿様波止」は現在の泊漁港の位置に築かせた波止です。江戸時代には廻船業が栄え、朝鮮通信使が嵐を避けて停泊したという記録もあります。島内には約6,000本のヤブ椿が自生し、島内のツバキ園では、12〜3月にかけて美しい花を咲かせています。1996年には山地部に「遠見山遊歩道」と「倉瀬遊歩道」という島を縦断する2つの「つばきロード」が整備されたため、椿の開花シーズンには観光客が多く訪れます。ハイキングコースとしても最適で、1番の見ごろは2月中旬から下旬にかけてです。島の名前の由来ですが、かつては「慈島」と呼ばれていました。泊港にある「厳島神社」には宗像三女神が祀ってあるのですが、その三女神の一人、市杵島姫命(いちきしまひめ)と「慈しむ」という言葉が似ていることから「慈島」となりました。それが誤って「地」と書くようになり、現在の「地島」と表記されるようになったのです。

ただの特産品ではなかった?!
皇室に献上される極上わかめ

地島を代表する特産品は何といっても「わかめ」。地島近海には、玄界灘と響灘の潮がぶつかるところに曽根と呼ばれる潮の流れが速い浅瀬があります。そこで太陽の光を浴びて玄界灘の荒波にもまれた良質の天然わかめが豊富に採れます。地島のわかめは肉厚でしっかりとした噛み応えがあり、上品なわかめの甘さが感じられます。その質の良さから、1963年からの皇室への「若布献上の儀」で皇室に献上するわかめは、地島産を宗像大社を通じて毎年皇室に献上されています。海産物でもう1つ有名なのが「天然とろろめかぶ」。とにかくねばりが違うのです。採れたてのめかぶをすぐに冷凍し、徹底して新鮮さにこだわっています。めかぶ特有のもっちりとした粘りをそのままに、とても新鮮に食べることができます。「うに」も特産品の1つで、磯の香りが漂う海の幸の逸品です。地島の隠れた特産品といわれるのが島内のヤブ椿から採れる「椿油」です。自然豊かな地島で生成された椿の実を拾い集め、中から種を取り出し天日干しで十分に乾燥させ、質の高い椿油を抽出しています。昔ながらの製法で生産しているため、ヤブ椿から採れる椿油は生産量が限られており希少です。また、天然もののため数量限定商品となっています。100%ピュアオイルで無添加・無香料・保存料なし。非加熱抽出法で搾った高純度のオイルは品質が良く、整髪や食用にと引く手あまたです。 

訪れたからには必ず踏破したい
島を縦断する「つばきロード」

地島で一番高い「遠見山」は標高186m。山頂には「沖ノ島展望台」や「黒田藩番所跡」もあり、天気のいい日には展望台からは沖ノ島も展望できます。「倉瀬展望台」から眺める玄界灘・響灘の眺望は素晴らしいのひと言。こちらも天候次第で志賀島、相島、沖ノ島を望むことができます。ここから見える海上の「倉瀬燈台」は、地島の北西約1kmくらい離れた岩礁の上に建っている自動式灯台です。「大敷展望台」は400段の階段を登らなければなりませんが、そこからは北九州方面を一望できます。地島の自然を存分に楽しめるのが、島を縦断する2つの遊歩道「つばきロード」です。「遠見山遊歩道」は全長約1,350m、徒歩約40分のコース。アップダウンがあるので健脚者向けです。「倉瀬遊歩道」は全長約1,200m、徒歩約20分のコース。3か所の展望台からの眺めは絶景で、椿の季節には絶対欠かせないハイキングコースです。「厳島神社」の本殿には宗像三女神が祀ってあり、地島の祇園山笠はここから出発します。「祇園山」は標高150mで、山の頂上に祇園様が祀られていることからこの名がつけられました。歴史を感じるのは、黒田長政公の命により築かれた「殿様波止」。このあたりは磯釣りが盛んでフィッシングに最適です。例年11月ごろに椿の実を搾って椿油の精製を行っている「椿油加工場」。品質の良さを誇る椿油の加工現場をひと目見ようと見学に訪れる人が多くいます。

地島を象徴する椿がメインのお祭り
地島ならではの海上を走る山笠風景

地島には島を挙げての大きなイベントが2つあります。3月に行われる「椿まつり」は、毎年3月第2土曜日に開催されます。自生する約6,000本の椿は1〜3月ごろにかけて花を咲かせ島を鮮やかに彩り、訪れる人々の目を楽しませています。その人々をさらに満足させるのが当日に行われるイベントです。地島小学校児童によるステージ発表やわかめのつかみ取り、島の特産品である獲れたて新鮮なサザエやアワビ、わかめの販売などで会場は大賑わい。飲食では、名物の「椿油ごはん」と「めかぶ汁」も味わえます。炊き込みご飯の「椿油ごはん」はあっさりとした味、「めかぶ汁」はめかぶのコリっとした食感とトロっとした粘り気を楽しめます。初春の地島を堪能できる一大イベントです。「地島祇園山笠」は7月に開催。泊漁港の近くにある「厳島神社」は、海路を守る宗像三女神を祀っています。島に暮らす人々は、病気と災害から守られるよう祈りを捧げ「地島祇園山笠」を行います。島の2つの地区である泊と豊岡の2つの集落が毎年交代で山笠を作り、製作した側が山笠を漁船に乗せてもう一方の集落へ運びます。漁船で海を渡るのは、2つの集落を山が隔てているためであり、これは地島ならではの珍しい山笠です。

情報提供/宗像市産業振興部元気な島づくり課元気な島づくり係

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島で暮らす人たちから届いた、日々の情報を紹介していくニュースページです。
イベント情報はもちろん、季節ごとに移り変わる島のリアルな情景をお届けできたらと思います。
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