日本で最も美しい村を有する
サンゴ礁の島
SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県
多良間島 たらまじま
- 面積
- 約19.75㎢
- 人口
- 約1,124人
- 観光スポット
- 八重山遠見山、水納島、海
- 特産
- サトウキビ、たらまんぼー、花ぱんぴん
- アクセス
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①海路:宮古島(平良港)から多良間島(前泊もしくは普天間港)へ「フェリーたらまゆう」で約2時間
②空路:宮古島(宮古空港)から多良間島(多良間空港)へ飛行機で約20分
多良間島 taramajima
平坦な地形だからこそ見られる絶景
満点の星空は天然のプラネタリウム
多良間島は石垣島と宮古島のちょうど真ん中に位置する楕円形の島。隆起サンゴ礁から出来た島で、周囲はサンゴ礁リーフに囲まれており、山や河川などはありません。島から北へ8kmのところには島民が3人の水納島があり、2島を合わせて「多良間村」として登録されています。多良間島は最高地点となる八重山遠見山でも32.8mと標高が低く、見渡す限り平坦な地形が特徴です。主要産業は農業。島には一面にサトウキビ畑が広がっているので、沖縄の原風景を味わうことができます。12月から4月にかけての収穫時期になると島全体に甘い香り漂います。平坦な地形から見上げる空も魅力の1つ。遮るものが何もないため、半球の中心にいるかのように、空がドーム型に広がります。特に星空は圧巻。視界の端から端まで満点の星が煌めきます。平坦な地形が生んだ景観は他にもあります。それは「ボーグ(防護林)」・「塩川御嶽参道のフクギ並木」・「島内一周防風林トゥブリ」で、昔の島民たちが台風や潮風から島を守るために施しました。昔から島民によって整備されているので、数百年経った今でも島民の生活を支える大切な存在で、島の美しい景観を作る要素ともなっています。観光地化されていない原風景が残り、自然の美しさと独自に発展した文化を評価され、沖縄県で唯一「日本で最も美しい村」に認定されています。また、多良間島では島を上げてピンダ(ヤギ)をPRしています。ヤギ汁は島の特産品です。そのほか、2020年の離島フェアで優秀賞を取った「たらまんぼー」や花をかたどった焼き菓子の「花ぱんびん」もお茶請けの特産品として村民・観光客に親しまれています。
伝統芸能からヤギが闘うお祭りまで
個性豊かなイベントが充実
古来より受け継がれてきた伝統芸能も魅力の1つ。国指定重要無形文化財に指定された「八月踊り」はその筆頭で、旧暦の8月8日から3日間かけて行われる豊年祭です。遠い昔、過酷な税を完納した島民の喜びと感謝の意を御嶽の神に報告しつつ、翌年の五穀豊穣を祈願するために神前で舞ったことが起源とされています。1880年代になると、「組踊」や「古典踊り」が加えられ、現在の八月踊りの原型ができました。現在でも旧暦の8月になると八月踊りのために島を出た人が帰省し、多くの観光客や伝統芸能の研究者も来島します。1年で最も多良間島が賑やかになる祭典です。旧暦5月には豊年の感謝と祈願を主とした「スツウプナカ」も催され、八月踊りと並ぶ島の2大行事の1つとなっています。また、島をあげてヤギをPRしている多良間島ならではのイベントが毎年5月と10月に開催される「多良間島ピンダアース大会」。ヤギの生産や観光資源化が目的の闘ヤギ大会です。三階級のトーナメント戦になっており、ピンダ(ヤギ)たちの闘争本能がむき出しになる戦いを間近で見ることができます。わかりやすい実況解説も相まって迫力満点のお祭りです。そのほか、海人による豊漁と航海安全を願って行われる「ハーリー大会」は、多くの方が参加できるよう祝日に開催。部落や職場ごとの対抗戦に加えて観光客や子供たちが楽しめるようにハーリー体験なども行われます。たらま島一周マラソン大会などもあり、個性豊かなイベントが盛りだくさんの島です。
世界に誇る「タラマブルー」で
色彩豊かな魚たちとともに海中散歩
開発の手を極力避けていることから、多良間島は昔からの美しい自然が現存しています。特に、海の美しさは格別。世界でもトップクラスの透明度を誇り「タラマブルー」と名前がつくほどです。島にはそんな「タラマブルー」を体感できるダイビングスポットが点在しています。北部エリアでは美しいサンゴ礁と色鮮やかな魚達。西部エリアは岩場が多く、大型の魚。そして南部・東部エリアでは独特な地形とマグロが観察でき、エリアによって異なった魅力があります。また、多良間島の北8km沖合に浮かんでいる水納島でも海中散歩を楽しめます。群生するサンゴ礁は海中の森林。そこに色とりどりの小魚や大きな魚が泳ぎ、運が良ければウミガメに出会うこともできます。温暖な気候なので、1年を通じてダイビングやシュノーケリングを楽しめます。
遥か水平線まで見渡せる展望台
かつて日本の危機を知らせた遠見番所
多良間島で最も標高が高い場所にあるのが八重山遠見展望台です。海を360度のパノラマで眺められる唯一の場所で、展望台の周囲は独特な樹木が生い茂る八重山遠見台公園になっています。展望台の中は螺旋階段で、上りながら景色を眺めることが可能。頂上には多良間島の青い海と水平線が一望できる絶景が待っています。天候がよければ、石垣島で最も高い山「於茂登岳」まで見渡せます。また、先島諸島火番盛(さいしましょとうひばんむい)は、宮古諸島や八重山諸島の島々に点在する遠見番所群です。多良間島にある遠見番所は、2007年に国の史跡に指定されました。先島諸島は地理的に中国と近いため、薩摩藩の要請で1644年に琉球王国に遠見番所が設置されました。中国船の状況や異国船の到来などを監視しながら、異変の際はのろしを上げて危険を知らせていたため「火番盛」と呼ばれるように。日本でも多くの火番盛が残されている先島諸島。歴史的な史跡であることから、今でも大切に保管されています。
情報提供 / 多良間村ふしゃぬふ観光協会