渦潮で世界を魅了する
四国と本州をつなぐ島

SHIMA INFORMATION

四国エリア/ 徳島県

大毛島 おおげしま

面積
約7.06㎢
人口
2,458人
観光スポット
鳴門公園、花見山こころの手紙館、大毛海岸など
特産
鳴門わかめ、鳴門金時芋、らっきょ
アクセス
徳島阿波おどり空港からJR鳴門駅またはJR徳島駅へ。徳島バス鳴門公園行き路線バスに乗り換え
URL
http://www.naruto-kankou.jp/

大毛島 ogeshima

四国と関西を結ぶ四国の玄関口
観光施設が豊富で観光客が集まる

大毛島は鳴門市より北東に位置する東四国の玄関口であり、兵庫県の淡路島と全長1629mの大鳴門橋でつながっています。島内を神戸淡路鳴門自動車道が通り、鳴門北インターチェンジから大毛島に入ることができます。周囲16㎞の徳島県一大きな島です。世界に誇れる歴史・文化・観光・食・人の魅力が詰まっており、毎年多くの観光客で賑わいます。県内外から観光客が訪れるので、宿泊施設はリゾートホテルやゲストハウス、旅館など豊富にあります。特に、夏は海水浴を目的にたくさんの人が訪れます。アクセスはJR徳島駅、JR鳴門駅から路線バス、徳島阿波踊り空港からは乗り換えなしで、島の観光スポットである鳴門公園に到着する空港バスが出ています。京阪神方面からの高速バスもありますが、1日に1本。マイカーでの観光も可能で、スカイレンタカー徳島空港店でレンタカーを利用(要予約)して観光することもできます。アオアヲナルトリゾートにはレンタサイクルもあり、2時間500~1000円で利用可能。大毛島は瀬戸内海播磨灘(瀬戸内海東部の海域)・太平洋紀伊水道に面し、世界最大潮流の鳴門海峡の渦潮が見ることができます。大毛島の北東方面には一部瀬戸内海国立公園にも指定されている鳴門公園があり、宿泊施設や大鳴門橋を一望できる展望施設が4か所、国際美術館、カフェやレストランなどの観光施設がそろっています。海岸線から眺める朝日や夜景は日本百名月百選にも選ばれる絶景です。

島の由来は古事記に出てくる神
神の恵みを受けた数々の特産物

大毛島の名前の由来は、古事記や日本書紀によるとイザナギとイザナミの国生神話の中で誕生した、阿波国(現在の徳島県)を司る食物の女神「オオゲツヒメ(大宜都比賣)」とされています。大毛島は砂地が多く、その砂は「銀の砂」と呼ばれるほどです。海砂が混ざる栄養たっぷりの大地で海のミネラルをたくさん含んだ特産物が生産されています。鳴門海峡の渦潮に揉まれた鳴門鯛・鳴門わかめをはじめとした海鮮物や、海砂を利用して作られた鳴門金時芋・らっきょ・れんこん、お土産として有名な竹ちくわなどの特産品があります。渦潮がある激流の中で育った鳴門わかめは、鮮やかな緑色とシコシコとした歯ごたえや風味が良いなどの特徴があります。鳴門わかめが養殖されているロープを全てつなげると1048kmという長さで、大毛島はわかめの大産地としても有名です。鳴門鯛は鯛のなかでも最高といわれているほど高級魚。鳴門公園内にある瓶浦神社近くには、鳴門金時芋の生みの父である西上國蔵氏の貢献をたたえる石碑があり、この瓶浦神社「浦島伝説」のモデルにもなったと言い伝えられパワースポットになっています。奈良時代、薩摩より素焼の大瓶を朝廷に献上する船が鳴門を通過する際に暴風にあって転覆。そのとき引き上げられた瓶をご神体として祀り、海上安全・豊漁・雨乞いを祈願したと伝わっています。

鳴門海峡の渦潮を五感で体験
マリンスポーツに砂浴、花まで満喫

鳴門海峡にある世界三大潮流の渦潮を観るためには、うずしお観潮船に乗って間近で観る方法と鳴門海峡に架かる大鳴門橋内(車道下)に作られた海上散歩道から観る方法があります。うずしお観潮船は大型観潮船「わんだーな」と、小型水中観潮船「アクアエディ」があり、利用する際には予約が必要です。海上散歩道から見る渦潮は海上45mから望むことができ、圧巻の景色。また大鳴門京架橋記念館という橋と渦の面白ミュージアムでは、子どもも楽しめる体験型デジタルアトラクションやVRで徳島観光を体感でき、雨の日でも渦潮を満喫できる施設となっています。お茶園展望台、千畳敷展望台からも肉眼で渦潮を観察でき、さらに大鳴門橋を眺めることができて、最高のビューを満喫できます。花見山こころの手紙館という鳴門海峡を一望できる桜の名所も絶景ポイントです。春には450本のしだれ桜、つつじ17000本、もみじ200本、黄梅2000本、キリシマ600本、黄金マサキ1000本、サザンカ1000本、椿200本など季節の花木を堪能することができます。また島内にはらっきょ畑が広がっており、紫のらっきょの花と大鳴門橋の組み合わせも素敵です。大毛海岸では海水浴だけでなく、砂浴やスキムボードを楽しむことができます。鳴門海峡でシーカヤック・サップなどのマリンスポーツを体験できるHORIZONという施設があり、体を動かしながら鳴門海峡の自然を感じることができます。天候にもよりますが、竜宮の磯、八木の鼻ではサーフィンも可能。竜宮の磯では不定期で満月海YOGAのイベントを実施しています。

特産物を食べて作って収穫できる
地産地消のレストラン食堂が豊富

大毛島には鳴門海峡と砂地の恩恵を受けて、多様な特産物がありますが、大鳴門橋を眺めながら特産物を食べられるレストランや、鳴門金時芋や鳴門わかめを収穫するできる施設があります。大鳴門橋を眺めることができるレストランは、千畳敷展望台や、お茶園展望台、アオアヲナルトリゾートにあります。有名処としては「うづ乃家」の鯛どんぶり定食や、「郷土料理 潮風」の鯛茶漬け定食などが人気。展望台には鳴門金時のソフトクリームや鳴門わかめうどんを食べられる店もあります。アオアヲナルトリゾートホテルでは、9~11月に鳴門金時芋堀り体験や、2~3月は鳴門わかめ収穫体験などのさまざまな体験プログラムが企画されています。また、大毛島では塩田跡地に鳴門海峡の海水を取水してクルマエビを育てており、8~11月ごろまで、クルマエビの釣りや試食体験などのイベントを実施。大毛海岸のすぐ目の前にある豊田商店では、お土産を購入できるだけではなく、地元の魚を利用した干物やところてんづくりが体験できて訪問客も多いです。牡蠣の無制限90分食べ放題「かき焼き うちの海」や、地元の島民に愛される大衆食堂「お食事処 竜宮」でも鳴門海峡の海の幸を堪能することができます。地産地消のイタリアンをテーマにするリゾートホテルモアナコーストのレストランは、気軽にカジュアルランチやカフェとして、夜は大人の隠れ宿として有名です。

情報提供 / 鳴門市うずしお観光協会

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島で暮らす人たちから届いた、日々の情報を紹介していくニュースページです。
イベント情報はもちろん、季節ごとに移り変わる島のリアルな情景をお届けできたらと思います。
様々な表情を見せる島の日々をお楽しみください。