最高の塩と純白のビーチを
堪能できる島
SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県
野甫島 のほじま
- 面積
- 1.08㎢
- 人口
- ー
- 観光スポット
- 野甫大橋、野甫島展望台、ジューマ海岸、世界塩博物館、海水浴
- 特産
- 野甫の塩
- アクセス
- 那覇空港からやんばる急行バスで3時間。運天港から伊平屋行きフェリーで1時間20分。伊平屋島からコミュニティーバスかタクシーで野甫大橋経由で入島
野甫島 nohojima
沖合には沖縄最大級のテーブルサンゴ
プライベートビーチで至福のひとときを
伊平屋村は、橋でつながれた野甫島とから成っています。沖縄本島に比べると観光客が少ないこともあり、さらに野甫島は伊平屋島よりも訪れる人が少ないため、美しい自然の情景に満ちあふれています。面積1.08㎢、周囲4.82㎞、標高43m、四角い形状の平坦な丘陵の島で、集落は北東の沿岸部に立地しています。基幹産業は農業で、そのほとんどをサトウキビが占め、次いでサツマイモ栽培も行われています。大正末期から昭和初期まではカツオ漁が行われていました。また、戦前は薪の産地として知られており那覇へ出荷していました。島最大の魅力は透明度の高い美しい海。特に伊平屋島から野甫島にかけては、密集した色とりどりのサンゴ群落が多く残っていて、たくさんの生き物たちと一緒にダイビングを楽しむことができます。近年、島の沖合に沖縄でも最大級といわれるテーブルサンゴ群が発見され、ダイビングスポットとしての人気も高まっています。島の周囲には名もない美しいビーチが点在しており、人がいない時などはプライベートビーチ気分で、美しく静かな海を独り占めしている感覚に浸れるでしょう。この隠れビーチを探すのも楽しみの1つです。野甫港を見下ろす場所に島内唯一の野甫売店があります。商工会と自治会が連携して島の人たちが運営している共同売店で、「小さな島の小さな商店」として国土交通省主催の「島の宝100景」に選定されている貴重な店舗です。
かつては聖地として多くの人が移住
古い歴史を持ち外国との交流記録も
17世紀中ごろに編纂された「琉球国高究帳」では、すでに「野保島」と記載されていました。伊平屋村内では2番目に集落が形成され、3つの小集落が存在していたと考えられています。「琉球国由来記」に記されている御嶽の1つアフリ嶽は、古来から野甫集落を守護する御嶽であるため、そこに本土から移住した人々が多く暮らしていたそうです。また約3千年前の貝塚や遺跡も発見されています。伊平屋村で最も古いものであり、とても歴史の長い島であることがわかっています。1848年には野甫島付近を外国船が訪れ、住民は牛や豚などの家畜を、船員は見返りとして望遠鏡と剃刀を贈るなどし、外国と友好的な交流があったことをうかがわせます。野甫島は琉球石灰岩で構成されています。ここで産出する石灰岩は石垣や墓石の材料です。通常目にする石垣とは少し様子が違い、長方形の石が隙間なく積み上げられています。石切場から切り出された石は人力で運ばれ、良質なものは沖縄本島まで売りに出していました。当時の野甫島の人々にとっては、収入源の1つとなるとなる貴重な石だったと思われます。島には川がなく、井戸は塩分濃度が高いために飲料水には適しておらず、昔から水不足に悩まされてきました。今でこそ水は確保されるようになっていますが、その当時の名残である塩分濃度の高い井戸が現在も数か所残されています。
目の前に広がる絶景を堪能
ユニークな滑り台で気分爽快
野甫島の観光は、伊平屋島と野甫島をつなぐ全長320mの曲線が美しい「野甫大橋」からスタート。橋の上からは遠浅でエメラルドグリーンの美しい海を見ることができます。車で渡れば爽快な風を感じられ、徒歩で渡ると運が良ければ橋の上からウミガメを見ることもできます。「野甫島展望台」は島内で1番の絶景ポイント。高台に建っているため、360度ぐるりと景色を見渡すことができます。伊平屋島や野甫大橋、素朴な島の集落、鮮やかなグラデーションの海と真っ白な砂浜、これら視界いっぱいに広がる素敵な景色は思わずため息が出るほどです。「野甫公園」は子どもたちが集う丘の上の小さな公園ですが、ちょっとした名物があります。それは通称「絶景のすべり台」。決して高くはないのですが、上にのぼると目の前に絶景が広がっているというユニークな滑り台です。大人も滑っていいものかどうか躊躇しがちですが遠慮はいりません。眺めを堪能しながら滑り降りましょう。「ジューマ海岸」は、訪れる人が少ない静かなビーチなのでゆっくり海の風景を楽しむことができます。砂浜に腰を掛けて穏やかな波の音を聴くと気分がリフレッシュすること間違いなし。ほかにも、地図上に記載がない名もなき隠れビーチが多くあります。海岸側に生えている草木の間の道らしき道を進むと多くの白いビーチに出会えます。
世界各地の塩に出会える博物館
野甫島でソルトクルーズ!
塩は野甫島の名物の一つです。島には、最高の塩づくりを追求するために世界30か国以上を巡って塩づくりの現場を見学した結果、野甫島にたどり着いたという職人がいます。その職人が運営しているのが「世界塩博物館ソルトクルーズ」。世界中の塩やその資料などが展示されています。見たこともない美しい塩の結晶、カラフルな岩塩など、世界各地の塩が所狭しと並べられています。野甫の海のミネラルが凝縮された塩は、一流の料理人が認めるおいしさで、三ツ星レストランでも使われているほど。人気の秘密は、火を使わずに太陽と風の力だけで、7時間手揉みをしながら作り上げていることにあります。また、野甫の美しい海だからこそできるというのも大きなポイントです。代表的な商品は「塩夢寿美(えんむすび)」。まろやかでコクのある旨味が特徴で、おむすびや魚の塩焼きに使うのがおすすめ。その縁起のいい名前にちなんで結婚式の引き出物としても人気があるといいます。ほかにも幻のスパイス島こしょうピパーツ(ヒハツモドキ)をミックスした「ピパーズ塩」や、オリジナルスパイスを調合した「カレー塩」、沖縄産シークヮーサーと島青唐辛子を使った「爽快ピリ辛ブレンド塩」や京都の老舗とコラボした「塩かりんとう」などラインナップも豊富です。
情報提供 / 一般社団法人 伊平屋島観光協会