たくさんのうさぎに会えて
癒される島

SHIMA INFORMATION

中国エリア/ 広島県

大久野島 おおくのしま

面積
約0.7㎢
人口
約3人
観光スポット
大久野灯台、休暇村大久野島
特産
鯛、タコなど
アクセス
三原駅からJR呉線で約23分、忠海駅で下車。忠海港から定期便で約15分
URL
https://www.takeharakankou.jp/feature/usagi/okunoshimaisland

大久野島 okunoshima

島へ渡るフェリーから見る島々は絶景
うさぎ達に出迎えられる島

竹原市の忠海港から沖合3kmに位置し、船で渡ると約15分で到着する有人の離島です。周囲約4.3kmのこの小島は、かつて毒ガス工場があったことから「地図から消された島」と呼ばれていました。現在は瀬戸内海国立公園に指定された自然豊かな島となっており、約500~600羽ものうさぎが棲息する島として、国内外を問わず多くの観光客が訪れています。四季折々の美しい自然の中でたくさんのうさぎに会えるため、季節を問わず癒されながら、のんびりした時間を過ごすことができます。夏には特に海水浴やキャンプでたくさんの人々で賑わいます。大久野島に降りた瞬間にうさぎが寄ってくるので、うさぎはどこでも撮影することができます。うさぎのおやつを持っていると、かわいいうさぎたちに囲まれることもあるほどです。うさぎには、人間と同じパンやネギなどの野菜を上げてはいけません。大久野島内ではうさぎの食べ物は販売されておらず、忠海港や忠海駅近くのスーパーなどで購入できます。2019年12月14日に竹原港とうさぎ島である大久野島とを結ぶ新たな定期航路が就航しました。定期航路の愛称は「うさぎの想い出」です。竹原市の町並み保存地区と大久野島の日帰り観光がしやすくなりました。船内の可愛いうさぎのシルエットは映えスポットとして人気です。恋する灯台に選定された海の色に映える白い色の大久野灯台も魅力的です。島内唯一の宿泊スポットである「休暇村大久野島」では、ご当地グルメを堪能でき、温泉も楽しめます。

美しい自然に囲まれ夕日は絶景
「地図から消された島」の過去もある

大久野島はうさぎだけが魅力というわけではなく、東洋のエーゲ海といわれるほど景色が美しい場所としても有名です。特に大久野島へ渡るフェリーから見える瀬戸内のたくさんの島々が見渡せる景色や夕陽は絶景です。そんな大久野島ですが、歴史を紐解くと「地図から消された島」と呼ばれた悲しい過去があり、当時の歴史は、現在の私たちに戦争の爪痕として伝えられています。大久野島は、かつて日本の化学兵器製造拠点として毒ガスの製造が行われていました。そのため戦争中は秘密の島として、地図からも消されていたという過去があります。今もなお毒ガス貯蔵庫や発電場の跡が残っています。長浦毒ガス貯蔵庫跡は、島内で1番大きい毒ガスの貯蔵庫でした。約100トン入るタンクが6基置かれていました。戦後処理の際に、毒性を取り除くために火炎放射器で焼き払ったことから、黒くただれた壁面が残っており、その凄惨さを今に伝えています。毒ガスを製造した過程で多くの犠牲者を出したことや、このような戦争の悲しい歴史を二度と繰り返さないように、毒ガス資料館では毒ガスに関する多くの資料が展示されています。修学旅行や平和学習の場として人々が訪れています。

夏は海水浴や野外プールを満喫
サイクリングや磯釣りなども楽しめる

大久野島はうさぎ島として知られていますが、ベストシーズンは夏で、レジャーも充実しています。夏には海水浴場や屋外プールがオープンします。屋外プール営業時には、売店や浮輪レンタルがあります。キャンプやサイクリング、テニス、磯釣りなどを楽しむことができます。キャンプのための貸しテントやバーベキューコンロ、毛布、調理器具などをレンタルできます。キャンプ初心者の方向けには、キャンプ道具一式と夕食・朝食バイキングが付いた「手ぶらキャンプ」が人気です。サイクリングは休暇村のレンタサイクリングの利用が便利。電動アシストや子ども用自転車もあり、快適に島内を散策できます。休暇村大久野島に宿泊の方へ向けた「ふれあいプログラム」では、都会の海では見ることができない「ウミホタル発光観察会」や、「季節を感じる朝のお山歩会」が行われ、日中とは違ううさぎに会うこともできます。大久野島ビジターセンターでは竹和紙の紙漉きを体験ができます。休暇村では瀬戸内海の海の幸である鯛・タコ・牡蛎など旬のグルメを堪能でき、USANCHUカフェからは、島を飛び回るうさぎを眺めることができます。「うさぎのはなくソフトクリーム」は、うさぎをモチーフにした、見た目が微笑ましいユニークなソフトクリームです。

うさぎと触れ合うルールを守り
癒してくれる動物を大切にしましょう

大久野島でうさぎと触れ合う際には、いくつかのルールがあります。うさぎが島で元気に過ごすために、特に以下の6つのことに注意しましょう。1つ目に、うさぎは弱い動物なので、追いかけまわしたりせず、優しく触れ合ってあげてください。また、可愛いからといって抱っこしてしまうと、ストレスが溜まったり、骨折やケガにつながることも。病気やケガをしてしまうと野生では暮らしていけません。2つ目に、道路や道路脇、玄関前での触れ合いは禁止です。うさぎにとっては島内を走るバスや自転車は危険な乗り物。また、島内での運転は、人やうさぎに十分に気を付けるようにしてください。3つ目に、うさぎは歯がするどく目があまり良くないため、口もとに手を近づけないでください。口もとでエサを与えると噛まれてケガをする可能性も。特に小さなお子さまをお連れの方は注意するようにしましょう。4つ目に、うさぎは限られたものしか食べることができないので、お菓子やパンを食べさせないでください。人間のように色々な食べものを口にすると体の調子を崩すことも。5つ目に、ゴミのポイ捨ては禁止です。ゴミを動物が口にしたり、釣り糸がからまったりするととても危険。6つ目は、島にうさぎを捨てないでください。飼育されていたうさぎは、厳しい自然環境の中では暮らせません。うさぎ以外の生き物であっても置いていくことは禁止です。大久野島のうさぎ達がいつも元気でいられるように、ルールを守って楽しい時間を過ごしましょう。

情報提供 / 竹原観光協会

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