キリシタン大名が
隠れ住んだ離島
SHIMA INFORMATION
四国エリア/ 愛媛県
戸島 とじま
- 面積
- 約2.75㎢
- 人口
- 約258人(2021年9月時点)
- 観光スポット
- 釣り
- 特産
- ブリ
- アクセス
-
①宇和島港から高速船「しおかぜ」に乗り約50分(1日3便)
②宇和島港から普通船「しらさぎ」に乗り約1時間40分(1日1便、土日祝日運休)
- URL
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戸島 tojima
宇和島港の沖合いにある有人島で
島全体が足摺宇和海国立公園
三浦半島のすぐ先にあり、1958年に周辺の4つの村と宇和海村と合併するまでは、嘉島とともに戸島村として存在していました。戸島のほとんどが足摺(あしずり)宇和海国立公園に指定されています。足摺宇和海国立公園とは、四国の南西部と高知県の足摺岬から愛媛県宇和海沿岸に至る部分を指し、全体の面積は11,345haにも及びます。指定されている地域はほとんどが海岸ですが、戸島のある宇和海は海域公園で、戸島以外には沖ノ島や竜串など6か所が指定されています。また、1467年(戦国時代)から1500年代(安土桃山時代)にかけて戦国大名として名をはせた一条兼定は、土佐国の国司「土佐一条家」最後の当主でありキリシタン大名としても知られていました。1574年に長宗我部氏との「四万十川の戦い」に大敗したことから、戸島に逃げ落ち隠れ住んだと伝えられています。島に隠れ住むこと11年、1585年に一条兼定は生を全うします。島内にある龍集寺(りゅうしゅうじ)の境内には一条兼定のお墓が建てられており、今もこの地に眠っています。墓地は宇和島市指定史跡となっており、島民らは現在も「一条様」や「宮様」と呼び、敬っています。
肉厚で脂がほどよく乗ったブリは
戸島の代表的なブランドフィッシュ
戸島周辺の海域は水深が60mで潮流も速く、海底から豊富な栄養が湧き上がることからの養殖に大変適しています。運動量が多いため身が厚く引き締まっており、うま味と風味が長持ちするとあって評判です。1976年に本格的にブリの養殖がはじまり、現在は養殖で生計をなしている家族だけで管理できるよう、いけすは一戸につき8基までと定められ、一尾一尾手塩にかけて育てています。
情報提供 / 宇和島市観光物産協会
画像提供 / 宇和島市観光物産協会
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