昔ながらの風景と
鮮やかな花々が楽しめる島

SHIMA INFORMATION

北海道・東北エリア/ 宮城県

浦戸諸島 (寒風沢島・野々島・桂島・朴島) うらとしょとう

面積
約2.92㎢
人口
約300人
観光スポット
野々島の椿トンネル、朴島の菜の花畑
特産
椿、菜の花、アナゴ、ウニ、アワビ、ハゼ、カレイ、牡蠣、海苔など
アクセス
仙台駅からJR仙台線で約30分、本塩釜駅で下車。徒歩でマリンゲート塩釜へ。マリンゲート塩釜から定期便で桂島へは約23分、野々島へは約31分、寒風沢へは約46分、朴島へは約54分
URL
https://www.kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/news/news/detail.php?id=187 https://matsushima.miyaginavi.jp/tag/%e6%b5%a6%e6%88%b8%e8%ab%b8%e5%b3%b6/

浦戸諸島 (寒風沢島・野々島・桂島・朴島) uratoshoto

国内外のさまざまな歴史が残る有人島
気軽に島同士を行き来できるのが魅力

日本三景・松島湾に浮かぶ浦戸諸島(うらとしょとう)は、数百を超える島で形成されています。現在、観光できるのは桂島(かつらしま)・野々島(ののしま)・寒風沢(さぶさわ)・朴島(ほうじま)の4島です。塩竈市本土から最も近い桂島は、東西に長い地形で、桂島集落を中心とした桂島地区と、石浜集落を中心とした石浜地区があります。太平洋を望む南海岸には桂島海水浴場、島の東部には標高61mと浦戸諸島で最も標高が高い津森山があります。浦戸諸島のほぼ中央に位置する野々島は、熊野神社のキリシタン仏、椿のトンネルや陰田島など神秘的な景観が魅力。島内では、ボランティアによるラベンダーなどのハーブを中心とした植栽活動が、盛んに行われています。野々島から寒風沢水道を渡ると、浦戸諸島で1番大きな寒風沢島があります。江戸時代には伊達藩の港として栄え、当時の港の繁栄を今に伝える、日和山の十二支方角石や縛り地蔵や伊達藩が建造した洋式軍艦「開成丸」の記念碑などの歴史が残っています。島の奥に進むと、懐かしい田園の風景や太平洋を独り占めできる美しく穏やかな砂浜があります。浦戸諸島の有人島では1番小さい朴島は、珍しいタブ林が存在するなど、豊かな自然が残る島です。春には菜の花畑がとても美しく、見ごたえがあります。浦戸諸島の島から島を渡る際に無料の渡船を利用するのも、浦戸諸島ならではの醍醐味。日帰りで4島すべて巡れるため、気軽に離島たびを楽しめます。

季節ごとに島ならではの花々が楽しめ
歴史を感じるスポットが盛りだくさん

浦戸諸島の名物、野々島の椿トンネル。春になると自生する椿の枝がアーチを描いてトンネルのような景観をつくりだします。ほかにも、野々島にはキリシタン仏や、ボラと呼ばれる洞窟群、夜泣き地蔵などのスポットがあります。朴島は、豊かな自然が残るのどかな島ですが、江戸時代には伊達藩の軍用金や宝物が隠されていたという伝説もあり、宝島(じょおじま)と呼ばれていたという逸話も。そんな朴島にある菜の花畑は、野々島の椿トンネル同様、浦戸諸島の名物です。見ごろを迎える春には、一面に広がる黄色い絨毯と海に浮かぶ島々を望める絶景が魅力的です。桂島の松崎神社からハイキングコースには、白崎山展望台や二度森展望台などの絶景スポットがあります。断崖の高台にあるため、周辺の大藻根島などの島々、背後には千賀ノ浦から塩竈の街並み、遠く蔵王などの山並みまで見渡せ、観光客に人気です。寒風沢の漁港から海沿いに進むと現れるのが「造艦の碑」。藩政時代の寒風沢港は、千石船が発着する港としてにぎわっていたところで、仙台藩にとって大切な港でした。寒風沢造艦の碑は、この地で仙台藩の命により、三浦乾也が東北で初めて西洋型軍艦を建造したことを記念し建立されたもので歴史を感じることができます。

四季折々の味覚とレジャーを楽しめ
太平洋から上る朝日は格別の景色

太平洋と松島湾に挟まれた浦戸諸島は、海の幸の宝庫です。春はシラウオやアサリ、夏はアナゴやアワビやウニ、秋はハゼやカレイ、冬は牡蠣や新海苔など、四季を通してさまざまな味覚を楽しめます。また、栄養豊富な海藻「アカモク」など、ほかではなかなか味わうことができない食材や郷土料理もあります。島には食堂がありませんが、民宿やペンションなどで事前に予約をすれば宿泊しなくても食事だけ楽しむことも可能。そうとはいっても、「島時間」を満喫するならやはり宿泊がおすすめ。島々のシルエットが美しい夕暮れ、夜光虫の神秘的な光、太平洋から昇る朝日と輝く海の景色は格別です。島では、都会の日常では味わえない体験ができます。シーカヤックやカヌーなどのレジャー体験も豊富。透明度の高い海をカヤックで渡っていくことはなかなか味わえない体験なのです。カヤックは自分で漕ぐ必要がありますが、美しい海や景色を楽しみながら爽やかな汗を流せばすてきな思い出づくりになるはず。また、浦戸諸島は釣りスポットとしても人気。それぞれの島によって狙える魚の種類が違います。自分のレベルに合わせて釣り場を選ぶことができ、初心者の方も挑戦しやすいのが特徴です。

夏はマリンレジャーが魅力的
各種イベントは季節ごとに開催

浦戸諸島でレジャー体験をするなら、夏がおすすめ。シーカヤックとカヌーは7~10月まで楽しめます。また、夏といえば桂島海水浴場も人気があります。桂島桟橋から徒歩約5分、島の南海岸にある太平洋を望む広々とした砂浜の海水浴場です。太平洋の穏やかな波と開放的で広々とした砂浜は、家族連れにも大人気。大自然の中、静かな時間の流れるきれいなビーチは、家族の大切な思い出を作ってくれます。毎年7月中旬〜8月中旬までの営業期間中は、監視員が常駐し海の家が開設され、シャワー、脱衣所も完備されています。マリンスポーツや地引網体験も楽しむことができるのが特徴です。また、イベントも季節ごとに数多く開催されています。夏には、花火大会や盆踊り、春と秋にはウォーキング、5~10月には島めぐりも開催されます。牡蠣の季節になると牡蠣剥き体験も行われます。四季を問わず楽しめるため、観光客からも人気の島です。島にはホテルはありませんが、民宿やペンションはあります。予約が必須となりますので注意が必要。時間が許せば、ぜひ浦戸諸島に宿泊して民宿での新鮮な海の幸や浦戸の母ちゃん会の弁当などを堪能してください。離島ならではのイベントやおもてなしを体験して、忘れられない思い出づくりをしてみてはいかがでしょうか。

情報提供 / 塩竈市観光物産協会

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