スケールの大きな自然が
そのまま残る青海島

SHIMA INFORMATION

中国エリア/ 山口県

青海島 おおみじま

面積
約14.6㎢
人口
約1,673人
観光スポット
釣り、キャンプ、スキューバダイビング
特産
海産物
アクセス
JR長門市駅からバスで約20分
URL

青海島 omijima

北長門海岸国定公園の中心であり
日本の渚百景にも選出された景色

本土である山口県長門市とは青海大橋で行き来し、周囲は約40㎞、いくつかの島がつながり1つの島となっているのが特徴の青海島。島で最も大きな山の高さは319mにおよび、日本海の荒波を受けた北側にある岸は浸食地形で、自然の壮大さを肌で感じられます。岩々がそびえ立つ姿は「海上アルプス」といわれるほど、多くの方を魅了しています。仙崎港からは、島を1周することができる遊覧船が発着します。また、島の南西部には潟湖(砂州やサンゴ礁によって外海から隔てられて作られた、水深の浅い水域)の青海湖があります。山口県北部海岸線にあり、北長門海岸指定公園の中心である青海島は、日本の渚百選にも選出されており、景色の美しさは虜になってしまうといわれているほど。国の名勝及び天然記念物にも指定されているため、小さい島ながらも毎年多くの観光客が訪れます。島ではありますが、交通手段は青海大橋が架かっているので、バスや車で行くことが可能です。江戸時代から明治時代にかけ、沿岸捕鯨の基地として栄えていた時期もありました。島内にある向岸寺には、当時捕獲された鯨の胎児を埋葬するために「鯨墓」が1692年に建立され、約70体の鯨の胎児が埋葬されており、国の史跡の1つとなっています。現在でも、鯨の霊を弔うために毎年鯨回向が行われています。「鯨墓」近くのくじら資料館には、当時のことについて詳しく展示がされています。

夏みかん発祥の地であり
国指定天然記念物にも指定

黒潮の流れに乗り、江戸時代の中期、当時の山口県仙崎大日比(現在の青海島)に偶然流れ着いた種を島民が植えたところ、文旦系の柑橘ができたといわれています。これが今のナツミカンの起源とされており、上部は接ぎ木がされていますが、根の部分は原木のまま、「大日比ナツミカン原樹」として現在も残されています。国の史跡及び天然記念物にも指定されています。昔のナツミカンは酸味がかなり強かったため、生で食べるのには不向きとされていました。しかし、初夏になると酸味が減ることがわかったことから、夏に食べられる貴重な柑橘として広く知られるようになり、現在でも山口県の萩市を中心に多く栽培さ れています。また、島内にある西圓寺には、白色の花弁が1つの花に80から100枚近くつくアオバスが咲き誇ります。7〜8月にかけて開花し、1822年に当時の和尚が譲り受けたといわれています。アオバスは県指定の天然記念物であり、毎年美しく咲く姿を見るため多くの方が訪れます。また、青海湖周辺の整備された田んぼは、やまぐちの棚田20選にも選出された「青海地区の棚田」としても多くの方に知られることになりました。

釣りの名所も複数ありながら
全国でも屈指のダイビングスポット

本土から車やバスで行くことができてアクセスしやすく、観光スポットが多い青海島。漁港周辺では手軽に竿が出せるので、陸からの釣りはもちろんですが沖に出る船釣りも可能です。岩場が多く、魚が住みやすい環境が整っているため、季節により異なりますが、チヌ、シロギス、アジ、マダイやハマチが釣れることもあります。水温が比較的高いため、初心者でも比較的簡単に釣ることができるので、お子さま連れのファミリーにも釣りを楽しんで頂くことができます。そして、青海島は山口県の中でも特にダイビングスポットが多く、プロのダイビングカメラマンも訪れるほどです。日本海の荒波を受け、切り立った岩々がそびえ立ち海上アルプスとも呼ばれる場所。その中でも多くの方に人気なのが「船越」です。水中で砂が巻き上がらないため、天気が良ければ10mほどの透明度があります。通称「青の洞窟」と呼ばれる洞窟は、ダイバーなら1度は訪れたいスポットといわれています。そのほかにも紫津浦では、小さな魚をはじめカサゴやゴンズイなど多くの魚が見られ、波があまりないこともあり、ダイビング初心者の方にもおすすめです。また、島内には青海島高山オートキャンプ場と青海島キャンプ村の2つのキャンプ場があり、大変人気。特に青海島で最も高い山の中腹に位置する青海高山オートキャンプ場から見る沈む夕日は、時が流れるのを忘れてしまうほどの絶景です。

情報提供 / 長門市観光コンベンション協会

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