古き良き沖縄が根強く残る
美しい島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

竹富島 たけとみじま

面積
5.43㎢
人口
342人(2021年3月時点)
観光スポット
コンドイ浜、集落(重要伝統的建造物群保存地区)、西桟橋(有形文化財)、カイジ浜
特産
車えび、ミンサー織
アクセス
那覇空港から石垣空港まで約60分。石垣空港から石垣港離島ターミナルまでバスまたはタクシーで約30~45分。石垣港離島ターミナルから竹富島まで高速船で約10~15分
URL
https://painusima.com/map/

竹富島 taketomijima

石垣島の南に位置する島
水牛車に揺られてのんびりと過ごす

竹富島は沖縄県の石垣島から南西に6.5kmほど、高速船に乗って10~15分くらいで訪れることができる面積5.43㎢ほどの小さな島です。竹富島の名前の由来は、最初に竹富島を訪れ、新里村を開いたといわれている「他金殿(タキンドゥン)」だといわれています。東集落(アイノタ)、西集落(インノタ)、仲筋集落(ナージ)の3つの集落から構成されており、人口は2021年の時点で342人ほど。赤瓦(赤い色をした瓦)が特徴的な民家と、その周辺に敷かれた白い砂のコントラストがよく映える町並みは、観光客にも非常に人気を集めています。昔ながらの町並みが今もなお残っており、咲き乱れる色とりどりの花々や、珊瑚でできた石垣、屋根に置かれたシーサーなど、沖縄らしい風景を楽しむことができます。沖縄本島とはまた違う、ゆったりした島時間を味わうことができるでしょう。主な交通手段はバスや自転車で、島全体で勾配が少なく平坦な地形をしているため、自転車でも難なく周ることが可能。島内には複数のレンタサイクル屋さんがあります。少し時間はかかりますが、徒歩で島内を巡ることも可能。ゆっくり時間をかけて島内を周るのもまた良いですが、暑いので熱中症には注意してください。竹富島は島全体が西表石垣国立公園に指定されており、自然環境保全や、集落の景観保全のために観光客は300円の入島料が任意で徴収されており、島の保全運動に充てられています。訪れた際は、美しい竹富島の自然を守るためにもぜひ気持ちよく納めたいものです。

竹富島の民芸品に触れて
島民の想いを馳せる

竹富島では織物などの民芸が盛んで、今でも積極的に伝統が受け継がれています。竹富港から自転車で10分くらいの距離にある竹富民芸館では、竹富島を代表とする織物である「ミンサー織」や「八重山上布」、「グンボウ」、沖縄県を代表とする美しい織物「芭蕉布」など、さまざまな織物が紹介されています。竹富島の織物といえば「ミンサー織」が有名ですが、それ以外にも民芸の継承には特に力をいれているのです。初めて竹富島を訪れるなら、色とりどりの竹富島の織物を見ることができる竹富民芸館は、ぜひ訪れていただきたいもの。竹富島のこれまでの歴史や、大切にしているものを感じることができるはずです。お土産に購入できる織物のランチョンマットも旅の思い出におすすめ。また、竹富島の民芸を楽しむなら自分で実際に作ってみるのもいいでしょう。竹富民芸館には機織体験コーナーも用意されているので、自分で織物づくりを体験することもできます。竹富島の人たちが長らく大切にしてきた織物に触れることで、その地の歴史や思いを感じられる素敵な体験ができます。

水牛車に乗ってゆったり、のんびり
竹富島グルメも一緒に楽しんで

竹富島の楽しみ方としておすすめしたいのが水牛車で島内を巡ること。水牛車が通れる場所は限られていますが、竹富島の観光として非常に人気です。水牛の歩くスピードはゆったりしていて、一回の乗車で乗っている時間は30分程度。いつも仕事ややることに追われている忙しい人には、ぜひ水牛と一緒にのんびりとした時間を味わってみてください。水牛車にはガイドさんもついているので、乗車中に沖縄の民謡などを歌ってくれるのも楽しいです。水牛車は人気があるので、夏などハイシーズンに観光するときは混み合っていることもあるので、事前に予約しておくと安心。そして、八重山の島に来たのならぜひ食べておきたいのが八重山そばです。観光客はもちろんのこと島の人たちも日常的に食べている島グルメのひとつ。竹富島を散策して疲れた体にちょうど良い塩気が沁みるはず。また、竹富島にはカフェもあるので、天気がいい日はテラス席のカフェで食事をするのもまた雰囲気が出るのでおすすめです。暑い中歩き疲れたら、かき氷で体を冷やしてゆっくり休んだり、竹富島の青い空によく映えるカフェスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。

日帰りもいいけど、宿泊がおすすめ
満天の星空の中、島時間を満喫しよう

竹富島には宿泊施設がいくつかあるので、泊まりで訪れることも可能です。ホテルや民宿はもちろん、ゲストハウスも完備。夜になれば周囲には街灯や光を発するものがないので、満天の星空が楽しめることでしょう。竹富島の夜は星がとてもよく見えます。晴れた日の夜に海岸で空を見上げれば、まるでプラネタリウムのような星空を見ることができるでしょう。タイミングが合えば、日本ではほぼ見ることができない貴重な南十字星を観測することも可能。また、朝の竹富島を楽しめるのも宿泊のメリットです。観光客が島に上陸する前に島内を散歩すれば、また違った風景を楽しめ、自分だけ異世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。小さくて、日帰りでも周りきれる広さだからこそ宿泊するのもまた一興。何もしない、ただゆっくりするという過ごし方もおすすめです。

情報提供 / 竹富町役場
画像提供 / 竹富町役場

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