沖縄本島から気軽に渡れる
美しい海と白砂の島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

瀬底島 せそこじま

面積
約2.99㎢
人口
約782人
観光スポット
瀬底ビーチ、瀬底大橋、アンチ浜、瀬底土帝君
特産
サトウキビ、スイカ、メロン
アクセス
①那覇空港からレンタカーで約2時間
②那覇空港那覇ターミナルからバスで約2時間、名護ターミナル下車。名護ターミナルからバスで約30分
URL
http://www.town.motobu.okinawa.jp/

瀬底島 sesokojima

沖縄本島から橋を渡って行ける離島
透明度の高い海と白いビーチが自慢

瀬底島は沖縄県国頭郡本部町に属しており、本部港から西に約600mの東シナ海に浮かぶ有人離島です。周囲は約8kmという小さな島で、1985年に沖縄本島と全長762mの瀬底大橋で結ばれたことにより、本島から陸路で気軽に行ける離島となりました。那覇空港からバスでアクセスすることも可能ですが、乗り継ぎがあって時間もかかり不便なことから、レンタカーで訪れる人が多いです。レンタカーであれば、那覇空港から約2時間で行くことが可能。本島で人気の観光スポット「沖縄美ら海水族館」から車で約15分と近いため、日帰りの観光スポットとしても人気です。隆起サンゴ礁でできた台地状の平たい形をした瀬底島の自慢は、透明度の高い青い海と美しい白砂のビーチ。島の周囲には砂浜が点在しており、シーズンにはたくさんの海水浴客でにぎわいます。ビーチからは伊江島や水納島の美しい景観を眺めることも可能。島内には豊かな緑もあり、リュウキュウマツやガジュマル、フクギなどの植物が生育しているほか、広大なサトウキビ畑やフクギ並木なども見ることができ、のどかな雰囲気が漂います。また島内には拝所(御嶽)が数多くあり、中でも「瀬底土帝君(せそことていくん)」は国指定の重要文化財にもなっています。瀬底島の主産業は農業で、サトウキビやスイカ、メロンが主な特産品となっているほか、菊の栽培も行われています。島内には飲食店や商店、宿泊施設が複数あるため、利便性が高いのも魅力。海水浴シーズンには混み合うことが予想されるため、宿泊の際は必ず事前に予約をしましょう。

3千~4千年前ごろ人が住みはじめ
1903年に石嘉波村が合併し現在に至る

瀬底島は、沖縄考古学編年による前・中・後・グスク各期の遺跡や貝塚が発見されていることから、人間が住んでいたのはおよそ3千~4千年前からということが分かっています。さらに御嶽があるウチグシク近くの住居跡である「瀬底貝塚」からは陶磁器などの遺物が出土しており、そのころは既に島内に集落が形成され、現在に直接つながっていると考えられています。また三山時代には北山の治下に、古琉球時代には北山監守の治下にあり、今帰仁間切瀬底村として、首里王府から脇地頭も置かれました。近世では、1666年に伊野波間切(本部間切)が創設されたのに伴い、本部間切瀬底村となり、1736年には対岸の石嘉波村が祭温の山村政策によって瀬底村へ移住させられました。それ以後は1島2村制となりましたが、1903年に石嘉波を瀬底村に合併し、現在に至ります。石嘉波村は健堅(けんけん)区に隣接していますが、1736年の山村政策で瀬底島の東側に移村させられた後、村民によって作られた拝所が「石嘉波神社」として現存しています。石嘉波村落(イッチャフア)の東南方にある小高い森一帯が石嘉波村落の御嶽タキサンです。この御嶽タキサンは、旧石嘉波の故地へのお通し御嶽となっており、現在に至るまで祭祀も瀬底村落とは別々に行われています。

透き通る海と白い砂浜ビーチを堪能
海中には熱帯魚やサンゴも多数生息

瀬底島が最もにぎやかになるのは海水浴シーズン。高い透明度を誇るコバルトブルーの海に囲まれた瀬底島では、シュノーケリングやダイビングなどさまざまなマリンスポーツを楽しめます。島の西側に位置する「瀬底ビーチ」は、足の裏に付きにくい白いサラサラのパウダーサンドが魅力の、800mほどの長さがある天然ビーチ。トイレや更衣室、有料シャワー、有料ロッカーなども整備されており、快適に海遊びが楽しめます。浅瀬が200mほど沖合まで続いているため、お子さま連れや、シュノーケリング初心者の方にも安心して楽しむことが可能。島の西側に位置していることから、夕日が見られるビュースポットとしても有名です。瀬底大橋の真下にある「アンチ浜」は、小さめのビーチで穴場のスポット。エメラルドグリーンの海はバツグンの透明度を誇り、ビーチも白砂できれいです。ビーチには貝殻やサンゴのかけらが落ちているため、足を怪我しないよう注意しましょう。こちらも有料のシャワーやトイレを完備。浮き輪やパラソル、シーカヤック、シュノーケル、水中メガネのレンタルも可能です。夏季シーズンには屋根付きのバーベキュー施設もオープンするため、利用したい方は事前に予約・確認を行いましょう。瀬底島のビーチは、サンゴや熱帯魚も多いため、シュノーケリングにもおすすめです。

美しい風景を見ながらカフェで食事
島内ではさまざまなイベントも開催

瀬底島には飲食店も充実しており、特におすすめなのがカフェです。「fuu café」は、亜熱帯植物に囲まれた開放的な広い庭がある隠れ家のようなカフェで、沖縄食材の海ぶどうや黒豚アグー、やんばる野菜などを使ったメニューを味わうことができます。中でも「海ぶどうとアグーの丼仕立て」は人気メニュー。瀬底島の夕日を眺めながら食事ができるハワイアンカフェ「オレンジサンセット」では、絶品の本格パスタやピザ、デザートが楽しめます。「UKAUKA」は見晴らしのいい立地にあり、テラス席からは瀬底大橋や本部半島を眺めながら本格ピザや島野菜を使ったプレートランチなどが食べられます。また瀬底島ではイベントも多く開催。3年に1度開催される豊年祈願のお祭り「豊年祭」は、島の若者たちも多数参加する島最大のイベントです。開催される年の干支によってお祭りの内容が大きく変わるのも特徴で、これまでには踊りや大綱引きなどが行われました。5月に開催される「ピージャーオーラサイ」は、闘山羊の大会を行うお祭りです。見学は有料ですが、角をぶつけ合って闘う迫力ある山羊の姿が見られます。ほかにも誰もが自由に入って歌い踊れる円陣舞踏である「シークエイサー」や、伝統的な行事である「村踊り」「綱引き」など、さまざまなイベントが島内で開催され、見どころとなっています。

情報提供 / 本部町観光協会

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また、各離島への渡航時にはコロナウイルス感染防止に充分配慮をお願いいたします。

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