美しいビーチと
絶景を見渡せる城山がある島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

伊江島 いえじま

面積
約23㎢
人口
約4,400人
観光スポット
城山、湧出展望台
特産
島らっきょう、伊江島サトウキビなど
アクセス
那覇空港からやんばる急行バスで約2時間、本部港で下車。本部港から定期便で約30分
URL
https://iejima.okinawa/

伊江島 iejima

エメラルドグリーンと白い砂浜に癒され
城山の山頂からのパノラマを楽しむ

沖縄本島の本部から北西9kmに位置し、フェリーでは30分ほどで行ける有人離島。島の東側には、メインビーチである伊江ビーチがあり、エメラルドグリーンに輝く海とビーチ沿にはモクマオウ林が広がっています。島の南側には、人の手がほとんど入っていない美しい白い砂浜が広がるGIビーチがあります。ビーチの呼び名はかつての米軍将校専用のビーチだったことに由来します。島の北西部には、「湧出(ワジー)展望台」があり、60mを超える断崖絶壁からは、潮の干潮や空の色によってさまざまな色合いや姿を見せる海と、打ち寄せる白いしぶきが大迫力の波を見ることができ、青い海と水平線が一望できる大パノラマが広がっています。島の中央には、通称タッチュー(沖縄の方言で「とんがった」という意味)の愛称で知られる城山(ぐすくやま)があります。本土からも姿を見ることができる城山は烏帽子のような形をしており、沖縄本土を含めて県民誰もが知っているスポット。城山(ぐすくやま)の山頂からの景色は、360度パノラマで島の隅々まで美しい景色が堪能できます。沖縄県でも有数の知名度を誇っており、沖縄八景にも選ばれたこともあります。島の玄関口は、伊江港ターミナルで島の南東に位置しています。伊江港ターミナルの近くには、レンタカーやレンタサイクルを借りることができる場所もあります。島の人口は4,400人ほどで、リゾートホテルは1つだけあり、民宿は10軒以上あります。島では、サトウキビや落花生(沖縄の方言でジーマミ)などが作られており、その加工品であるお菓子やラム酒などは県内外で親しまれています。

語り継がれる巨人の伝説の足跡があり
沖縄の縮図と呼ばれる平和を学ぶ島

伊江島には、『タンナーパ』という巨人の伝説があります。その昔、大勢の兵隊が、平和で裕福な伊江島に攻めてきたといわれています。チカラタンナーバ(力玉那覇)という大男が、城山の頂上から大きな岩を崩しては投げて、攻めてきた兵隊を退散させたと伝えらています。その時踏ん張ったチカラタンナーバの足跡が城山の頂上に残っており、島の救い主として崇め称えられ、今に語り継がれています。伝説の地ニィヤティヤガマには、古くから子宝に恵まれない女性が持ち上げると願いが叶うという言い伝えがある「力石」があり、拝所となっています。また、伊江島は、第2次世界大戦時、激しい地上戦の行われた島で「沖縄の縮図」とも呼ばれています。点在する戦跡や資料館で、平和を学ぶことが可能。1945年4月6日、伊江島では「六日戦争」と呼ばれる日米の激しい戦闘が始まりました。日本軍約2,000人、村民約1,500人、現地召集の多くの防衛隊員が戦死しました。戦後数10年たった今も、米軍基地の面積は島の35%ほどを占めたままです。戦後、住民の家や畑を奪った米軍に対する土地闘争の先頭に立ち、生涯を平和運動にささげた阿波根昌鴻(あはごん・しょうこう)という人物がいます。自分の土地を売り、平和を願って設立した反戦平和資料館「ヌチドゥタカラ(命こそ宝)の家」には、戦争中の生活品や米軍の銃弾など、多くの戦争の記録が展示されています。

美しい海辺では乗馬で散策もできる
ダイビングやキャンプ場で自然を満喫

伊江島のベストシーズンは夏。海水浴や色とりどりの魚と透き通る綺麗な海が満喫できるダイビングやシュノーケリングなどを楽しむことができます。ビーチと隣り合わせの場所にはキャンプ場も。たくさんの星空スポットもあり、都会では見られない美しい星々を観ることができます。伊江ビーチの近くには、馬にのってビーチを散歩したり、馬と一緒にどっぷりと海に入ったりできる「伊江島ビーチサイドホースパーク」があります。5〜10月の季節限定で1グループだけの貸し切り制となっており、美しいビーチで馬と一緒に過ごす癒しの時間を体験できます。初心者の方でもスタッフのサポートによって、ビーチ乗馬が可能。島の中央付近にある城山(ぐすくやま)には、中腹まで車で行くことができます。登山は往復30分ほどで子どもからお年寄りまで気軽に楽しむことが出来ます。海抜172mの岩山は、独特な形をしていることから、古くから近海の航海の目印にされていたこともありました。そこには航海の安全と健康、豊作を祈願する城山御嶽があります。伊江島カントリークラブでは、マリンブルーの海の大パノラマを眺めながらゴルフのプレイが楽しめます。

伊江島ゆり祭りでは花火大会があり
島を1周するマラソン大会も

4月下旬〜5月上旬にかけて行われる人気のイベントに「伊江島ゆり祭り」があり、島に最も人が訪れるイベントとして知られています。あたり一面に真っ白なテッポウユリが咲き誇り、世界のさまざまな品種のユリも楽しむことができます。その品種は、約100品種にも及びます。ゆり祭りでは花火大会や幻想的なランタンが宙に舞うスカイランタンもみることができます。また、毎年多くの参加者たちでにぎわうのが、島を1周する伊江島マラソン。島の外周の長さが大体ハーフマラソンと同じということもあり、有名なマラソンイベントとして知られています。そのほか、海で遊ぶという意味で、「海あしでぃ」というイベントもあります。伊江島のビーチや海を体感することができ、大人から子どもまで楽しめます。特産品としては、島の水源地「湧出(ワジー)」から採れる良質な水を使った伊江ソーダや伊江スパークリングウォーター、泡盛など。湧出(ワジー)の製塩所は、断崖絶壁の上にあります。そこでは激しい波打ち際で海水を汲んだ塩を完全天日干しで約1か月かけて作ります。にがりを使った足湯体験の施設もあります。伊江島物産センターには、伊江島のお土産がたくさん販売されています。伊江島サトウキビを使って作られるイエラムというラム酒や島らっきょう、伊江島のキャラクター「タッちゅん」のグッズなどが売られています。

情報提供 / 伊江島観光協会

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