宮古島から透き通るような海を
眺めながら自転車で行ける島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

来間島 くりまじま

面積
約2.84㎢
人口
約152人
観光スポット
竜宮城展望台、長間浜海岸
特産
サトウキビなど
アクセス
那覇空港から飛行機で約50分、宮古空港で降機。バスまたはタクシーで約15分
URL
https://www.okinawastory.jp/about/miyako_area/kurima/

来間島 kurimajima

宮古ブルーの海のグラデーションが絶景
竜宮城展望台から展望できる圧巻のパノラマ

来間島は、宮古島の南西約1.5 kmの太平洋に位置し、周囲9㎞ほどの小さな有人離島です。来間島へ行くには、那覇から宮古島を経由する必要があります。宮古島空港から来間大橋で結ばれている来間島へは、レンタカー・路線バス・自転車などのアクセス方法があります。行きたい場所に自由にアクセスしたいなら、レンタカーがおすすめ。宮古島空港からは車で約15分です。自転車では宮古空港からは、およそ1時間弱でアクセスでき、宮古島と日帰りで行き来できます。このように便利にアクセスできるのは来間大橋が出来たおかげといえます。全長およそ1.7kmの来間大橋の上から眺める美しいグラデーションをなしている宮古ブルーの景観は、圧巻です。また、与那覇前浜ビーチから眺める雄大な橋の景色も見応えがあります。島の東側に集落があり、そのほかはほぼサトウキビ畑や葉タバコ畑が広がっています。のんびりした時間が流れる小さな島ですが、宮古島と気軽に行き来できる利便性もあるため最近では移住者が増え、おしゃれなカフェや雑貨屋も増えています。島の東端にある竜宮城を模した3階建ての「竜宮城展望台」からは、来間大橋や対岸の与那覇前浜ビーチまで続くコバルトブルーとエメラルドグリーンのグラデーションの海を、圧巻のパノラマで見ることができます。竜宮城っぽいビジュアルでも人気がある観光スポットです。

島を美しく保つための「来間島憲法」
庭に1本以上のハイビスカスを植える島民

展望台として人気の竜宮展望台ですが来間島には竜宮伝説が残っており、宮古版の「浦島太郎」物語もあるそうです。竜宮展望台のたもとには、来間島を美しく保つために住民が定めた憲法「来間島憲法」という1枚の看板が立っています。「屋敷内の庭にブーゲンビリアの花を1本以上植える」「屋敷内の庭にハイビスカスの花を1本以上植える」など、細やかな規定が多岐にわたって定められています。島の人々の細やかな心がけのおかげで、来間島の美しさが存在しています。水道が整備される以前は、唯一の水源は人々が住む集落から急な崖を降りた海沿いにある「来間ガー」と呼ばれる井戸でした。かつて井戸の水は貴重だったため、使い方は厳しく定められていました。1番きれいな「1番ガー」は飲み水や食事のために。2番目にある「2番ガー」は人々の身体を洗うために。そして「3番ガー」は洗濯のために使われていました。「来間ガー」に関する言い伝えも残されており、昔この井戸に生えていた樫の木を切ったところ、水が湧き出なくなることがありました。慌てた島民は、神様のお告げでその木を元の場所に戻したところ、再び水が湧き出したというのです。「来間ガー」は今もきれいな水を湛えており、神様がくれた命の水ともいわれています。島には、「スムリャーミャーカ」という沖縄の史跡文化財にも指定されている遺跡もあります。14世紀から15世紀と見られる遺物も見つかっているそうです。

真っ白な砂と透明度抜群のビーチスポット
周囲10kmの島めぐりを気軽に楽しめる

来間島は、周囲が10kmもない小さな美しい島なので、気軽に島一周をまわることができ、初日や最終日を利用した半日観光におすすめ。来間島の東側は高い断崖ですが、西側には複数のビーチが広がっています。その中でも、特にきれいなビーチスポットとして知られるのが「長間浜海岸」。真っ白な砂と透明度抜群の海の景観が、ダイナミックに広がっています。さえぎるものが何もなく、プライベート空間を味わうには最高のロケーションです。夏にはシュノーケリングなどを楽しめる穴場ビーチとなっています。また西側に面しているため、水平線に沈む夕日を見ることができるスポットでもあります。長間浜の近くにあるビーチ「ムスヌン浜」というビーチもおすすめスポット。白い砂浜と岩に囲まれているビーチで、プライベートな雰囲気を味わえます。ユニークな観光スポットとしては、「タコ公園」があります。かなりリアルな巨大なタコのオブジェがあります。公園の下にはビーチが広がっており、魚がたくさんいるため、シュノーケリング初心者にも楽しめる場所。夏の引き潮の時には、このビーチは太陽熱で温かくなるため、地元ではタコ温泉と呼ばれています。

おしゃれなカフェや雑貨屋さんがあり
南国フルーツのデザートグルメを堪能

島にあるもう1つの展望台の「来間東農村公園」。竜宮城展望台より来間大橋に近く、観光バスの立ち寄り場所となっています。来間大橋はもちろん来間港も見下ろすことができ、遠くには伊良部島を眺めることもできます。設備も整っているため、サイクリングの休憩場所としても便利です。来間島にはここ数年の間に、おしゃれなカフェや雑貨店が増えています。民家の赤瓦の廃材を使って作られたシーサーなど、物資の少ない小さな離島ならではのエコでユニークなお土産もあります。お気に入りのお店を見つけながら巡る楽しみもあります。おすすめのグルメスポットとしては、竜宮城展望台の近くにある沖縄の雰囲気が漂う古民家「楽園の果実」。自家農園で採れた有機野菜やマンゴー、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツなどの南国フルーツを使ったオリジナルメニューを堪能できます。美しいガーデニングの中で食事ができるテラス席もあります。2種類の天然マンゴーを味わえる「デラックスマンゴー」や「ドラゴンフルーツパフェ」は南国の瑞々しいフルーツを堪能できます。来間大橋を渡ってすぐにある「パニパニ」は、トロピカルなドリンクとフルーツのほかフードメニューもある癒しのカフェ。鮮やかな南国色の「ドラゴンバナナシェイク」が1番人気で、ドラゴンフルーツの濃厚な味わいの中にバナナのアクセントがたまらないと評判の1品です。

情報提供 / 宮古島観光協会

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