天国とも呼ばれるビーチ
「17END」が存在する島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

下地島 しもじしま

面積
約9.68㎢
人口
約95人
観光スポット
17END、通り池
特産
空港でのお土産品
アクセス
那覇空港から飛行機で約50分、宮古空港で降機。バスまたはタクシーで約25分
URL
https://www.okinawastory.jp/about/miyako_area/shimoji/

下地島 shimojishima

2019年新たな旅客ターミナルがオープン
ケーブダイビングのエリアでダイバーに人気

下地島は東側にある伊良部島と、狭い水路を隔てて隣接している有人離島です。隔てている水路が狭いため、航空写真では伊良部島と境目のない1つの島のように見えますが、地続きではなく別々の島です。下地島と伊良部島の間にある水路には、6本の橋がかかっています。2015年に宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が開通したことで、伊良部島を介して宮古島とも通じるようになりました。島の地形は平坦で、北側には下地島空港の滑走路が海に突き出ています。下地島空港を除くほぼ全域が伊良部県立自然公園に指定されています。また下地島周辺の海域は、海中が複雑な地形をしていて「ケーブダイビング」のメッカとしてダイバーに人気があります。下地島空港の北端から海へ伸びる「17END」という名称のエリアは幻のビーチとも呼ばれ、飛行機の往来の風景も含めて絶景フォトスポットとして人気があります。下地島空港は、2019年3月に新ターミナルが開業しました。成田国際空港、関西国際空港、香港国際空港との間に定期便が就航し、2020年10月からスカイマークにより羽田、神戸、那覇便の就航も始まりました。1979年に開設されたこの空港は、元々パイロットの訓練を目的としてつくられた飛行場でしたが、2019年3月30日に「みやこ下地島空港ターミナル」へ名前を新たにし旅客ターミナルがオープンしました。そのため、民間用の空港としては珍しく計器着陸装置が左右にあり3,000m×60m級の滑走路がある空港となっています。

底が見えるほど透き通る海面が広がる「17END」は
飛行機の離着陸の撮影スポット

下地島空港の北側先端に広がる「17END」と呼ばれているビーチは、日本とは思えないないほどの美しい宮古ブルーが広がる海岸として知られています。下地島空港の埋め立てによって人工的に作られた場所で、潮の流れがせき止められて海底に砂がたまることで、遠浅の美しい海岸ができたといわれています。伊良部大橋が開通する前までは、訓練飛行が撮影できることで有名なスポットでした。2015年の伊良部大橋開通後、宮古島を訪れる観光客は増加し2019年、24年ぶりに定期便が就航しました。新ターミナルがオープンし現在は定期便が就航しているため、飛行機の飛ぶ時間に合わせれば海と飛行機の写真は撮ることができます。現在も不定期でさまざまな航空会社や海上保安庁などが訓練飛行を行っており、訓練飛行の情報は下地島空港のSNSでチェックできます。下地島空港の絶景スポット「17END」を一目見ようと、伊良部大橋開通後に下地島空港の外周道路にレンタカーが激増しました。そのため、車同士やフェンスの事故が増えてしまい、2019年3月からは車両通行止めとなりましたが、徒歩で行くことはできます。

人魚伝説が伝わる水面下でつながる2つの池
浅瀬で魚と触れ合えるスポットも

下地島には「通り池」という人魚伝説が伝えられる不思議な池があり、国内外のダイバーからは憧れのスポットとして知られています。その名の通り、2つ並んだ同じ大きさの池が水面下でつながっていることからその名がつけられました。珍しい地形で、国の名勝地と天然記念物の両方に指定されています。この通り池にはいくつかの伝説が伝えられており、その1つが「ユナイタマ(人魚)伝説」です。昔、漁師に捕まった人魚を助けるために、海の王が起こした津波の跡が通り池になったといわれています。また、通り池が海水と淡水が混じり合い水温が異なるため、海の中から通り池の入り口あたりを見ると、ブルーの海の色が徐々にグリーンに変わってくるグラデーションの幻想的な光景を見ることができるといわれています。伊良部島の南西部に位置する外周道路沿いにある「中の島ビーチ」は、地元では「カヤッファビーチ」という名称で知られています。高貴な雰囲気のあるリーフとさまざまな熱帯魚が生息する天然の水族館となっています。浅い場所に珊瑚があるので、小さなお子さまでも魚との触れ合いを楽しめ、家族で透明感のある海を満喫できます。ダイバーに人気のあるスポットですが、シュノーケリングでも十分楽しむことができます。

豊富な品揃えで買い逃したお土産をゲット
島の伝統的な建築の要素も感じられる空港

下地島にできた新しい空港「みやこ下地島空港ターミナル」は木のぬくもりがあり、リゾート感あふれる建物です。沖縄や宮古エリア選りすぐりのお土産品が並びます。宮古島の伝統的な厄払いの神様「パーントゥ」やゴーヤ、ヤギなど沖縄ならではのユニークで珍しいモチーフのキーホルダーがあります。ほかにも、アダンの葉で編まれた塩入のチャームやピアスといったアクセサリーも勢ぞろい。宮古島市のイメージキャラクター「みーや」くんのイラストの入ったお茶は、可愛いパッケージデザインで人気の商品。宮古島にある6つの酒造所のお酒が勢揃いした泡盛のコーナーでは、お土産として購入して帰る人が多いです。開業記念で本数限定で販売されている「宮の華」や宮古島産のハイビスカスが使われたピンク色が美しい泡盛のスパークリングといったノンアルコールタイプもあります。お土産コーナーの奥にはイートインスペースがあり、宮古島名産の「カツオなまり節&海ぶどう」「宮古牛ハンバーグ&宮古みそ」や「うちなータコス」など島ならではの珍しいメニューを堪能できます。色とりどりのアイスキャンディーは、マンゴー、モヒート、17end(ワンセブンエンド)、モリンガ、ミックスフルーツといったラインナップでどれも色鮮やかで食べるのがもったいないくらい。検査所を抜けた先には、昔ながらの伝統的な古民家にある石造りの素敵な「ひんぷん」があります。「ひんぷん」とは門と母屋の間に設けられる目隠しと魔除けの役割をしてくれるとても大事なもの。ターミナルの建物内の随所に、島の伝統的な建築の要素を感じることができます。

情報提供 / 宮古島観光協会

【 新型コロナウイルス感染症による影響について 】
新型コロナウイルス感染症の影響により、開催ができない行事などが多数ございます。
各施設の営業なども予定なく変更される場合があります。詳細については各施設・店舗までお問い合わせください。
また、各離島への渡航時にはコロナウイルス感染防止に充分配慮をお願いいたします。

shima-

島で暮らす人たちから届いた、日々の情報を紹介していくニュースページです。
イベント情報はもちろん、季節ごとに移り変わる島のリアルな情景をお届けできたらと思います。
様々な表情を見せる島の日々をお楽しみください。