都会の賑わいと大自然を
両方楽しめる島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

石垣島 いしがきじま

面積
約222.25㎢
人口
49,232人
観光スポット
伊原間サビチ洞、石垣島鍾乳洞、石垣やいま村
特産
石垣牛、八重山そば、パイナップル
アクセス
宮古空港から石垣空港まで約30分
URL
https://yaeyama.or.jp/

石垣島 ishigakijima

中心街から車を走らせ30分
ミシュラングリーン三つ星の海

石垣島は、沖縄本島那覇から南西へ約410km離れた、東シナ海に浮かぶ八重山諸島の主島です。沖縄本島、西表島に次ぐ、県内で3番目に大きな島で言わずと知れたリゾートシティ。2013年に新空港、南ぬ島石垣空港が開港したことで国内外から観光客が年間約136万人も訪れています。中心街では飲食店やホテルが立ち並び、数十分ほど車を郊外へ走らせれば雄大な大自然が広がる、初めての離島旅におすすめの島。日本最南端のアーケードモール「ユーグレナモール」は、石垣島ならではのグルメやお土産品店など100店舗近く軒を連ね、多くの観光客で賑わう場所です。島の名物は豚骨スープの出汁がほんのり甘いソウルフードの「八重山そば」や、温厚な気候の中ストレスの少ない環境で育ったブランド牛の石垣牛。また、南国フルーツも豊富で、糖度の高いパイナップルやアップルマンゴーなどを使ったスイーツ店も増えています。南国を一年中感じられる亜熱帯海洋性気候で、年間平均気温24.3度の高温多湿であることも多くの観光客が訪れる理由の一つ。日本一早い夏が来る島として知られ、シュノーケリングやカヌーなどのマリンスポーツのツアーが豊富です。透明度が高い石垣島の海ではマンタやウミガメとの遭遇率がとても高く、世界中から多くのダイバーが訪れることで有名。なかでもグリーンミシュランガイドで三つ星を獲得した「川平湾」は国の名勝にも指定された景勝地で、白い砂浜とエメラルドグリーンの海による美しいパノラマが広がります。舟底が透けているグラスボートから色とりどりのサンゴ礁や魚が泳ぐ姿を見ることができるアクティビティが大人気。また、川平湾は世界で初めて黒蝶真珠の養殖に成功しており、美しい八重山の海と太陽のもと大切に育てられた石垣島の宝物です。

昔から島人の生活に関わってきた星
日本初の星空保護区に認定

八重山諸島では大戦末期の1945年に、マラリアの無病地帯から有病地帯に住民たちが避難を強いられたことによって、3,600名余の尊い命がマラリアの犠牲になりました。戦争マラリアの実相を後世に伝え、人間の尊厳が保障される社会を作り、恒久平和の実現を訴えるために「八重山平和祈念館」が建てられました。また、市街地の中心部には、1978年7月30日に沖縄の本土復帰に従い交通方法が右側通行から左側通行に切り替わった日を記念して730の碑が設置されています。八重山では古くから星や月を見て時間や季節を判断していたので、星にまつわる民謡や民話が多く、星空の島と知られている石垣島。2018年3月に国際ダークスカイ協会により、暗くて美しい夜空を保護する「星空保護区」として日本で初めて認定されました。中心街から離れて街の明かりが一切無い、大海原の水平線ギリギリまで開けた視界から見る天然のプラネタリウムは圧倒的。またジェット気流の影響がない星空は、全天88星座のうち南十字星を含め84の星座が輝き、南半球の星々も見ることができます。日本最南端の国立天文台である「石垣島天文台」、「VERA石垣島観測局」、「いしがき島星ノ海プラネタリウム」など星に関する施設が多く存在し、星の研究も盛ん。毎年8月に開催される「南の島の星まつり」はそれぞれの施設の特別公開イベントや、街中をライトダウンさせて見る星空展望会、夕涼みライブが行われるなど、石垣島の大人気イベントで、星は今でも島民にとって大切な存在です。

初めての離島旅行にもおすすめ
1日中楽しめるレジャー施設も豊富

ビーチや山、展望台など自然の中で遊べる場所が数多くある一方で、観光客向けに整備された観光施設が多いことも石垣島の特徴。1箇所でアクティビティやグルメ、お土産など石垣島を感じることができるレジャー施設は離島ビギナーにおすすめです。石垣島の文化を存分に楽しみたい方にぴったりなのが、豊かな自然を背景に、古き良き八重山の家並みを再現した日本最南端・最西端のテーマパーク「やいま村」。国の有形文化財に登録された赤瓦の古民家から響く三線の音色を聞きながらくつろいだり、郷土料理を食べることができ、琉球衣装、星砂アート等の体験メニューも充実しています。また、村から続くマングローブ散策路での貴重な生き物の観察、かわいいリスザルと触れ合える森や、琉球時代の遠見台をもとに作られたアンパル塔から見る絶景など自然を感じられるスポットも豊富。聞いて、見て、食べて、作ってを満喫し、五感で琉球文化を学ぶことができます。中心地から車で8分と、気軽に自然の神秘を味わえるのは「石垣島鍾乳洞」。20万年もの歳月をかけて自然が造り出した、石垣島最大の鍾乳洞です。洞窟内はスロープが付けられ、ライトアップされているので、安全で見やすくなっています。鍾乳石の自然美はもちろん、鍾乳洞イルミネーションの幻想的な輝き、滴る水の音を楽しむ水琴窟、地底に広がる神秘の世界は見どころいっぱい。また敷地内にはお食事処、売店、シーサー絵付けの体験などもあり、石垣島をまるっきり満喫できるスポットです。

島の中心街で踊りや歌のパレード
島民みんなが盛り上がる大規模な祭

石垣島では、1年を通して石垣島の風土を活かした、スポーツや音楽イベントが盛んに行われており、プロ野球のキャンプ地としても利用されています。毎年2月に、空港や球場でファンとの交流や練習試合の観戦ができるキャンプは地元ファンにとって大事なイベントです。石垣島マラソンや石垣島トライアスロンのために多くの人が島外から訪れ、絶景を見ながら走るコースや交流パーティーなど島を楽しめるスポーツ大会も毎年恒例。2日間で5万人以上が参加する石垣島最大の祭り「石垣島まつり」では有名なアーティストが登場したり、大規模なパレードや打ち上げ花火などが行われます。島民も観光客も中心街に集まり、南の島ならではの迫力ある太鼓や伝統舞踊を楽しむこのイベントは毎年大盛況。また、6月には海神祭(ハーリー)という豊漁と海上安全を祈願して、ハーリー船で行う競漕の祭が行われます。明治時代に沖縄本島から伝わり、漁業を生業とする人々にとって最も重要なイベントです。沖縄のお盆は旧暦の7月13~15日にあたり「ソーロン(旧盆)」と呼ばれています。旧盆に「エイサー」を踊るのが沖縄の伝統ですが、八重山の旧盆行事は「アンガマ」という先祖供養です。面を被ったウシュマイ・ンミー(爺・婆)と仮装したファーマー(妖精)たちが家などをまわって、歌や踊りを繰り広げる伝統の行事。他にも、豊年祭や、サニズ(浜下り)など地域の伝統行事があり、小さい子どもからお年寄りまでみんなが楽しむ当たり前の風習として、大切に受け継がれています。

情報提供/石垣市観光交流協会
画像提供/石垣市観光交流協会、石垣島鍾乳洞

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