豊かな自然と
実家に帰ったかのような
温かさがある島

SHIMA INFORMATION

四国エリア/ 愛媛県

九島 くしま

面積
約3.37㎢
人口
約794人(2021年6月時点)
観光スポット
特産
ハマチ、みかん
アクセス
宇和島駅からバスで約24分、本九島で下車
URL

九島 kushima

自然だけじゃない、人が魅力の島
コミュニケーションを大切にする風土

九島は愛媛県宇和島市の中心部から西に4kmほど進んだ場所にある有人島です。2016年に本土と結ぶ九島大橋が架橋されたため、車で行き来ができるようになりました。九島大橋が架橋されるまでは九島と本土の行き来はフェリーで行われていましたが、本土と九島が九島大橋で繋がってからはフェリーが廃止されました。もともと移動手段が車ではなく船だったため、九島内は車が入れない道も多いので、自転車で観光するのがおすすめです。九島の広さは3.37㎢で、自転車なら1時間ほどで回ることができ、レンタサイクル店は九島には1つ、市内には2つあります。宇和島観光と合わせてふらっと九島を訪れてみてもいいでしょう。かつて、九島は江戸時代の参勤交代の時、大名行列を知らせるための狼煙場として使われていました。この狼煙を上げるための場所を「遠見場(とんば)」と呼びますが、この遠見場は眺めがよいため観光地としても人気を集めています。九島の魅力はその土地の自然もさることながら、九島住民の方々の優しさやあたたかさも魅力。夕方になると島の各所で井戸端会議が始まったり、島内を歩いていると気さくに声をかけてくださることも。島の方々とのコミュニケーションを楽しみながら、ゆったりした時間を過ごしてみましょう。

ダイナミックな自然を一望!
地形を活かした展望を楽しんで

九島は平地が少なく、島のほとんどが坂道。九島で一番標高が高いのは鳥屋ヶ森(とがやもり)という場所ですが、鳥屋ヶ森を中心にして山地が続きます。その山地の中腹で宇和島湾や宇和海を展望できる場所があるので、ハイキングがてら山地を歩きながら眺めの良い場所を周るのもいいでしょう。また、眺めのいい遠見場にはベンチとテーブルも用意されているので、お弁当を持って行って休憩を取るのもおすすめです。見晴らしのいい絶景の中食べる昼食は格別なはず。また、宇和島市が舞台の映画「海すずめ」のロケ地になったことから命名された「海すずめ展望所」も絶景ポイントです。真っ直ぐに伸びる九島大橋が一望できます。旧九島小学校から歩いて40分ほどの場所にある「あやか園」にも出向いてみてください。このあやか園は、九島の島民が力を合わせて3年かけて作り上げた公園です。春夏秋冬どの季節に来ても花を楽しむことができるように、植えられている花も工夫されています。手作りのトイレも備え付けられているので、時間を忘れてゆったり過ごしても大丈夫。お弁当を持って、色とりどりの花に囲まれながらランチをするのもいいですよ。

カフェでゆったり地元料理に舌鼓
「実家に帰った気分」地元民との交流も楽しい

九島には町おこしを目的としたカフェ「nicco」があります。そこではさまざまな島の料理が提供されるので、オリジナルの島グルメを楽しむことができます。コミュニケーションに積極的な地元の方々が、カフェでも九島について色々教えてくれますよ。カフェに限らず島のいたるところで、まるで実家に帰った時のような地元民の温かさを感じられるはずです。また、九島は毎年4月になると鯨大師で花まつりが開催されます。鯨大師は偏照山願成寺(へんじょうざんがんじょうじ)とも呼ばれるお寺で、かつてこの鯨大師がある谷の浜辺に一頭の鯨が漂着したのだそうです。当時、厳しい飢饉にあえいでいた九島の島民たちは、この漂着した鯨を食べることで飢饉を乗り切ったといわれています。それから、鯨大師と呼ばれるようになりました。ほかにも鯨に似た大きい岩があるからなど、さまざまな言い伝えがありますが、この飢饉を乗り切った話が一番有力です。ほかにも、親鸞(しんらん)聖人の高足の門弟24人をまつった祠である二十四輩様(にじゅうよはいさま)のご開帳も行われます。これらのイベントの際には、島外からもたくさんの人が来島して賑わっています。

情報提供 / 宇和島市観光物産協会
画像提供 / 宇和島市観光物産協会

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