島のお母さんとともに
料理体験ができる島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

伊良部島 いらぶじま

面積
約29.06㎢
人口
約5,054人
観光スポット
佐和田の浜、渡口の浜
特産
カツオ、ノコギリガサミなど
アクセス
那覇空港から飛行機で約50分、宮古空港で降機。バスまたはタクシーで約25分
URL
https://www.okinawastory.jp/about/miyako_area/irabu/

伊良部島 irabujima

宮古ブルーが広がる透明度抜群の浜辺では
潜らなくとも見える海の魚たち

宮古島の北西約5kmに位置する、美しい青い海に囲まれた有人離島です。宮古島との間には、2015年1月31日に伊良部大橋が開通しました。宮古島から車で25分ほどで渡ることができるようになり、観光客に大人気のドライブコースとなっています。かつて利用されていた佐良浜港と平良港の間で運航されていた定期航路は廃止されています。「日本の渚100選」に選ばれた「佐和田の浜」や東西約800mの白い砂浜がある「渡口の浜」など、美しい浜辺がある島として知られています。伊良部島の北西に位置する佐和田の浜は、明るい宮古ブルーの遠浅の海で透明度は抜群です。沖縄の中でも有数の美しさといわれている伊良部島と下地島の間に広がる渚は見る者を魅了します。沖合はラグーン(礁湖)が発達した天然のビーチ。湾内には300余りの大小の岩が点在しており、1771年におこった津波で打ち上げられたといわれています。伊良部島の南側に位置する真っ白な弓状の形をした砂浜の渡口の浜は、幅約50m、長さは約800mも続いています。海水の透明度は沖縄県内でも有名で、ビーチから泳ぐ魚の姿を見ることができるほどです。観光スポットとしてだけではなく、泳ぎやすい浜辺として海水浴に訪れる人も多いです。宮古島と来間島の景色も望むことができ、沖縄の観光名所となっています。

牧山展望台から眺める景色は絶景
美しい海と宮古・来間・池間島を一望

2015年1月に完成した伊良部島と宮古島を結ぶ伊良部大橋は、全長3,540mもあり無料で渡れる橋としては日本最長です。宮古ブルーの海を両脇に、海の上を走る爽快な気分を味わえます。島内の佐良浜(さらはま)漁港ではカツオ漁が盛んで、県内シェアは8割を占めています。船が桟橋に着くと、人々がワッと集まりすぐに水揚げが始まります。新鮮なカツオを食べられる港の食堂も人気。佐良浜漁港の背後には、家がひしめき合い昔ながらの集落が広がります。「やーがまくーがま」(佐良浜の言葉で「あっちの家に寄り、こっちの家に寄り」という意味)というツアーもあり、路地道を歩きながら、集落のお宅を訪問します。島の集落の住民のお話を聞き、その温かさにふれることができます。島の南東部にある標高89mの牧山には、島で1番高い場所にある展望台があり、美しい海と空、宮古、来間、池間島が一望できます。牧山展望台は「サシバ」という鳥が羽を広げて飛んでいる姿を模しています。サシバは伊良部島のシンボルで、越冬のため秋口に伊良部島に飛来する渡り鳥。島だけではなく伊良部大橋全体も眺めることができ、絶妙なアングルで橋を撮影できる最適のスポットとなっています。また、展望台の周辺を散策できる遊歩道もあり、亜熱帯原生林が生い茂る自然の中を散策したり、林森林浴を楽しんだりすることができます。

沖縄の伝統的な木の船サシバに乗り込み
マングローブの中をも突き進むクルーズ

佐和田の浜の美しい海を満喫できる「サバニクルーズ」という人気のアクティビティもあります。佐和田の浜から数百m北に進んだところにある「(株)蟹蔵(かにぞう)」で体験できます。サバニとは琉球王国時代から使われていた沖縄の伝統的な木の船で、櫂を使って手で漕ぎ帆を張って進みます。現在は、帆に受けた風だけではなく主力はエコモーターを使用しており、左右には転覆防止のアウトリガー(舷外浮材)も付けられています。海底が透けて見えるような透明度の高い海を、海面にとても近いところから楽しむことができるこのツアー。このサバニという木の船で、透明な17ENDと呼ばれる美しい宮古ブルーが広がる海岸エリアに向かいます。17ENDは、伊良部島の西側に隣接している「下地島」にあるビーチで、誰もがカメラを向けたくなるような美しさ。風や波音を感じながら楽しめます。サバニでのクルーズは、マングローブの中や佐和田の浜の津波岩をも難なく爽快に突き進んでいきます。

アミメノコギリガサミのカニ料理は絶品
島の食材で島のお母さん達と料理体験も

サバニクルーズを楽しんだ後は、蟹蔵で行っている高級食材のガサミと呼ばれる「マングローブ蟹」を味わうことができます。伊良部島自慢の大自然で育まれたマングローブ蟹の王様アミメノコギリガサミ。サンゴ礁を育む美しい海水で育成したガサミは、臭みがなく味わいも濃厚です。また伊良部島のお母さんたちと一緒に、島の食材を採って料理体験できるツアーもあります。集落を歩きトーシギンと呼ばれる山ぶどうなどを採取します。ビーチでは、グンバイヒルガオの若い葉っぱやモンパの木のつぼみを採取します。そのほかツアーを催行している方の畑やお宅にて、ドラゴンフルーツ(ピタヤ)のつぼみ、レモングラス、ハイビスカスの花、バナナの花、ンギャナ(ニガナ)、サクナー(長命草)などの食材を入手し、調理をします。お母さんたちに手ほどきしてもらいながら、摘んできたばかりの食材を使い、ンギャナの島豆腐和えや各種食材の天ぷらなど自分で調理します。ピタヤのつぼみはとろみがあり、バナナの花びらはほんのり甘い風味。生のまますりおろしたピパーツは香り高く、天ぷらのトッピングに合います。季節によって調理内容や食材、散策コースは違い、いつでも新鮮な体験を味わうことができます。料理が好きな島のお母さん達と食材を摘み、調理して一緒に食べるという体験では、地元ならではのグルメに出会えます。

情報提供 / 宮古島観光協会

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