さまざまな表情が楽しめる
瀬戸内海最大の島

SHIMA INFORMATION

近畿エリア/ 兵庫県

淡路島 あわじしま

面積
約595.63㎢
人口
128,215人(2023年3月時点)
観光スポット
道の駅あわじ、あわじ花さじき、おのころ島神社、伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)、五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡、洲本城跡
特産
淡路島えびす鯛、淡路島玉ねぎ、淡路牛、淡路島3年とらふぐ
アクセス
三宮駅から高速バスで約1時間30分、洲本バスセンター下車。明石駅から徒歩10分で明石港へ。明石港から快速船で約13分
URL
https://www.awajishima-kanko.jp/

淡路島 awajishima

色彩豊かな花々や豪快な渦潮
風光明媚な景観が魅力の島

兵庫県南部に浮かぶ淡路島は、南北に約55km伸び、ひょうたんのように細長い形をしています。グアム島とほぼ同じ面積を有する瀬戸内海最大の島で、北部には津名丘陵、中部から南西部にかけては洲本川と三原川が流れる島内最大の三原平野が広がり、南部は島内最高峰の諭鶴羽山(ゆずるはさん)を有する山地が東西に走ります。また、播磨灘に面する国指定の名勝慶野松原や、洲本市の由良漁港の対岸にある砂州の成ケ島など、個性豊かな海岸線も特徴的です。淡路島と徳島県を隔てる鳴門海峡では、瀬戸内海と太平洋との潮の干満の差で起きる豪快な渦潮を見ることができ、観光スポットにもなっています。また、色彩豊かな自然が数多く見られるのも淡路島の魅力です。あわじ花さじきや淡路島国営明石海峡公園では、四季折々の色鮮やかな花を見ることができます。豊かな自然環境は動物の生活環境にも適しており、シカやイノシシ、野鳥など多くの野生動物が生息しています。中でもニホンザルが生息しているのは瀬戸内海地域で淡路島と小豆島だけで、350頭(2023年12月時点)の野生のニホンザルを淡路島モンキーセンターで見ることができます。淡路島は過ごしやすい気候であることでも知られています。瀬戸内気候に属し、冬季温暖で年間を通じて降水量が少ないため、暖かい気候を活かした特産物が多いことで有名です。海の幸や山の幸にも富んでおり、玉ねぎや海苔、灰わかめは全国区の知名度を誇ります。離島でありながらアクセスしやすいのも魅力の1つ。淡路島と本州との間には明石海峡大橋、四国との間には大鳴門橋が繋がっています。さらに近年は、カフェやアクティビティなどの観光スポットが充実し、関西有数のドライブスポットとしても名高いです。

国生み神話ゆかりの地として知られ
古くから残る淡路人形浄瑠璃を伝承

日本には神々がつくり出したとされる島の伝説が残るところがいくつかありますが、淡路島も国生み神話の島の1つといわれています。古事記や日本書紀によると、おのころ島で夫婦となった伊弉諾尊(いざなぎのみこと)•伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神が、この島でちぎりを結んで次々と日本列島を生みおとしたといわれ、最初に生まれたのが淡路島だという言い伝えが古くからあります。島内には、伊弉諾尊が余生を過ごした住居跡に建てられた、日本最古の神社と伝えられる伊弉諾神宮やおのころ島神社など、国生み神話ゆかりの場所が数多く存在しています。また、国生み神話ゆかりの「戎舞(えびすまい)」が起源といわれる「淡路人形浄瑠璃」は、三人遣いの人形、義太夫、太棹三味線で演じられる伝統芸能です。最盛期の江戸時代中期には島内に40以上の人形座があり、全国各地に人形浄瑠璃の魅力を伝えました。国から重要無形民俗文化財にも指定されており、現在も淡路人形座にて鑑賞することができます。淡路人形浄瑠璃から派生した「淡路だんじり唄」は、別名「浄瑠璃くずし」ともといわれる淡路島の代表的な郷土芸能です。淡路島南部では、3月上旬〜5月上旬にかけて毎週どこかの神社で春祭りが行われ、淡路だんじり唄が奉納されています。

温暖な瀬戸内気候による
四季折々の鮮やかな花景色

年間平均気温16℃の温暖な気候により、1年を通して四季折々の花々が島を彩ります。淡路島北部の丘陵地にある「兵庫県立公園あわじ花さじき」は、春には菜の花、夏はひまわり、秋はコスモス、冬はストックといった花々が広がります。島の西海岸に位置する石田地区では、広大な谷一面に広がる棚田の風景が見られ、地形に合わせたさまざまな形の田面が夕日に映えて美しい模様をつくります。島は播磨灘、大阪湾、紀伊水道の3つの海に囲まれており、その地形を活かしたレジャーとして、絶景を望みながら楽しめるSUPや海岸ヨガ、サイクリングがあります。サイクリングはショップやカフェめぐりをする気軽な街乗りから、島一周約150kmを楽しむアワイチなど、初心者から上級者まで島を満喫することができます。関西では淡路島でしか体験できない馬に乗ったまま海へ入るマリンライディングなどもあり、水陸問わずアクティビティが充実しています。また、島には数多くの温泉が湧き出ており、中でも洲本温泉は洲本城の城下に広がる島内最大の温泉地です。温泉街には海を見渡す露天風呂など、趣ある宿が海岸線に沿って並びます。島のアクティビティや観光を存分に楽しみ、島で旅の疲れを癒す、充実した島旅が楽しめること間違いなしです。

自然や風土が育んだ
食文化を満喫するグルメ島

瀬戸内海特有の温暖な気候で雪がほとんど降らず、日照時間も長い淡路島。夏季に雨が少なく、雨に弱いトマトなどの夏野菜の栽培に適した特徴を持っています。さらに、海のミネラルをたっぷり含んだ粘土質で肥沃な土壌から作物がよく育ち、食に恵まれた地域であるため、昔から朝廷や天皇家に食材を納める「御食国(みけつくに) 」と呼ばれていました。豊かな土壌で育った淡路島産の野菜や果物は、栄養分と旨味をたっぷりと含んでいます。淡路島を代表する野菜の玉ねぎは、地域ブランドとして認定されています。三毛作で秋に植えられた玉ねぎは、淡路島の温暖な冬の気候のもと栄養分をしっかりため込み、適度な柔らかさと甘さが特徴です。自然環境の良さから酪農や漁業にも適しており、日本を代表する松坂牛や神戸牛もそのルーツは「淡路牛」にあります。淡路島では、優れた母牛を選定し計画的な交配を行って、優秀な資質を保存継承しています。明石海峡や鳴門海峡の急流にもまれて育った淡路島の鯛は、身が分厚くよくしまって食べ応えがあります。調理法としては、上品で淡白な味わいの活け造りや、宝楽焼きなどが有名です。また、食文化に関しても歴史があり、先人の知恵を受け継いでいる淡路島特有の食材や調理法で作られた「鯛麺」や「ちょぼ汁」などの郷土料理があります。時代が変わっても、農耕や人生の節目、地域の行事として、郷土料理が食べられています。

情報提供 / 淡路島観光協会

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