真っ白な建物が
異国の地に思いを馳せる島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 沖縄県

瀬長島 せながじま

面積
約0.18㎢
人口
約4人
観光スポット
特産
アクセス
那覇空港から路線バスで約20分、車またはタクシーで約15分。ゆいレール赤嶺駅から路線バスまたはタクシーで約10分
URL

瀬長島 senagajima

観光復興地域に指定されたリゾートタウン
娯楽施設や商業施設で楽しむ旅

瀬長島は周囲1.8km、標高33mの台地状の島で、那覇空港の南側約1.5kmの位置にあります。沖縄本島から橋で繋がっており、車や自転車で気軽に行くことのできるので、多くの観光客でにぎわいます。多い時では年間で約300万人の観光客が来島。戦前までは約30戸が集落を構え、半農半漁の暮らしを営む有人島でした。太子の時代、琉球の国を作ったアマミキヨの子、南海大紙加那志が最初にこの島に住み、そこから豊見城の世立てが始まったという豊見城発祥伝説が残ります。島内にはかつて瀬長グスクがあり、瀬長按司が居住したグスクだったと伝えられていることから「アンジナジマ」と呼ばれることもあります。1944年、沖縄戦に伴い住民らに島外退去が命ぜられ、戦後も米軍基地として接収されることとなりましたが、1977年に返還。その後4つの野球場やバッティングセンターを有する娯楽施設ができ、ドライブやBBQなどを目的に地元客が集う島となりました。豊見城市は2012年度計画に基づき瀬長島の観光開発事業に着手し、2012年に「琉球温泉瀬長島ホテル」、2015年に「瀬長島ウミカジテラス」が開業し、現在は多くの地元客と観光客の集まるリゾートタウンです。空港が近く、離着陸する飛行機を間近で見物できるため、航空ファンも多く訪れる島として人気です。また、潮干狩りや釣りの名所としても知られているため、釣りを楽しむ人にも最適のスポット。そのほか、島の海ではウィンドサーフィンを楽しむ人なども多く、思い思いに島を満喫している姿が見られます。2005年には、瀬長島は観光復興地域として「エアウェイリゾート豊見城地域」に指定され、その後観光整備が計画されていきました。

真っ白な段々に続く建物が異国風
ウミカジテラスで南国ならではの食を楽しむ

なんといっても、瀬長島の見どころは、2015年8月に設立されたリゾート施設「ウミカジテラス」です。緩やかな丘の傾斜地に沿って真っ白な建物が段々になって立ち並ぶ光景は、まるでギリシャのサントリーニ島をイメージさせる異国のような雰囲気放ちます。年間で約300万人訪れる青い海や空とのコントラストが美しいウミカジテラスは、写真映えのするスポットとしても人気です。那覇空港から車で15分ほどのところにあるので、ドライブコースとしてもおすすめ。瀬長島は西側に位置するためサンセットを眺めることができ、飛行機×夕陽の最高の景色が息をのむほど美しいのも魅力的です。ウミカジテラス内にある足湯や琉球温泉瀬長島ホテルにある温泉には瀬長島の地下約1,000mから湧き出る天然温泉を使用しており、「ナトリウム塩化物-強塩泉」の水質が体を芯から温めてくれることから「子宝の湯」ともいわれています。瀬長島ウミカジテラスには40店舗以上の店舗が立ち並び、チェーン店ではなく希少性のある店舗を集約しているため、個性的で魅力ある商品が集まり、「沖縄県産まぐろカレー」や「冷やし沖縄そば」「自家製ジェラート」など沖縄ならではの果物や野菜を盛り込んだ食べ物の種類が充実しています。

島唯一のホテルでリラックスステイ
バーベキューやイベントが充実

島の宿泊施設は1つのみで、「琉球温泉瀬長島ホテル」があります。ホテル内にある「龍神の湯」では県内唯一のサウナイベント「ロウリュウ」を体験することができ、宿泊客のみならず日帰り入浴も可能。たくさん食べて遊んだ後には、温泉でリラックスタイムを過ごすプランが瀬長島のリゾートステイです。大露天風呂からは慶良間諸島に沈んでいく夕日を眺めることができ、癒されながら絶景を見ることができるロケーションは至高のひとときです。2021年7月15日から10月31日の期間限定で、ホテルでは「瀬長島サンセットバーベキュー」を開催しています。サンセットをバックに黒毛和牛やTボーンステーキなど贅沢なコースが味わえます。さらに、野球場近くにあるSENAGA MALIBUでも開放的なガーデンテラスでオシャレなバーベキューを楽しむことができます。プールも遊び放題で、ファミリー層にもおすすめ。島内には景色を一望できる展望台や大きなカニの滑り台のある公園、思う存分動き回れるほど広い芝生の公園などもあり、友達やカップル、家族など幅広い客層に人気を集め、非現実空間が感じられる島です。

いつでもきれいな島を観光できる理由
島内清掃の実施で環境を整える

瀬長島は島内清掃に力を入れており、観光客が気持ち良く来島できるように整備されています。瀬長島はかつて不法投棄のゴミだらけで今の姿からは想像も出来ないほど荒廃した島でしたが、きれいな島を保つため、瀬長島ホテルやウミカジテラスを運営するWBFリゾート沖縄株式会社の社員により、2か月に1度島内清掃を実施しています。そのほか沖縄県内の企業や学生により不定期で清掃活動が行われているので、常にきれいな島を観光することができます。瀬長島は古くより「神の島」と呼ばれ、龍神をはじめ神々が宿る聖地として尊崇されてきました。瀬長島ホテル開設にあたり、WBFリゾート沖縄株式会社は2012年に「瀬長島龍宮社」を奉安。沖縄の繁栄と世界平和を願い、地元の方も含め毎月19日に縁日として「龍宮社法要」を行っています。

情報提供 / 瀬長島ツーリズム協会

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