複雑な海岸線が美しい島

SHIMA INFORMATION

九州・沖縄エリア/ 福岡県

馬島 うましま

面積
0.26㎢
人口
28人
観光スポット
両岸が眺める小径、大山祇神社
特産
ワケギ、シソ、ワカメ、アカモクなど
アクセス
JR小倉駅北口から徒歩で約10分、小倉航路小倉渡場へ。北九州市営渡船(馬島・藍島行)で約20分、馬島港へ
URL
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kokurakita/w2100137.html

馬島 umashima

岩礁や入江が多い古第三紀層の海岸線
貝やクジラの珍しい化石を発見できる

北九州市の北2.6kmの響灘にあり、筑前諸島の最東端に位置する有人離島です。周囲5.4㎞、標高20mの台地状の形をした島で、福岡県の有人離島の中では面積も人口も最小。小倉北区の都心部から市営渡船を利用して20分ほどで到着。古第三紀層からなり、北部海岸を中心に貝やクジラの化石のほか、縄文前期から古墳時代にかけての土器などが発見されています。住民の定住は、小倉藩命により寛文(1661~73年)に移住したのが始まりとされています。島の南部には漁港があり、漁港の周辺に家々があります。海岸は岩礁や入江が多く、複雑な形をした海岸線ですが、起伏が少ないので手軽に散策することができます。特産品として、新鮮な魚介類と天然のワカメ、アカモクなどの加工品のほか、島内で栽培されるワケギやシソを出荷しています。もちろん漁業が盛んで、島民は半農半漁で生活をしています。また島を活性化するための活動も盛んで、北九州市漁業協同組合馬島支所うましま加工部が天然ワカメやヒジキを商品化しており、特定非営利活動法人 KID's workが、島外の子ども達を対象とした離島体験プログラムや清掃活動を実施しています。島内は、自動販売機がひとつあるだけで飲食店や商店、宿泊施設がないので、飲食物は事前に購入してから行くようにしましょう。

北側と東側の海岸で違う景色を楽しむ
海水浴やキャンプ、朝日、夜景を堪能

馬島の北側はゴツゴツした岩場が多いですが、六連島が目の前に見える小さなビーチがあります。また、この辺りの海岸は美しい朝日が見える絶景スポットのひとつ。対岸に六連島が見えるこの海岸は、長い年月をかけて削られた岩の形状がおもしろく、岩の美術館とも呼ばれています。化石や溶岩によってできた形状の岩を探すだけでもワクワクすること間違いなしの場所です。東側の海岸は砂浜から続く広場もあり、キャンプには最適です。海水浴で利用するにも北側のビーチよりは広々と使用することができます。港から歩くときれいな砂浜が目の前に広がり、いつも穏やかな波が打ち寄せています。昼は輝く海、夜には対岸の工場地帯の夜景がひろがり、海も景色もきれいな砂浜です。海水浴や景色を眺めるのもいいですが、釣りスポットとしても人気の島です。常に釣り好きの人が来島し、釣りを楽しんでいます。島の直径が一番短い小径からは、北側と南側の両方の海岸が見える珍しいポイントがあります。前後に海が見える光景は、とても小さな島にいるのだと実感することができる見どころスポットです。

丘の上に佇む大山祇(おおやまづみ)神社の
戦争時に投下された砲弾が見どころ

島の歴史をずっと見守り続けている島唯一の神社である「大山祇神社」は、島中央部の小高い丘の上にひっそりと鎮座しています。角度のある急な階段を登ったところに本堂があり、毎年9月に行われるお祭りでは、神輿を担いだ男衆が島中を練り歩きます。港での「みこしくぐり」には住民の多くが集まり、にぎわいます。社殿の左側にある砲弾は、太平洋戦争の際に投下されたものだといわれています。

情報提供 / 北九州市役所

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