OTHER 2022.11.23

離島でのんびりステイ!
絶景に心洗われる
温泉旅へ出かけよう

青く美しい海や緑深き山々が広がる離島は、心と身体を癒すのにぴったりな場所。この1年を頑張った自分へのご褒美に、島特有のゆったりとした空気感の中でくつろぐ離島温泉をSHIMA-Omoi編集部がご提案。広大な自然に溶け込むような温泉やリゾート気分を味わえる温泉施設をご紹介します。

SHIMA-Omoi編集部
日本にある有人離島の情報を発信するSHIMA-Omoi編集部。250島以上の離島情報の収集・発信のほか、特集の取材・撮影のために多くの離島を訪れている。
ゆったり流れる島時間の中で
身も心もほぐれる絶景温泉

離島の魅力といえば、都会の喧騒から切り離された豊かな自然やそこにしかない絶景の数々。四方を海に囲まれ、島特有のゆったりとした時間に身を委ねることができます。そんな離島の楽しみ方としてこの冬におすすめしたいのが「離島温泉」です。広大な海や空と一体化したような景色とともに、温泉で身も心も癒す穏やかな時間。島には独自の食文化が残されており、美味しい島グルメを味わえるのも魅力のひとつです。

島全体が温泉旅館!
孤島に広がる絶景温泉
「中の島(和歌山県)/紀州潮聞之湯」

和歌山県の勝浦湾に浮かぶ「碧き島の宿熊野別邸中の島」。島1つが丸ごと温泉旅館になっており、都会の喧騒から切り離された孤島に癒しの空間が広がっています。源泉掛け流しの天然温泉「紀州潮聞之湯」では、一面に広がる大海原の中で海との一体感を味わいながら、日々の疲れをリフレッシュ。眼前まで波が押し寄せ、目を閉じると心地よく響く波音に身も心も癒されます。中の島の温泉は、硫黄成分を多く含んでおり、シミ予防やシミ抜きにも効果的。また適度な刺激で肌の角質を取る弱アルカリ性の泉質なので、美肌効果も高いと言われています。さらに1日700トン、毎分438リットルという豊富な湯量を誇り、常に新鮮な天然温泉を楽しめるのも特徴です。

優雅なリゾート気分を味わう
異国情緒あふれる温浴施設
「初島(静岡県)/島の湯」

静岡県の熱海港から高速船で約30分、首都圏から1番近いリゾートアイランドとして知られている初島。亜熱帯植物が生い茂る南国リゾート「PICA 初島」があり、グランピングやアスレチック、リゾートレストランなど、さまざまなレジャー施設が揃っています。その中でも、リゾート気分を味わいながら優雅な時間を過ごすことができるのが海泉浴「島の湯」。島だからこそ実現できた海岸線ぎりぎりの露天風呂で、夜は満点の星空、朝は朝陽を眺めるのも至福の時間です。海岸の地下40mから汲み上げた井戸水を沸かしたお湯は、ミネラルたっぷりの泉質が特徴。新陳代謝が促進されるほか、老廃物を身体内から排出する効果もあると言われています。「PICA 初島」のレジャー施設で遊び尽くしたあと、「島の湯」でゆったりと疲れた身体を癒しませんか?
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全国の秘湯ファンの
人気を集める野湯温泉
「硫黄島(鹿児島県)/東温泉」

鹿児島市から約4時間ほど船に乗ってたどり着く硫黄島。硫黄が採掘され栄えた島では、今でも硫黄岳から噴煙が立ち込めています。そんな硫黄岳を背景に、野趣あふれる秘境温泉を満喫できるのが「東温泉」。岩場に湧き出した温泉が3つあり、温泉によって温度が違っています。海水と反応すると温泉の色がきれいな乳青色に変色し、野湯温泉ならではの神秘的な光景を楽しめるのが魅力のひとつ。満潮や干潮、気候の変化によって海水の色が変化し、タイミングがよければ変色する海の中をウミガメが泳ぐ姿を見られるのだとか。また島で湧き出る温泉は皮膚病にも効果があるとされており、「日本名湯百選」にも選ばれています。

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【番外編】サウナ×離島
大自然の中で
究極の「ととのう」体験を

温泉と同じように、大自然の中でサウナを楽しめるのがテントサウナ。好きな場所でサウナができるので、サウナ愛好家を中心に注目が高まっています。2022年にオープンした沖縄県浜比嘉島の「totono house 吉本家」では、南国離島ならではの穏やかな気候の中、心も身体も「ととのう」テントサウナを体験できます。浜比嘉島は、本島と海中道路で繋がっており、那覇市内から車で約1時間でアクセスが可能。朝日を見た後にする「朝ウナ」や、星を見ながらの「星空テントサウナ」が人気です。
サウナ中級者〜上級者におすすめなのは、自然の中で少しワイルドなサウナ小屋を体験できる三重県間崎島の「離島キャンプ&サウナ」。1日1組限定の海上サウナで、薪割りから火起こしまで自分たちで行うセルフサービスのスタイル。サウナ後の冷やしは海にダイビング、そして潮風を浴びながらの外気浴と、プチサバイバルなサウナ体験を楽しめます。