SEA 2022.08.10

沖縄の離島を
アイランドホッピング!

〜3つのおすすめコース〜

離島と聞いてまず思い浮かぶのは、沖縄ではないでしょうか。私はこれまで沖縄にある離島を30島ほど巡ってきました。実際に訪れてみて分かった離島巡りの魅力、アイランドホッピングをするときにおすすめの拠点を、その特徴や楽しみ方と合わせてご紹介します。

えいちゃん
(島旅人)
「離島ってひとつの国みたい!」と島旅にハマり出し、80島以上の離島を旅する北海道出身の25歳。大学時代には旅行系ベンチャー企業や離島メディアのNPOでのインターンに参加。ゲストハウスの住み込みスタッフや漁業のアルバイトで数ヶ月の島暮らしを経験したのち、2022年4月からは島根県の隠岐諸島・知夫里島で「大人の島留学生」として1年間観光業に携わりながら島暮らし中。海と雪山、ビールが好き。
有人離島が40島以上の沖縄は
アイランドホッピングがおすすめ

「沖縄の離島に行きたい!」と言っても、沖縄の有人離島はなんと40島以上。一度の旅行じゃとても回りきれませんが、その分何度も行きたくなる魅力もあります。そんな沖縄でおすすめの旅スタイルが、一度の旅行で島々を渡り歩く「アイランドホッピング」です。アイランドホッピングと聞いてイメージするのは、船や飛行機での移動が伴う島旅ではないでしょうか。しかし沖縄では、さまざまなスタイルで島と島を移動することができます。架橋されている島々をレンタカーや原付で移動したり、ひとつの島を拠点に日帰り島旅なんてことも。あなたにぴったりなスタイルで、沖縄の離島をアイランドホッピングしてみませんか?いつもの沖縄旅行も、これでちょっぴり楽しみ方が広がると思います。

便利な沖縄本島を拠点にしても
わずか1時間半の船旅でケラマブルーの絶景に出会える!

沖縄本島を拠点とするアイランドホッピングを楽しみたい方は、那覇の泊港を利用するのがおすすめ。那覇の市街地や空港からもアクセスが良く、8つの島へ向かう船が出ている港なので、気軽に離島へ足を運ぶことができます。その8島の中で特におすすめしたいのが、慶良間諸島。座間味島・阿嘉島・渡嘉敷島などの島々で構成されており、「ケラマブルー」とも言われる美しい海は、行く度に感動と興奮を与えてくれます。3島間は村営船で結ばれており、1泊2日でも複数の島を巡ることができますよ。那覇から1時間半程度で訪れることができますが、本島とは違う離島特有の雰囲気や透き通る海に心を動かされます。リゾート地とはかけ離れているものの、のんびりとした時間の中で過ごす島の時間は、なんとも言えない心地よさ。僕のお気に入りの場所は、座間味の無人島から見る海です。紺碧の海を見ながらのんびりしたり、海に潜ってケラマブルーを満喫するのが最高の時間となっています。

石垣島を拠点にすれば
いろんな島を身軽に巡れる!

移動をする上で、大切になってくるのが身軽さ。着替えなどを入れると荷物が重くなり移動が大変になる…と心配になりますよね。石垣島拠点のアイランドホッピングならその心配はご無用です。石垣港から日帰りで行ける島は、なんと6島!どの島も石垣島と1日3〜7往復の船が出ており、島々への移動もスムーズです。6島もあれば島の雰囲気や景色も6通りなので、あなたのお気に入りの島がきっと見つかるはず。日帰りでも十分に楽しめますが、時間があるなら1泊するのもおすすめです。日中は観光客で賑わう島が、夜になるとその表情がガラリと変化します。民宿でみんなで島唄を歌ったり、街灯もない真っ暗な空の下で泡盛を交わしながら星空を眺めるひと時は、これぞ島旅と感じる瞬間。星の観測スポットや、泡盛を飲むためのお店を探す必要もなく、訪れた先々が島旅を楽しむ舞台となるのです。

船の時間を気にせず楽しめる!
宮古島と橋でつながる魅惑の島々を自分のペースで

沖縄の離島と聞けば、「宮古島」を想像される方も多いのではないでしょうか。そんな宮古島は、来間島・池間島・伊良部島・下地島と橋でつながっています。船の時間を気にせず、レンタカーや原付で訪れることができるだけでなく、橋がつなぐ海の真ん中から綺麗な海を見れることも、おすすめする理由の1つになっています。白い砂を土台に、一面に広がる「宮古ブルー」の海。これを見るだけでも、心が満たされます。思い立ったときに訪れることができるので、その日の天候や波風のコンディションで、ベストなビーチを探して海に入ることができます。旅の道中に姿を見せるのは、さとうきび畑や南国フルーツの無人販売、そして海岸線に続く美しい海。景色に見惚れて事故を起こさないよう気を付けながら、移動時間も楽しんでくださいね。

COLUMN

アイランドホッピングの前後に…
沖縄のツウな楽しみ方!

沖縄本島・那覇のいいところは、アクセスのよさです。空港から那覇の泊港までは約40分。中心地である国際通りからもタクシーで10分以内で行くことができます。「離島へ行くのもいいけど、その前後で那覇も楽しみたい…」。そんなあなたにおすすめしたい場所が、2ヶ所あります。1つ目は泊港から徒歩15分程度の場所にある「泊いゆまち」。ここでは那覇で水揚げされた新鮮な海鮮がたくさん並んでいるので、離島へ向かう前の腹ごしらえにぴったり。実は那覇のマグロの水揚げ量は全国でも有数の量を誇っているんですよ。もう1つは「せんべろ」という沖縄ではお馴染みの飲みスタイルが楽しめるお店。千円でドリンク数杯とおつまみが提供され、リーズナブルな価格で夜を楽しむことができます。離島から本島へ戻ってきた後、ホテルに荷物を置き「牧志・栄町」などのエリアでディープな夜を過ごしてみませんか?ついついハシゴしてしまうので、お財布と肝臓に要相談です。