抜群の鮮度を誇る海産物と
漁師町の風景

SHIMA INFORMATION

近畿エリア/ 兵庫県

家島 いえしま

面積
約5.00㎢
人口
約2,300人
観光スポット
城山公園、家島神社
特産
干しエビ、海苔など
アクセス
姫路駅からバスで約25分、姫路港へ。姫路港から家島行きの船で約30分
URL
http://h-ieshima.jp/mhi/

家島 ieshima

瀬戸内海国立公園にも指定
家島諸島屈指の有人島

家島諸島(いえしましょとう)は、兵庫県姫路市から沖合18kmほどにあり、大小44の島々から成っています。古くから瀬戸内航海の風待ち・潮待ちの要所として多くの旅人が訪れ、瀬戸内海国立公園にも指定されています。諸島人口の約60%は家島に在住。有人島はほかに坊勢島、男鹿島、西島があります。家島は家島諸島の中央に位置しており、姫路港からは船で約30分。島名は、嵐に遭遇した神武天皇がこの島に避難した際に「家のなかにいるように静かだ」と言われたことに由来すると伝えられています。家島は急斜面にぎっしりと家々が建っているため、路地裏が多く点在します。昔ながらの生活が垣間見える路地裏散策は、旅情を煽るとして人気です。海運業の背景や由来をガイドが説明しながら案内してくれるツアーもあります。港は活気にあふれ大きな海運業の船や漁師船も見られます。真浦港の近くにある「どんがめっさん」は、主人の帰りを待っていた大海亀が、長い歳月のうちに石になってしまったといわれている石。現在は航海の安全を守る水神として崇められています。「どんがめっさん」の頭を100回撫でると願いが叶うといいます。5月中旬から約1か月間は家島神社の周辺をはじめとする十か所程度で、ヒメホタルを観察できます。明滅を繰り返す光の群れは何とも幻想的です。

電動自転車でガイドと巡る
家島で必見の絶景スポット

家島のなかでも、特に景色が良いところを家島十景としてまとめています。真浦地区の城山公園にある「間浦古郭(まうらこかく)」は真浦港を一望できる場所。そこから降りてほど近くには「白髭霊祠(しらひげれいし)」といわれる真浦神社があります。また、家島十景の宮浦夜泊の近くにある宮浦神社は、家島神社と関係が深い神社で、7月24・25日の天神祭では宮浦神社の火を提灯行列が家島神社に移します。そんな家島神社は、家島諸島・播磨灘の総鎮守です。境内入り口の岩場は「詩を書き石」といわれ、学問の神様といわれる菅原道真が大宰府に左遷される途中、家島神社に参拝した際に詩を書いた岩といわれています。家島神社付近に自生する美しい原生林「天満霊樹」は神秘的。家島神社から尾根沿いに進んだところにある清水公園には「監館眺望(かんかんちょうぼう)」というビュースポットがあり、宮港や遠くは姫路の市街地までを一望できます。家島本島南端にある観音崎にかかる美しい月を「観音崎月」と表現されています。「宮浦夜泊」は宮港に、一晩船を泊めた時の趣ある眺め。漢詩では「入江のほとりは小さな山に囲まれ、青く澄んだ海は穏やかだ」と詠まれています。そのほか「赤坂清水・櫻谷雪景」、「坊勢寺跡(ぼうぜてらあと)」、「淡賀楯崎(あわがたてざき)」、「松島野馬(まつしまのうま)」もそれぞれ家島十景に数えられます。これらの名所は電動アシスト自転車に乗って、ガイドの案内で回ることもできます。

島の魅力を余すところなく味わえる
「しまたびプログラム」が人気

家島では「しまたびプログラム」と銘打ち、島の魅力をさまざまな角度から体験できるプログラムを用意しています。初めて訪れる方におすすめの家島ビギナーコースでは、主要産業の採石をテーマに、ガイドが島の暮らしを案内。青い海と空に囲まれた離島ならではの時間を味わえます。家島の普段の暮らしを覗くなら真浦地区の路地裏コース。島のお店が集中しているエリアでもあるので、お土産の購入や出航までの時間潰しにぴったりです。原生林と海に囲まれた神社を目指す宮コースでは、停泊した船が波に揺れる様子や原生林の中に鎮座する家島神社を巡ります。真浦地区とは違った島らしい風景、波音と鳥の鳴き声のハーモニーにリフレッシュできること間違いなし。また、家島の魅力は陸地だけではありません。家島の海を満喫したい方はカヌーで家島の海をお散歩。経験豊富なインストラクター「いえしまコンシェルジュ」が海を案内します。安定感のあるカヌーで、乗り方も丁寧に指導してくれるので初心者でも安心です。より海を感じたい方にはチャーター船で巡る家島諸島「四十四の島」クルーズがおすすめ。海上タクシーで家島諸島の島々の間を縫うように巡ることで、潮風を感じながら島・海・空が織りなす絶景を360°楽しめます。また、マリンスポーツを楽しめる施設として「姫路市家島B&G 海洋センター」があります。体育館、温水プール、グランド、テニス コートなどを有する総合スポーツ施設ですが、併設する艇庫ではヨット、ウインドサーフィン、カヌーなども体験できます。

獲れたての海鮮グルメを召し上がれ
海の恵みを加工したお土産も人気

複雑な海岸線に囲まれた島周辺は魚にとって格好の棲家になります。全国でも指折りの漁獲高を誇る家島では、瀬戸内海で獲れた新鮮な魚介類が味わえます。特に晩秋〜冬に旬を迎える坊勢島産サバや家島産ワタリガニは絶品。多様な海鮮グルメを目当てに観光客が多く訪れます。また、ご当地グルメはお土産品としても人気。「家島諸島特産・味付けのり」は冬の間、海苔網を海に張り出し、丁寧に育てられることで、豊かな磯の香りを蓄えます。「のりっこ」は、家島特産の海苔を鍋で優しく炊き上げたもの。無添加無着色で、海苔本来の味と香りが広がります。「干しエビ」は播磨灘の海流で育ったえびの旨さがまるごと凝縮されており、噛みしめるたびに風味が口いっぱいに広がります。「家島えびカレー・レトルトパック」は、地元の家島高校の学生と地元の漁協などが共同で、島に伝わる家庭料理を「えびカレー」として商品化。地元産の小エビをふんだんに使用しており、家島らしさが詰まったご当地カレーです。そのほか家島の海水を使い、平釜でじっくりと煮詰めて作られる「家島の天然塩」は、瀬戸内の海のミネラルが含まれているヤマニ水産の自然海塩。「手作りジャム」は、島の実工房の可愛い木の実の手作りジャムです。

情報提供 / 家島観光事業組合

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