大橋の開通で活気付く
瀬戸内海の日生諸島の島

SHIMA INFORMATION

中国エリア/ 岡山県

頭島 かしらじま

面積
約0.60㎢
人口
約404人
観光スポット
今川農園、花公園、たぬき山展望台、外輪海水浴場
特産
みかん、牡蠣
アクセス
①岡山県備前市日生町から「備前❤日生大橋」を渡り鹿久居島へ。鹿久居島を横断し、「頭島大橋」を渡り頭島へ。
②岡山駅からJR赤穂線で約1時間、日生駅で下車。徒歩で日生港へ。日生港から定期便で約25分
URL

頭島 kashirajima

島が活性化したきっかけ
備前♡日生大橋の開通で島が賑わう

岡山県備前市に属している日生諸島にある有人離島です。日生諸島の中では最も人口が多く、山林もありますが民家や町並みが島全体的に分布しているのが特徴です。民宿やペンションが多く、島外からも観光で訪れる人が増えています。その理由には頭島と鹿久居島を結ぶ「頭島大橋」が2004年に開通し、2015年には鹿久居島と本島を結ぶ「備前♡日生大橋」が開通したことで島外からアクセスしやすくなったことがあります。島の地形は流紋岩で構成され、温暖で降水量が少ない瀬戸内特有の気候。牡蠣の養殖やみかん栽培が盛んです。特に牡蠣の養殖は島の安定した産業となり、2014年には牡蠣の加工場も建設されています。1970年ごろからみかん農園は観光農園となり、これが1つのきっかけで宿泊施設の需要が高まりました。そして島で初の宿泊施設となる「頭島フィッシングセンター」が設立されました。島にはいくつかのみかん畑がありますが、1番大きなみかん農園は「今川農園」。小高い丘にあり、島の風景を見下ろしながら澄んだ空気の中でみかん狩りをすることができます。また島の中央に位置する「たぬき山展望台」もおすすめスポット。島で1番高い場所にあり、空・海・山の大パノラマと牡蠣筏やみかん畑など瀬戸内ならではの風景を一望できます。展望台の下は花公園があり、四季折々の花々が美しく、そこから歩く遊歩道にも花が咲き誇ります。春には遊歩道に桜並木ができ、ビュースポットの1つとなっています。

島のアクティビティーが豊富
海水浴やグランピングを堪能

島で1番大きなビーチは「外輪海水浴場」。なだらかなカーブを描く砂浜で、プライベートビーチのようにゆったり過ごすことができます。海水浴付近にはペンションとヴィラがあり、海水浴を楽しんだ後はゆっくりと宿で体を休めてバケーションを満喫できます。また、海水浴場の裏手には磯釣りやカヌーができるスポットがあり、マリンアクティビティも堪能。島の集落の中心は頭島漁港付近で、北側には民宿やペンションが点在。どこも瀬戸内海沿岸部に近く、新鮮な魚介を使用した料理のおもてなしを堪能できます。本当近い距離でありながら、非日常の旅を満喫できます。また、島の北側には「Adbe Camp」というキャンプ場があり、手軽にグランピングキャンプが楽しめる場所として人気を集めています。ゲルテントと言われる最大8人程度収容できるテントや見た目がスタイリッシュな大型のドームテントは、とても広々とした空間の中で宿泊することができます。まさに今人気のグランピングも、頭島で楽しむことができます。キャンプ場からの絶景を眺めることができたり、底引き網やバーベキューなどのアクティビティーも多数用意されているので、丸1日キャンプ場で過ごすことができます。

おしゃれなカフェやレストランめぐり
ミシュラン1つ星のイタリアンが人気

島にはおしゃれなカフェやレストラン、海水浴場、ゴルフ場、釣りスポットなどがあり、観光できるところが豊富。島の北西部の先にある頭島グラウンド・ゴルフ場では、瀬戸内海を眺めながら開放感あふれる中でのプレーが堪能できます。天然芝があり、子どもからご年配の方まで幅広く楽しめるのが魅力的です。橋が開通してからレストランやカフェが相次いでオープンし、おしゃれな雰囲気が観光客の気分を盛り上げてくれます。頭島の活性化を目指してオープンしたパン喫茶「カフェマルベリー」は、自家栽培の野菜や島で獲れた新鮮な魚を使用したランチが人気。パンももちろん自家製で、おすすめのメニューは「自家製パンのおまかせランチ」です。また、気軽に行けるカフェだけではなく、本格的なイタリアンが堪能できる「頭島レストラン」があります。ミシュラン1つ星を獲得し、グリーンスターまでも受賞した確かな味を約束するイタリアン料理です。旧頭島郵便局を改装し、古民家風に仕上げた建物は、なごみのある雰囲気です。

島の風習を大事にしたイベント
頭島あかりまつりで島を明るく

島では、「頭島土曜朝市」が6月中旬〜10月上旬ごろまで、漁協によって開かれます。獲れたてで新鮮な魚がお手ごろ価格で手に入り、人気が高いイベントとなっています。また、2018年から毎年8月には「頭島あかりまつり」が開催され、数多くの行燈が島を灯します。もともとは各家々が作った行燈を神社までの道に並べる風習がありましたが、人口の減少に伴って風習も薄れていきたことから「もう1度あかりを再現したい」という島民の思いが込められたイベントです。行燈づくりやワークショップ、地元グルメなどの「あかりマルシェ」で盛り上がります。島には珍しいオブジェも目にすることができます。「川辺荘」という元民宿には、巨大なボウリングのピンやスペースシャトルが建物の横に飾られてあります。中は「スペースシャトルコックピット風呂」と書いた看板があったり、カラフルにペイントされたお風呂が残されています。某テレビ番組にも取り上げられたこともあり、とてもアートが溢れる民宿だったようです。

情報提供 / 備前市役所

【 新型コロナウイルス感染症による影響について 】
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また、各離島への渡航時にはコロナウイルス感染防止に充分配慮をお願いいたします。

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