野生鹿が生息し古代体験も
楽しめる岡山県最大の島

SHIMA INFORMATION

中国エリア/ 岡山県

鹿久居島 かくいじま

面積
約10.17㎢
人口
約10人
観光スポット
みかん園、ペンションみかんの郷、古代体験の郷まほろば
特産
みかんなど
アクセス
①岡山県備前市日生町から「備前❤日生大橋」を渡り鹿久居島へ。鹿久居島を横断し、「頭島大橋」を渡り頭島へ
②岡山駅からJR赤穂線で約1時間、日生駅で下車。徒歩で日生港へ。日生港から定期便で約10分
URL

鹿久居島 kakuijima

野生鹿が多いことが島名の由来
アオサギの繁殖もあり鳥獣保護区に指定

岡山県最大の島として知られる周囲28kmの有人離島です。最大の島とはいえ人口は約10人で、地形はほとんどが山林になっている自然あふれる島です。鹿が多いことから「鹿久居島」と名付けられました。もともとは無人島でしたが、1947年に入植が始まり、有人となっていきました。島には岡山藩政時代の罪人流刑地となった「鹿久居島流罪地跡」があります。鹿久居島は、首切り島として重罪犯の仕置場となっていました。「日本刑罰史跡考」には、島の西側に牢舎があったと記載されています。風待ち港が開港されて以降12年間、流刑地として制定されていました。2004年に頭島大橋が開通し、2015年には「備前♡日生大橋」が開通したことから橋を通じて本土と陸続きになりました。野生鹿が生息することから自然環境は良好で、秋にはみかん狩りの観光客でにぎわいます。またアオサギの繁殖地であり、1953年に国指定鹿久居島鳥獣保護区に指定されています。

みかん園でみかん狩りを堪能
ペンションみかんの郷では宿泊も可能

島の特産はみかんで、島には4園のみかん農園があります。それぞれのみかん園には特徴があり、大型バスが駐車できる臨時の駐車場を完備しているところやバーベキューができるテラスがあるところ、お土産販売やカフェを併設している農園もあります。特に、山本農園の直売所では新鮮な島の農産物や手づくりジャム、アイスクリーム、季節のジュースが味わえます。また、島には宿泊施設の1つである「ペンションみかんの郷」があります。山の斜面に建ち、周辺の山々にはみかん園が広がります。客室からは海を見渡せる素晴らしいオーシャンビューを眺めることができます。さらに夜は満天の星空を眺めることもでき、朝から夜まで自然の景色を堪能。新鮮な魚介類と自家栽培の野菜をふんだんに使用した料理も魅力満載です。

島唯一の古代体験ができる貴重な施設
火おこし体験やカヌーを堪能

「古代体験の郷まほろば」では、その名のとおり古代の生活体験ができます。縄文時代の集落や暮らしを再現した施設です。当時の高床式住居と竪穴式住居も再現され、高床式住居では宿泊が可能。アメニティがないので、各自で事前に準備していきましょう。また、火おこし体験や竹竿釣り、カナディアンカヌーなど体験内容も充実。歴史の知識を深め、先人たちの知恵を体感できます。夏の1番人気は「カナディアンカヌー」。見渡す限りの海を1時間貸切で楽しむことができます。野生動物の観察や天体観察など自然を体いっぱいに感じられる体験も魅力的。ほかには「自炊メニュー」が用意され、赤米の雑炊やまほろば鍋、まほろば山海焼きを堪能することもできます。

遺跡や自然が広がる広場を訪れ
島をのんびり散策してリフレッシュ

中世ごろ栄えた港の遺跡である「鹿久居千軒遺跡」は当時の面影が感じられます。また、岡山藩主の池田光政が鹿狩りのときに腰掛けていたといわれる「御前岩」があるなど旧跡も残ります。「鹿久居千軒遺跡」は、縄文時代や弥生時代を経て、鎌倉時代には備前焼が出土されるなどして、港の集落が時代とともに形成されていったことが分かります。「御前岩」は、岡山藩主の池田光政がそこに座って獲物を待っていたとされたことから、人々から畏れ多い存在として岩の上に登る人はいなかったようです。自然保護公園の「鹿久居島中央園地」は、広々とした芝生が広がり、休憩スポットとしても利用できます。

情報提供 / 備前市役所

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