数々の別荘が残る島

SHIMA INFORMATION

中国エリア/ 岡山県

鴻島 こうじま

面積
約2.09㎢
人口
約56人
観光スポット
泊山展望所、御所垣史跡
特産
みかんなど
アクセス
岡山駅からJR赤穂線で約1時間、日生駅で下車。徒歩で日生港へ。日生港から定期便で約15分
URL

鴻島 kojima

みかん狩り最大規模を誇る農園で
秋の味覚に舌鼓を打つ旅

岡山県備前市にある日生港の南4kmの位置にある有人離島です。平地が少なく、小高い丘に家々が立ち並び、その中の多くは別荘となっています。昔は「香島」や「甲島」と呼ばれ、のちに「鴻」が生息するようになったことから現在の島名になったようです。元は無人島でしたが、1920年代に日生町が開墾を奨励して以降入植が始まりました。島では、古墳や土器が出土しており、太古から生活していた歴史があるといわれています。人が移り住んでから葉タバコやみかん栽培が盛んとなり、秋にはみかん狩りでにぎわいを見せます。島には「横山農園」「田口農園」「日後農園」といったみかん狩り農園があります。農園は約1.5haもある広大な面積でオレンジ色の景色が広がります。現在は「横山農園」のみ運営しており、岡山県では最大規模の農園といわれています。日曜、祝日限定で本島の日生港から「みかん狩り専用船」が出ており、農園まで向かうことができます。夏の照りつける太陽と水はけの良い土壌の環境で育ったみかんは、ひときわ甘く糖度は抜群。小高い丘に点々ある別荘は白とピンク色をベースにした可愛らしい家や赤や青の屋根などカラフルな家などが並びます。遠くから見ると、どこか地中海の雰囲気にも似ていて、異国感じる光景を見ることができます。

隠れ家ヴィラ&コテージ「あした」で
のんびりリゾートやバーベキューを楽しむ

島には隠れ家ヴィラ&コテージの「あした」があります。レトロでモダンなイメージの中に木造の温かみが溢れる宿です。「ログあした」「あしたのM」「りゅうハウス」「ままはうす」の全4棟で、好みのスタイルを選ぶことができるヴィラ。特に、「あしたのM」は1棟丸ごと「木」にこだわったつくりが特徴です。洋風な雰囲気も交えながらバルコニーで瀬戸内海を眺めながらゆったりと過ごしていると、まるで海外に訪れた気分に浸れます。「ままはうす」は女性とカップル限定の棟。気兼ねなく二人の時間を楽しみたい人や女子旅を楽しみたい人におすすめの宿です。ヴィラ内には自動販売機や売店がないので、本土で事前に購入しておく必要があります。バーベキューセットレンタルは1,200円で貸し出しOK、長期滞在割引などサービスも充実。

別荘で過ごす特別な夏のレジャー
海水浴や潮干狩り、釣りなどを楽しむ

ベストシーズンは夏。島の唯一の海水浴場である「亀の浦海水浴場」は、小さいながらものんびりと過ごすことができるビーチで、シーズンでも混雑することはありません。ファミリーでのんびり過ごす場所としてはぴったりです。春から夏にかけての過ごしやすい季節に、島外から別荘を利用しに訪れる人もいますが、中には使われていないところもあります。物件のリフォームや転売も行っている場合もあるので、田舎暮らしや島暮らしを検討している人はチェックしてみるのもいいかもしれません。そのほかにも潮干狩りや釣りなどのレジャー楽しめます。潮干狩りは日生諸島の沿岸部でそれぞれ3〜7月下旬に行われ、多くの人でにぎわいます。また亀の浦の地区には「よろづかげ」という入り江があり、行き来する船が水を汲むために使用する古井戸が2つ残されています。

島の中央にある「泊山展望所」で
瀬戸内の多島美を眺めてリフレッシュ

島には鴻島神社があり、鳥居をくぐってL字の階段を上っていきます。鳥居の両脇には狛犬の像があり、狛犬の足元を見ると子どもの狛犬を踏みつぶそうとしているなんとも珍しい光景を目にすることができます。島の中央には「泊山展望所」があり、日生諸島や小豆島などの瀬戸内の多島美を望むことができます。島内には案内の看板がありませんが、泊山展望所には島民による手づくりの看板やベンチなどが設置されています。

情報提供 / 備前市役所

【 新型コロナウイルス感染症による影響について 】
新型コロナウイルス感染症の影響により、開催ができない行事などが多数ございます。
各施設の営業なども予定なく変更される場合があります。詳細については各施設・店舗までお問い合わせください。
また、各離島への渡航時にはコロナウイルス感染防止に充分配慮をお願いいたします。

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島で暮らす人たちから届いた、日々の情報を紹介していくニュースページです。
イベント情報はもちろん、季節ごとに移り変わる島のリアルな情景をお届けできたらと思います。
様々な表情を見せる島の日々をお楽しみください。