観光・自然・歴史・食事、
すべてがそろった島

SHIMA INFORMATION

関東・中部エリア/ 新潟県

佐渡島 さどがしま

面積
約855㎢
人口
約52,440人
観光スポット
景勝地、史跡、歴史的建造物、海水浴場 キャンプ場、トレッキングコース
特産
魚介類、お米、銘酒
アクセス
新潟駅から新潟港まで約30分。新潟港から両津港まで高速船で約67分
URL
https://www.visitsado.com/

佐渡島 sadogashima

日本ジオパークにも認定された
地球と大地の醍醐味を味わえる島

日本海側最大の島、佐渡島。北に金北山をはじめとする大佐渡の山地、南に大地山をはじめとする小佐渡の山地があり、中央部には国中平野が広がっています。面積は約855k㎡(東京23区の約1.4倍)、海岸線は約280㎞。日本ジオパークにも認定される美しい自然と生態系、貴族・武家・町人の3つの文化が融合した独自の伝統文化、そして佐渡島の気候風土が生み出す豊かな食文化がそろっていることから、「日本の縮図」とも呼ばれる豊かな島です。佐渡島の気候は海洋性で、気温の年変化・日変化が小さく、四季折々の顔を見せてくれます。夏は高温多湿、冬は豪雪地帯である新潟県の離島のため、同じように雪が多くて寒いというイメージを持たれがちですが、積雪は本土ほどではありません。佐渡沖を流れる対馬暖流の影響を受けているためです。また、寒暖両系の植物境界線である北緯38度線が島の中央を通過するため、1,700種近い南北両系の植物が自生しています。このことに加え、1,000mを越す山や名勝地および天然記念物に指定された海岸を持ち、かつて日本一を誇った金山があり、トキをはじめとする多くの生き物を育む場となっていることなどから、地質学的重要性のある領域として日本ジオパークに認定されました。佐渡金銀山の繁栄、野生のトキが日本で最後まで生息した場所、さらに伝統文化のたらい舟が自然に合わせた乗り物であることなどは、この大地の恵みと密接に関係しています。

徳川幕府の財政を支えた佐渡金銀山
日本の近代化にも大きく貢献

日本最古の歴史書「古事記」の国生み神話では、大八島の7番目として登場する佐渡島。かつては流刑地に定められ、順徳上皇や世阿弥など貴族や知識人も流されてきました。江戸時代には相川地区に金銀の大鉱脈が発見され徳川幕府の直轄地となりました。金銀山開発に伴い佐渡奉行所が設置され、各地から移り住んだ人々で鉱山の町は大いに栄え、豊富に産出された金銀は徳川幕府の財政を支えていたのです。400年にわたる佐渡金山の歴史は、その後の日本経済の発展にも貢献しています。現在は金に代わり、四季の変化に富んだ海洋性気候のもと、豊かな土壌と気候を活かした農業や漁業などが営まれ繁栄しています。農業の中心は米づくりで、特産品もお米(厳しい基準をクリアしたブランド米「朱鷺と暮らす郷」)です。おけさ柿、ルレクチェ、ビオレ・ソリエスなどの果樹栽培も盛んで、佐渡牛などの畜産業にも取り組んでいます。漁業では南蛮エビ、ズワイガニ、イカ、ブリ、マグロなどが水揚げされており、日本海の荒波で育まれたアワビ、サザエ、海藻類などが採れ、加茂湖や真野湾で育てられた牡蠣も有名です。このようにさまざまな海産物に恵まれる漁業が佐渡の食を支えています。また、島内には5つの酒蔵があり、佐渡ならではの個性的な日本酒も生み出されています。

大きな島ならではの恵まれた環境
ダイナミックな景観の観光スポットも

自然あふれる景勝地として真っ先に挙げられるのは、「日本の渚100選」に選定された国定公園の「尖閣湾」。高さ30mの絶壁と岩礁が、見事でダイナミックな景観を作り出しています。ドライブで佐渡を楽しむのなら、全長およそ30kmの展望道路「大佐渡スカイライン」があります。最高地点の標高は900mを超え、佐渡全島を大パノラマで俯瞰できるドライブコースです。佐渡島といえば佐渡金銀山。江戸時代の坑道を公開している「史跡佐渡金山」、山を斧で割ったように見える露頭掘り跡の「道遊の割戸」、佐渡金銀山の価値や魅力を伝える「きらりうむ佐渡」など見どころがいっぱいです。「トキの森公園」の園内には「トキふれあいプラザ」があり、大型ケージ内でトキの飛翔・採餌などを間近で観察できます。体験をするなら歴史的伝統文化の「たらい舟体験」。「佐渡西三川ゴールドパーク」では砂金をすくう体験ができ、採った砂金はストラップやペンダントなどに加工して持ち帰ることができます。佐渡島で是非とも食べてみたいのは、人気ご当地グルメの「佐渡天然ブリカツ丼」。佐渡産天然ブリのカツに特製あごだし醬油ダレをくぐらせてご飯にのせた丼は、佐渡島でしか味わえない一品です。佐渡には、海水浴場 キャンプ場、トレッキングコース、夕陽の絶景ポイント、古の歴史や文化に触れられる建造物や体験などが盛りだくさん。観光・自然・歴史・食事・温泉のすべてを網羅しています。

全国から集まるスポーツイベント
熱気あふれる伝統芸能「鬼太鼓」

佐渡島の4大スポーツイベントとして、「佐渡トキマラソン」「スポニチ佐渡ロングライド210」「佐渡オープンウォータースイミング」「佐渡国際トライアスロン大会」が毎年開催されています。佐渡島の伝統芸能として有名なのは、鬼が太鼓の音に合わせて舞い踊る「鬼太鼓(おんでこ)」。その年の五穀豊穣や大漁、家内安全を祈りながら集落の家々の厄を払うもので、島内の多くの祭礼で舞われる代表的な伝統芸能です。島内には約120地区の鬼太鼓があるといわれ、豆まき流・一足流・前浜流・花笠流・潟上流の5流に分けられます。一口に鬼太鼓といっても集落によっては内容が違うため、同じようなものは1つとしてありません。毎年5月に両津地区で開催される「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」では、各地区から集まったさまざまな鬼太鼓を観ることができます。佐渡島内で伝承されてきた各地域の芸能を居ながらにして鑑賞できるとあって、観客は毎回1万人を超えるほどの人気イベントです。ほかにも、「佐渡金山桜並木ライトアップ」「京町音頭流し宵乃舞」「佐渡小木たらい舟・さざえ祭り」「世界の鼓童とともに芸能の宝島佐渡」など多くのイベントやお祭りが開催されます。開催月は予定のため、詳しくは佐渡観光交流機構にお問い合わせください。

情報提供 / 佐渡観光交流機構

【 新型コロナウイルス感染症による影響について 】
新型コロナウイルス感染症の影響により、開催ができない行事などが多数ございます。
各施設の営業なども予定なく変更される場合があります。詳細については各施設・店舗までお問い合わせください。
また、各離島への渡航時にはコロナウイルス感染防止に充分配慮をお願いいたします。

shima-

島で暮らす人たちから届いた、日々の情報を紹介していくニュースページです。
イベント情報はもちろん、季節ごとに移り変わる島のリアルな情景をお届けできたらと思います。
様々な表情を見せる島の日々をお楽しみください。